BLOG
ブログ
ストレスで口の中が変な味|口の中が変な味で気持ち悪い
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2025年07月04日
更新日:2025年10月29日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

口の中が変な味がする原因と改善方法を解説

今回は「口の中が変な味がする|自発性異常味覚について」と題して、口腔内の異常について東洋医学的な視点などを交えて解説します。
当院では通常の鍼灸治療と共に、東洋医学や漢方の視点からホリスティックな治療を取り入れて治療しています。
今回は味覚についてです。
「いつも苦い味がする」
「金属のような味がする」
というお悩みの方はぜひ最後までお読みください。
原因不明の味覚異常は自発性味覚異常

「いつも苦い味が口で感じる」「金属のような味が毎日ある」という不調があっても、口腔外科や歯科で検査では舌の炎症、歯肉の炎症、不適切な被せ物などは見当たらないことが多いです。
この不調は自発性異常味覚という状態が考えられます。
自発性味覚異常は「異常な味を感じるが原因がはっきりせず、通常の味覚とは違う不快な味を感じる」といった不調をさします。
この自発性異常味覚は味覚障害の1つです。
物を食べることで異常な味を感じる異味症と似ていますが、味覚異常の引き金になる行為が特定できない点が異なります。
自発性味覚異常の主な症状
自発性異常味覚の症状は個人によって様々です。
代表的な例として以下の症状があります。
【金属味】
口の中で常に金属的な渋い味を感じます。
飲食や歯磨きでも消えません。
【苦味】
頻繁に苦味を口の中で感じることがあります。
食事や歯磨きでも苦味が消えることはありません。
【塩味】
口の中に塩味の物を食べていなくても常にしょっぱい感じがします。
【化学物質の匂い】
口の中で化学物質の匂いを感じます。
これも口の中に何か入れても消えません。
自発性味覚異常の原因について

このような自発性味覚異常の症状はご本人にとってとても不快で飲食を妨げる可能性があります。
自発性異常味覚は心理的なストレスなどの問題を引き起こすこともあります。
しかし、自発性異常味覚の原因は明らかになっていません。
複数の要因が重なったことで発症することも考えられます。
現代医学で考えられているものは以下の通りです。
神経障害
脳や神経系の障害が自発性異常味覚を引き起こす可能性があります。
薬剤の副作用
薬剤によっては長期服用することで口腔内で味覚に影響を与えることがあります。
特に抗うつ薬や抗不安薬などの向精神薬が自発性異常味覚を引き起こすことがあります。
口腔内の問題
口腔内の合わない被せ物や義歯が精神的なストレスをつくり、自発性異常味覚を引き起こすことがあります。
また口腔内の健康状態が異常味覚に影響を与えることがあります。
全身疾患
糖尿病や腎臓疾患などの全身疾患が自発性異常味覚を引き起こすことがあります。
代謝や血流に影響が出て、味覚に異常をもたらすことがあります。
心理的要因
ストレスやうつ病などの精神的な問題が自発性異常味覚を引き起こすことがあります。
これらの要因は、脳内の神経伝達物質のバランスを崩し、味覚に影響を与える可能性があります。
自発性味覚異常に対する治療

自発性異常味覚の治療は原因によって異なります。
歯科や口腔外科で行われている一般的な治療は以下のようなものがあります。
薬物療法
薬剤が原因の場合は薬の変更や量の調整によって症状の緩和が期待できます。
薬剤の変更では抗うつ薬や抗てんかん薬などを使用することがあります。
また原因がはっきりしないときは、漢方薬が有効であることがあります。
歯科治療
口腔内の問題が原因の場合は、歯科医師による口腔ケアや歯科治療が必要となります。
全身疾患の管理
全身疾患が原因の場合は疾患に対する治療を行います。
心理的サポート
心理的サポートは、自発性異常味覚の治療において重要な役割を果たします。
異常な味覚を感じることで生じる心理的なストレスや不安は、日常生活や食事に影響を与え、さらなるストレスや不安を増大させます。
そのため、心理的な問題に対する適切な支援をし、ストレスや不安を解消させることは自発性味覚異常の改善に重要です。
自発性味覚異常は全身のアプローチで治す
このように、口腔内の異常に対する治療は医科だけでなくストレスや不安の解消など全身のアプローチが必要です。
歯科では口腔内の金属から起こる微小電流(ガルバニー電流)への対処、脳外科では脳の誤作動を引き起こす口腔内の刺激部位の調整などが行われます。
しかし、これらの治療でも改善されないことがあります。
そのときは東洋医学に基づく鍼灸治療が有効な場合があります。
自発性味覚異常だけでなく慢性的な口腔内の痛みや違和感などがある場合は、鍼灸治療が改善のための選択肢の1つである可能性があります。
そのときはお気軽にご相談ください。
自発性味覚異常は東洋医学の鍼灸治療で完治する
このような自発性味覚異常(口腔異常感症)の症状には当院の鍼灸治療が効果的です。
西洋医学ではこのような口腔内の不快感には「抗不安薬や抗うつ薬」という中枢神経に作用させる薬物を利用した対処療法しかありません。
さらにこのような抗不安薬や抗うつ薬の常用は依存性や離脱症状の危険性もあるため注意が必要です。
しかし、東洋医学ではこのような西洋医学で原因不明の症状でも鍼灸治療によって改善させることができます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
ストレスで口の中が変な味【55歳女性 会社員(東京都在住)】

【ストレスで口の中が変な味が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・東京都在住/55歳女性
ある時期から、強いストレスを感じると突然、口の中に「金属のような味」や「焦げたような苦味」が広がるようになりました。
食事中でなくても突然起こるため、日常生活に支障をきたし、食べること自体が不安になっていきました。
歯科や耳鼻科、内科を受診しても異常は見つからず、最終的に心療内科で「自発性異常味覚(ストレス性)」と診断されました。
抗不安薬やビタミン剤を処方されましたが、症状は改善せず、むしろ副作用で眠気や胃の不快感が出てしまい、ますます気分が落ち込んでいきました。
そんなとき、鍼灸が自律神経や味覚異常の改善に効果があると知り、専門の鍼灸院コモラボさんを訪ねました。
施術では、味覚やストレス反応に関係するツボ(合谷、内関、神門、翳風など)を中心に、全身の巡りと神経のバランスを整える治療を受けました。
3回目の施術後から、味の異常が出る頻度が少しずつ減り、9回目を終えた頃には、強いストレスを感じても口の中に変な味が広がることはほとんどなくなりました。
病院の薬では改善しなかったこの症状が、鍼灸によって根本から整えられたように感じています。
自発性異常味覚は見た目ではわかりづらく、周囲にも理解されにくい症状ですが、鍼灸という選択肢があることを、同じように悩んでいる方に知っていただきたいです。
他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)







この症状に対する質問