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副腎疲労が治ったブログ|ステロイド服用の危険性について

副腎疲労が治ったブログ|ステロイド服用の危険性について
公開日:2025年07月08日
更新日:2025年07月08日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

副腎疲労症候群とステロイド剤について解説します

自律神経専門の鍼灸治療を行っている鈴木です。
副腎疲労症候群という名称を聞いたことがある方はおられますでしょうか。

当院では「疲れが取れなくて、副腎疲労症候群かもしれないので治してほしい」といった患者様が多くご来院されます。
病院でもないのになぜ鍼灸院に副腎疲労症候群で悩まれる方がご来院されるのでしょうか。

それは急性副腎不全(副腎クリーゼ)や副腎皮質機能低下症は医学書に記載されている病気ですが、「副腎疲労症候群」という名称は医学書に記載されていないからです。
そのため副腎疲労症候群の治療を行っており病院が少ないのが現状であるため、当院のような自律神経専門の鍼灸院に患者様がご来院されます。

今回は「副腎疲労が治ったブログ|ステロイド服用の危険性について」と題して、副腎疲労症候群とその治療と称したステロイドが使われることの問題点について解説します。

自律神経専門の鍼灸治療を行っている鈴木です。
副腎疲労症候群という名称を聞いたことがある方はおられますでしょうか。

当院では「疲れが取れなくて、副腎疲労症候群かもしれないので治してほしい」といった患者様が多くご来院されます。
病院でもないのになぜ鍼灸院に副腎疲労症候群で悩まれる方がご来院されるのでしょうか。

それは急性副腎不全(副腎クリーゼ)や副腎皮質機能低下症は医学書に記載されている病気ですが、「副腎疲労症候群」という名称は医学書に記載されていないからです。
そのため副腎疲労症候群の治療を行っており病院が少ないのが現状であるため、当院のような自律神経専門の鍼灸院に患者様がご来院されます。

今回は「副腎疲労が治ったブログ|ステロイド服用の危険性について」と題して、副腎疲労症候群とその治療と称したステロイドが使われることの問題点について解説します。

副腎疲労症候群という概念が生まれた歴史

「副腎疲労症候群」は1990年代にアメリカのジェームズ・L・ウイルソンによって提唱された概念です。
これはステロイドホルモンを測定して評価するのではなく、質問票を用いて評価するものであり、あくまでも概念にすぎません。
そのためエビデンスに基づいた明らかな病理がないため「病気」ではありません。

それにも関わらずアメリカだけでなくヨーロッパや日本でも一部の医療機関で副腎疲労症候群という概念に対する診療を行うところが出てきました。
しかし、世界各国の内分泌学会は副腎疲労症候群という病気は存在しないということで一致しています。
そして、それを裏付ける論文が2016年に発表されています。

「副腎疲労症候群」は1990年代にアメリカのジェームズ・L・ウイルソンによって提唱された概念です。
これはステロイドホルモンを測定して評価するのではなく、質問票を用いて評価するものであり、あくまでも概念にすぎません。
そのためエビデンスに基づいた明らかな病理がないため「病気」ではありません。

それにも関わらずアメリカだけでなくヨーロッパや日本でも一部の医療機関で副腎疲労症候群という概念に対する診療を行うところが出てきました。
しかし、世界各国の内分泌学会は副腎疲労症候群という病気は存在しないということで一致しています。
そして、それを裏付ける論文が2016年に発表されています。

副腎疲労症候群が病気と認定されない理由

2016年にBMC Endocrine Disordersから「Adrenal fatigue does not exist: a systematic review(副腎疲労症候群は存在しない:系統的レビュー)」という論文が発表されています。
この論文の著者たちは、副腎疲労症候群に関連する3470件の論文の中から「ステロイドホルモンを評価していない論文」「ステロイド治療が行われていない論文」などを除いて、比較的質が高い58件の論文を抽出して解析を行っています。

その結果、これらの論文でも以下のような問題がわかりました。
・研究デザインに問題がある
・疲労の評価に客観性が乏しい
・ステロイドホルモンの評価に問題がある
・研究結果から得られた考察に問題がある

そのため、この論文の著者たちは、「adrenal fatigue is still a myth.(副腎疲労症候群は依然として神話である)」と結論付けています。

この論文の結果は、様々な研究結果を統合した系統的レビューであるため、エビデンスレベルは比較的高いものです。
そのため日本の内分泌科医師の中でも「副腎疲労症候群という病気は存在しない」と考えているクリニックは多くあります。

副腎疲労症候群にステロイド投与は問題

現在、一部の医療機関では副腎疲労症候群の治療と称してさまざまな治療が行われています。
生活習慣の改善を促したり、漢方薬やビタミン剤を処方したりすることが多く、これらの治療は倦怠感などの諸症状に有効と考えます。
高額なサプリメント販売という費用の問題を除けばアプローチに問題はありません。

しかし、一部の患者さんに対してコートリルなどのステロイドを処方されることがあり、これは身体に深刻な問題を与えるものだと考えられています。
本来ステロイドの補充は副腎皮質機能低下症や病気の治療でステロイドが必要と判断される場合に限って行うべきものです。
その対象であるステロイド補充が必要な副腎皮質機能低下症の方でもステロイド投与量の調整が難しく過剰投与が課題となっています。

現在、一部の医療機関では副腎疲労症候群の治療と称してさまざまな治療が行われています。
生活習慣の改善を促したり、漢方薬やビタミン剤を処方したりすることが多く、これらの治療は倦怠感などの諸症状に有効と考えます。
高額なサプリメント販売という費用の問題を除けばアプローチに問題はありません。

しかし、一部の患者さんに対してコートリルなどのステロイドを処方されることがあり、これは身体に深刻な問題を与えるものだと考えられています。
本来ステロイドの補充は副腎皮質機能低下症や病気の治療でステロイドが必要と判断される場合に限って行うべきものです。
その対象であるステロイド補充が必要な副腎皮質機能低下症の方でもステロイド投与量の調整が難しく過剰投与が課題となっています。

生活習慣病や骨粗鬆症のリスクを高める

そのため、ステロイドの補充が必要ない副腎疲労症候群の方にコートリルなどのステロイドを内服させることは、生活習慣病(糖尿病や脂質異常症など)や骨粗鬆症、感染症などのリスクを高めるとされています。
したがって、副腎疲労症候群へのステロイドの使用は不適切と考えられています。

そのため、ステロイドの補充が必要ない副腎疲労症候群の方にコートリルなどのステロイドを内服させることは、生活習慣病(糖尿病や脂質異常症など)や骨粗鬆症、感染症などのリスクを高めるとされています。
したがって、副腎疲労症候群へのステロイドの使用は不適切と考えられています。

副腎疲労症候群の治療と称してステロイドを内服されている方へ

副腎疲労症候群は副腎皮質機能低下症ではないため、ステロイド治療を直ちに中止すべきです。
しかし、一度ステロイドを開始するとすぐに減薬や断薬といった中止に移行することができません。

なぜならステロイドの内服によって体内で自然と生成されるステロイドホルモンが減少するからです。
また体内のステロイドホルモンの分泌に問題がなくても、ステロイド依存状態となり中止が困難になることもあります。
そのため、ステロイドの内服中に自己判断で減薬や断薬を行うことは絶対に避けてください。

副腎疲労症候群は副腎皮質機能低下症ではないため、ステロイド治療を直ちに中止すべきです。
しかし、一度ステロイドを開始するとすぐに減薬や断薬といった中止に移行することができません。

なぜならステロイドの内服によって体内で自然と生成されるステロイドホルモンが減少するからです。
また体内のステロイドホルモンの分泌に問題がなくても、ステロイド依存状態となり中止が困難になることもあります。
そのため、ステロイドの内服中に自己判断で減薬や断薬を行うことは絶対に避けてください。

ステロイドの減薬や断薬は専門医と相談する

ステロイド治療を中止したい場合は、内分泌内科の医師に相談することをお勧めします。
専門的な内分泌内科では再度血液中のステロイドホルモン値を測定し、ステロイドが必要かどうかを判断します。
その中でステロイドが必要ないと確定した場合にのみ、ステロイドの中止または減量を行います。

副腎疲労症候群を根本的に改善するには東洋医学の鍼灸

心身の状態をコントロールするためにはコルチゾール分泌を正常に維持できるようにすることが重要です。
そのためにはコルチゾールを作っている副腎が元気であることが大切です。

当院では東洋医学ではこのような副腎疲労を改善するには「自律神経の正常化と血流改善が重要」と考えています。
そのため当院ではこの改善を目的とした一人ひとりの体質に合った効果的なポイントに鍼灸治療を行います。

当院の鍼灸治療は病院の薬物療法やマニュアル通りの治療ではできない柔軟な鍼灸治療で効果を引き出します。

「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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