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大人の知恵熱?|原因不明の微熱が続く原因と対処法
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公開日:2025年05月20日
更新日:2025年05月20日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

原因不明の微熱の原因と対処法について

「原因不明の微熱が続いている」
「大人の知恵熱ってある?」
このように病院にいっても原因不明とされている微熱が大人になっても起こることがあります。
今回は「大人の知恵熱?|原因不明の微熱が続く原因と対処法」と題して解説していきます。
急に高体温になりすぐに体温が落ちる(ジェットコースター型)

主に精神的ストレスが関わる感情の変動で急に体温が上がることがあります。
例えば、以下のような場面で起こりやすいといえます。
・嫌いな人と合わないといけない
・勉強や仕事などで長時間ストレスがかかるとき
・緊張する場面があるとき
・満員電車に乗るとき
以上のように日常の些細なことでも過剰に体温は反応を起こすことがあります。
他の生理反応でいうとアレルギーと近いイメージかもしれません。
以前当院にご来院された小学生のお子さんが学校に行く前に39度の熱が出て、休むことが決まったら平熱まですぐに戻るという反応を起こしていたことがありました。
もちろん学校に行きたくないという精神的ストレスが熱を生んだことに間違いありません。
そのお子様の心理では「先生との相性が良くなかった」ということが根本の原因でした。
ぜひ、このジェットコースター型の症状で思い当たりのある方は根本原因を探ることも同時進行でしてみましょう。
微熱程度の熱が続くタイプ

先ほど解説したジェットコースター型はストレスへの対処法が改善のポイントになります。
しかし、こちらの「微熱程度の熱が続くタイプ」は精神的なストレスあるなしかかわらず症状が持続しているものです。
この場合は改善のために鍼灸治療が効果的です。
発生する原因には以下のパターンがあります。
・ストレスがはっきりしているもの
・割り切れるストレスが継続的に感じているもの
・ストレスを受けているが具体的な原因がわからないもの
以上のパターンに加えて日々の疲労も蓄積すると微熱が起こります。
また熱だけでなく同時に頭痛や肩こりや不眠なども持っている方も多い傾向にあります。
とくに更年期であったり生理不順を持っている方だったりするケースが多く感じます。
ウイルス感染後に微熱のみが続いているタイプ

最近では新型コロナによる感染症のため体温に関しての規律は厳しくなっています。
そのため誰でも熱を測る習慣というのが増えてきました。
この測る習慣が定着したことで「感染後も微熱のみが続いている」という方が一定数います。
現在でも「熱があるために仕事を休まなくてはいけないので困っている」という患者様がご来院されています。
このタイプの微熱はストレスと疲労が両方とも蓄積している状態と考えます。
中には普段から平熱が高めである方は「微熱が平熱」という方もおられます。
そういうかたはがんばりすぎないように、栄養や睡眠や入浴をしっかりとるようにと指導しております。
ストレスで起こる熱は感染症の熱と違う

ストレスが原因で起こる風邪での発熱は発熱の起こり方が違うといわれています。
風邪は主にウイルスに対する炎症で熱が発症します。
この感染による炎症が喉などに起こるとそのウイルスと戦うために体温が上がります。
そのため解熱剤などを使用すると炎症を抑えることができるため熱が下がります。
ストレスが原因の微熱は解熱剤が効かない

しかし、ストレスが原因の発熱は炎症が起きていないため解熱剤が効きません。
その理由にはストレスによって交感神経の興奮することで体温が上がるからです。
ストレスによる熱に対して鍼灸が有効なのはこの交感神経を鎮静させることができるからです。
病院では検査で炎症反応がなく、自己免疫や腫瘍やホルモン検査などの検査をして異常がない場合は「原因不明の発熱」と判断され、とくに具体的な治療は行いません。
こういった原因不明の発熱症状を心因性発熱と呼びます。
ですので心因性発熱の方は「原因がどこにあるのか」を調べるためにドクターショッピングを繰り返す方が多い傾向にあります。
改善には蓄積した疲労を解消していくことが重要

風邪などウイルス感染症ではないのに熱が下がらない方、頭痛やめまいなどで悩んでいる方は当院でもよくご来院されます。
多くの方は病院で原因不明と診断を受けたために「どこに行っていいかわからない」という状態です。
その中で若い子は主に精神的なストレスが原因である傾向にあり、大人になると過労や職場環境など様々な要因が重なって発症しやすくなります。改善のためには知らず知らずのうちに身体にたまった疲労やストレスの蓄積を上手に排出していくのが重要です。
ストレスによる微熱でお悩みの方はご相談ください
このようなストレスで起こる発熱(心因性発熱)は交感神経の過剰な興奮によって起こっています。
発熱を起こす要因にはストレスだけでなく慢性的な疲労、睡眠不足、心理的な不安感など様々なものがあります。
この治療に西洋医学では薬の処方による薬物療法以外にはありません。
しかし、さきほど解説したように自律神経(交感神経)に効かせる薬というものはないため、根本的な改善に至らないのは現状です。
東洋医学ではこのようなストレスによる発熱症状でも体質によって診断し治療まで結びつけることができるため治療が行えます。
また東洋医学の鍼灸治療は薬物を使わずに体質改善で不調を治すことができるため安心安全な治療法です。
ぜひ、お悩みの方は当院にご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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