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パニック障害は出産で起こる|パニック障害と妊娠出産について
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公開日:2025年05月16日
更新日:2025年05月16日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

パニック障害は発作的に呼吸困難などが起こる病気

パニック障害とはめまい、呼吸困難などの症状とともに、激しい不安が発作的に起こる病気です。
具体的に言うと以下のような反応が起こります。
・ドキドキ
・手足の震え
・胸の痛み
・息苦しさ
・吐き気
・息が詰まる
・しびれ
以上のような症状がパニック発作の中で四つ以上みられます。
この症状とともに大きな不安が伴います。
パニック障害で起こる予期不安は診断に重要
パニック障害は1日の中である一定時間に激しく起こります。
およそ10分以内に発作のピークに達して30分以内に発作が消える人が多いです。
症状の軽い人なら年に数回、多い人は1日に何回も繰り返します。
そのため「いつ、また発作が起こるのだろう」という不安を常に抱えています。
これを予期不安といい、パニック障害を診断する上で不可欠な要素です。
発作に起こる症状が多いほど治療が長引く
出現する発作の症状が多いほど、治療は長引きます。
パニック障害は中長期的に患う人がほとんどで、中には10年近く治療する人もいます。
しかし年齢を重ねるごとに、症状が軽くなる傾向にあります。
この病気は、何らかのショックを受けたときでなく、不意に突然理由なく起こります。
統計では家族性の要因も強いとされています。
そのため親子や兄弟姉妹で通院される方もおられます。
現在、日本では100人中平均3.4人、女性は5.1人で、女性は男性の3倍というデータがあります。
中でも35歳前後に、発症率が最も高くなっています。
女性のパニック障害は妊娠時期と重なりやすい

女性のパニック障害で多くの悩みは妊娠や出産の時期とパニック障害が当たってしまうことです。
パニック障害との付き合いが長期にわたることを考えると女性のパニック障害の方は妊娠や出産の時期と重なってしまいます。
そのためパニック障害を治療するにあたって夫や親なども同伴して診察を受けてもらうことが望ましい場合もあります。
妊娠中で服薬が必要な場合はより安全な薬物に切り替える
またパニック障害で服用する薬に関しては絶対安全ということはありません。
そうしたことを理解してもらった上で妊娠した方は、発作が半年以上起きていない人の場合は、ゆっくりと薬を減量し、様子を見ながら薬をやめるようにすることが重要です。
病院では断薬できない人には胎児に対する影響が比較的安全な薬、SSRIとクロナゼパムなどを妊娠前から飲むように指導します。
症状を診ながら、断続的に服薬し、調子がよければ断薬していく計画です。
あくまで薬物療法は対処療法であると理解する
パニック障害に最もよく使用される薬にベンゾジアゼピン系抗不安薬アルプラゾラムがあります。
これはロ蓋裂やロ唇裂など胎児への影響が普通の出産よりかなり多くなることがわかっています。
一方、同じ抗不安薬でもクロナゼパムなら、胎児の奇形には比較的影響しないことが報告されています。
しかし、多くの妊婦さんは妊娠中の薬物の服用には抵抗があります。
また薬物療法そのものはあくまでも対処療法です。
根本的な改善のためには自律神経やホルモンなどのバランスを整えることが重要です。
パニック障害は産後に悪化の傾向

妊娠中のパニック障害の方で「陣痛や出産の恐怖から、パニック発作を起こす」という例はありません。
もしかすると陣痛が始まると、不安がっている余裕がないのかもしれません。
むしろ妊娠中から続くパニック障害は、産後に悪化する人が少なくありません。
原因には女性ホルモンの激変による体調の変化が影響している可能性があります。
また十分な睡眠が得られぬまま子育てに追いまくられる生活によるストレスも関係があります。
そのためママになった患者様は大変なことを1人で抱え込まず、周りと協力して子育てするような環境作りが必要です。
妊娠中や産後のパニック障害でお悩みの方はご相談ください
パニック障害でお悩みの方は「なるべく薬に頼らず自然に治したい」「いつ治るのか不安」という方が多くおられます。
そのため当院では、鍼灸施術だけでなく患者様とのコミュニケーションをしっかりとって、パニック障害が完治できるまで心身のサポートを心掛けております。
とくに当院では東洋医学に基づく鍼灸を行っております。
東洋医学の鍼灸施術は一人ひとりの体質に合わせて柔軟にアプローチができる特徴があります。
それにより鍼灸の効果を最大限に引き出すことができます。
ぜひ、パニック障害でお悩みの方は当院のご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

【患者様の声 パニック障害】
「パニック障害による発作的な息苦しさ」
30歳女性 東京都在住
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
パニック障害という病気で急に息苦しくなったり、不安感が出たりと薬による毎日が続き食事もおいしく感じなく外食も苦だった。
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
薬をやめる事ができない先が全く見えなく内向的な性格になりつつあった。人とのコミュニケーションをとるのが嫌だった。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
最初は本当にうたがっていたが通院をして1年、2年が経過すると本当に気持ちに余裕が生まれてきました。少しずつですが以前の身体の状態がうそのようです。薬もなくしていけると勇気をもらえます。本当に良くなっているのでこれからも宜しくお願いします。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
感謝しかありません!
他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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