BLOG

ブログ

口の中が苦いのは薬の副作用|薬の副作用による味覚障害

口の中が苦いのは薬の副作用|薬の副作用による味覚障害
公開日:2025年07月03日
更新日:2025年07月03日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

薬の副作用による味覚障害を解説します

今回は「口の中が苦いのは薬の副作用|薬の副作用による味覚障害」と題して医薬品の副作用である薬剤性味覚障害について解説します。

味覚障害の症状は人によって様々に起こる

味がわからないことを味覚障害といいます。
その症状は様々ですが舌の一部、片側、舌全体に味覚を感じないことが主に起こります。

味覚障害の程度も、濃い味でなければ感じないもの(味覚減退)や、全く味を感じないもの(味覚消失)があります。
さらに本来の味を異なった味に感じること(錯味)もあります。

なかには「口の中が苦く感じる」といった症状も味覚障害では起こります。

味がわからないことを味覚障害といいます。
その症状は様々ですが舌の一部、片側、舌全体に味覚を感じないことが主に起こります。

味覚障害の程度も、濃い味でなければ感じないもの(味覚減退)や、全く味を感じないもの(味覚消失)があります。
さらに本来の味を異なった味に感じること(錯味)もあります。

なかには「口の中が苦く感じる」といった症状も味覚障害では起こります。

味覚障害が起こる原因について

味覚障害が起こる原因として以下のようなものが考えられます。
・薬の副作用(薬剤性味覚障害)
・糖尿病、肝障害や腎障害などの全身疾患
・風邪
・口腔疾患
・放射線治療の副作用
・亜鉛欠乏症(偏った食生活)
・ストレス

薬剤性味覚障害の原因となる薬剤(薬の副作用)の例として以下のようなものがあります。
亜鉛キレート作用(亜鉛の吸収を抑制する作用)のある薬や唾液分泌をおさえる薬があると味覚障害が起こりやすいと考えられています。

味覚障害が起こる原因として以下のようなものが考えられます。
・薬の副作用(薬剤性味覚障害)
・糖尿病、肝障害や腎障害などの全身疾患
・風邪
・口腔疾患
・放射線治療の副作用
・亜鉛欠乏症(偏った食生活)
・ストレス

薬剤性味覚障害の原因となる薬剤(薬の副作用)の例として以下のようなものがあります。
亜鉛キレート作用(亜鉛の吸収を抑制する作用)のある薬や唾液分泌をおさえる薬があると味覚障害が起こりやすいと考えられています。

味覚障害が起こりやすい薬剤の一覧

【利尿剤】
ラシックスなど

【降圧剤】
ノルバスク、ブロプレス、タナトリルなど

【鎮痛剤】
ボルタレン、セレコックス、ハイペンなど

【抗菌薬】
ミノマイシン、クラリス、ジスロマックなど

【糖尿病治療薬】
メトグルコ、アクトス、スターシスなど

【高脂血症治療薬】
リピトール、リバロなど

【抗がん剤】
ティーエスワン、ユーエフティ、ゼローダなど

【抗リウマチ薬】
リウマトレックス、レミケード、エンブレル、アラバなど

味細胞が不足すると機能低下し味覚障害になる

味覚を感じるのは、舌の表面にある味蕾(みらい)という微小な器官の働きによるものです。
この味蕾には味細胞という細胞が集まっています。
味細胞は新陳代謝が活発で約1か月という短い周期で新しく生まれ変わっています。
この味細胞の再生に亜鉛が使われます。

つまり、亜鉛が不足することで味細胞が再生できず機能が低下し、味覚障害が起こりやすくなります。
亜鉛不足は味覚障害だけでなく皮膚障害、脱毛、免疫機能の低下、貧血、成長障害(小児)なども引き起こします。

味覚を感じるのは、舌の表面にある味蕾(みらい)という微小な器官の働きによるものです。
この味蕾には味細胞という細胞が集まっています。
味細胞は新陳代謝が活発で約1か月という短い周期で新しく生まれ変わっています。
この味細胞の再生に亜鉛が使われます。

つまり、亜鉛が不足することで味細胞が再生できず機能が低下し、味覚障害が起こりやすくなります。
亜鉛不足は味覚障害だけでなく皮膚障害、脱毛、免疫機能の低下、貧血、成長障害(小児)なども引き起こします。

亜鉛の推奨摂取量

・食事から摂取する場合(1日あたり) 単位:mg
【推定平均必要量】

年齢 男性 女性
1~7 3~4 3~4
8~14 5~8 5~7
15~69 8~9 6
70以上 8 6

【推奨量】

年齢 男性 女性
1~7 3~5 3~5
8~14 6~9 5~8
15~69 10 8
70以上 9 7

※日本人の食事摂取基準2015年版より亜鉛の多く含まれる食品:牡蠣、カニ、レバー、牛肉、卵、ナッツ類など
・静脈投与の場合2.5~5mg/日 

薬剤の服用後2~6週以内に味覚障害が起こる

原因となる薬剤の服用後すぐに味覚障害が起こることがあります。
しかし、多くは2~6週以内に症状が出現します。

早期発見のためには出現した症状を見過ごさないことです。
以下のような症状が起こります。
・味が感じにくい
・食事が美味しくない
・食べ物の好みが変わった
・金属味、渋み、苦みなど嫌な味がする
・舌で味のしない部分がある
・口が渇く

薬剤の減量、断薬に加えて亜鉛の補給が基本

【原因薬剤の減量・断薬】
早期に断薬することで味覚障害が改善、回復に至ることが多い。
原疾患治療のため断薬できない場合は薬物の変更を検討する。

【亜鉛剤の補給】
プロマックⅮ:胃潰瘍のみ保険適応。1錠中に亜鉛を17mg含有し、適応外処方として使用される。
ノベルジン:ウィルソン病のみ保険適応だったが、2017年に適応拡大され低亜鉛血症の診断名で処方が可能になる。

【口腔乾燥の治療・唾液流出の促進】
口腔の浸潤を保つために、唾液分泌を促進するサリベート(人工唾液)を用いる。
また麦門冬湯、白虎加人参湯などの漢方薬は口腔乾燥に有効である。

【口腔清掃とケア】

見逃しやすい味覚障害に要注意

薬害による味覚障害は副作用の中でも肝障害や腎障害のように検査値からわかるもの、薬疹、眠気、便秘や下痢といった自覚症状から気付きやすいものではありません。
多くは患者様自身も副作用だと気付いていないことが多く見逃されがちです。

しかし、味覚障害は味がわからないことで食欲減退や栄養不足、味付けが濃くなって塩分をとりすぎるといった異変によって原疾患の治療に影響することも考えられます。
「何を食べても味気なくて・・・」といった何気ない会話から服用薬による副作用がある可能性を早期に発見し対処することが重要です。

薬害による味覚障害は副作用の中でも肝障害や腎障害のように検査値からわかるもの、薬疹、眠気、便秘や下痢といった自覚症状から気付きやすいものではありません。
多くは患者様自身も副作用だと気付いていないことが多く見逃されがちです。

しかし、味覚障害は味がわからないことで食欲減退や栄養不足、味付けが濃くなって塩分をとりすぎるといった異変によって原疾患の治療に影響することも考えられます。
「何を食べても味気なくて・・・」といった何気ない会話から服用薬による副作用がある可能性を早期に発見し対処することが重要です。

味覚障害は東洋医学の鍼灸治療で完治する

このような味覚障害の症状当院の鍼灸治療が効果的です。

味覚障害を改善するには水分代謝を促し胃腸を整えることが重要です。
当院では東洋医学の考えに基づき患者様の体質に合わせて東洋医学のツボを組み合わせた鍼灸治療を行っております。

個々の体質に合った東洋医学のツボを選定し上手に利用することで鍼灸の効果を引き出しています。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

患者様の声 口腔セネストパチー】
50歳女性  山梨県在住

Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
口の中からポロポロ何かが落ちる、舌が勝手に動く、 歯ぐきがとけている様な感じでした。

Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
たくさんの病院に行っても問題がないと言われ精神的にも落ち込んでいました。

Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
最後のとりでと思い、思い切ってきました。最初はとても不安でしたが、みなさん親切で安心でき ました。 症状は段々と良くなってきて、今はほとんど 気にならなくなりました。不安もなくなり、普通の生活 ができる様になりました。

Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
先生のおかげです。本当にありがとうございました。

他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



この症状に対する質問

質問をどうぞ

一覧に戻る