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拍動性耳鳴り?|片耳だけ耳鳴りがする原因と治し方
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み

公開日:2025年06月03日
更新日:2025年06月03日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

耳の中で音が聞こえる症状を耳鳴りという

「聞こえるはずのない音が耳の中で聞こえる」
このような症状を耳鳴りといいます。
耳鳴りで聞こえる音は「キーンとした金属音」や「ブーンという虫の羽音に似た音」まで様々です。
聞こえる音は個々によって異なりましが、耳鳴りは疾患名ではなく症状です。
耳鳴りは何らかの原因があって起きており、重大な疾患が潜んでいる場合もあるため注意が必要です。
今回は「拍動性耳鳴り?|片耳だけ耳鳴りがする原因と治し方」と題して耳鳴りについて詳しく解説します。
耳鳴りの原因について

耳鳴りが起こる原因は様々ですが、以下の原因で起こりやすいとされています。
・精神的ストレス
・疲労・体力不足
・痰湿(たんしつ)
・老化
精神的ストレス
過度な精神的なストレスがかかると、耳鳴りが生じることがあります。
ストレスによる不調は耳鳴りだけでなく頭痛や不安感なども起こります。
特に突発性難聴や自律神経失調症による耳鳴りの場合はこのタイプに該当します。
疲労の蓄積や体力の低下
過度な疲労を抱えていたり、体力が低下すると胃腸の調子が落ちてしまいます。
胃腸が弱まると栄養を消化吸収する働きも落ちるため、耳が栄養不足に陥ります。
この耳の栄養不足が耳鳴りや聴力低下を招いてしまいます。
この場合は耳鳴り以外に立ちくらみやだるさ、便通異常、食欲低下なども現れます。
痰湿(たんしつ)
「痰湿」とは中医学の言葉です。
「水分代謝が停滞し、体内にたまった水分が有害なものに変わる状態」をさします。
耳鳴り、聴力低下、耳の閉塞感(耳が詰まったような感覚)などが主な症状です。
それ以外には脂質異常症、肥満、むくみ、お腹のむかつき、つかえ感なども引き起こします。
改善のためには血行促進、適度な運動、胃に負担のかからない食生活を心がけることが重要です。
老化
老化によって夜間の耳鳴り、聴力低下などが起こります。
ただし老化は誰にでも起こる現象なので、過度に気にする必要はありません。
どうしても症状が気になる方には、漢方薬などの処方を行います。
耳鳴りは様々な音の種類がある

・キーン、ピーという金属音や高い音
・ジーっというセミの鳴き声みたいな音
・ゴーっというモーターが動いているような低音
・ドッドッといった、心臓の拍動のような音
耳鳴りは発生する条件(疲れている時、ストレスを抱えている時など)や、耳鳴りが起きる頻度などに個人差があります。
また、聴力低下や耳の閉塞感などの症状が耳鳴りと一緒に起こる場合もあります。
耳鳴りの現れ方で考えられる疾患
耳鳴りの音や現れ方によって考えられる疾患があります。
場合によっては下記以外の症状が発生する場合もあります。
【片耳から耳鳴りが発生】
・メニエール病
・聴神経腫瘍
・突発性難聴
【左右両方の耳から耳鳴りが発生】
・老人性難聴
・騒音性難聴など
【ザーというノイズ音みたいな耳鳴りがする】
・耳管狭窄(じかんきょうさく)
耳垢栓塞(じこうせんそく)
・耳硬化症(じこうかしょう)
【キーンという高い金属音の耳鳴りがする】
・突発性難聴
・メニエール病
・過度な心身のストレス
耳鳴りに対する具体的な治療

病院での治療方法は薬物治療が中心です。
状態によっては漢方薬の処方も行います。
当院では鍼灸治療で対応しております。
患者様の症状やお悩みを細かく丁寧にお聞きして、適切な治療を行っていきます。
薬物治療(西洋薬・漢方薬)
病院では耳鳴りの現れ方や患者様の体質に応じて薬を処方します。
漢方薬の処方にも対応している病院もあります。
場合によっては漢方薬と西洋薬の併用処方をすることもあります。
漢方薬を用いるメリットには「西洋医学では疾患として扱われない「未病」も改善できる」というものがあります。
特に、突発性難聴のような原因が明らかにされていない疾患の場合、漢方薬を用いることで改善されることもあります。
鍼灸治療でも耳鳴りは改善できる
当院では耳鳴りの治療として、鍼灸治療を行います。
鍼灸は薬物を利用しないため副作用もなく安心安全に耳鳴りを治療することができます。
鍼治療をご希望の方は、お気軽に当院にご連絡ください。
耳鳴りについてのQ&A

当院にご来院されている患者様からよく受けるご質問について解説します。
静かな部屋にいるとわずかな耳鳴りがあります。これは何かの病気ですか?
その耳鳴りは「防音室内耳鳴り」と呼ばれるものです。
「防音室の中で過ごした人の94%が耳鳴りを感じた」という統計結果があり、この反応は聴覚異常ではないと明らかにされています。
この統計結果から「人は誰でも耳鳴りを感じるが、日常の生活音でかき消されるので自覚しないだけだ」という説を唱える学者もいます。
実際に健康な人でも、数秒程度の短い耳鳴り音が聞こえることはあるため心配はいりません。
いつまで経っても耳鳴りが治りません。どうすれば治りますか?
耳鳴りが治らない原因は様々あります。
突発性難聴で併発している耳鳴りの場合は、聴力回復の治療が重要です。
それでも聴力が回復しないと判断した際は、補聴器の使用または他の治療方法を提案します。
難聴がみられない患者様の場合は、薬物療法や生活習慣の改善が重要です。
また脳神経外科でのMRI・CTなどの精密検査で異常を調べることもあります
耳鳴りは東洋医学の鍼灸で改善できる
耳鳴りは様々な症状を伴う自律神経失調症です。
当院ではこの耳鳴りに対して東洋医学に基づき一人ひとりに合った体質を調べてツボを選定し鍼灸治療を行います。
同じ耳鳴り症状でも体質や状態は個々によって違うため利用する東洋医学のツボが変わります。
このツボの微調節によって一人ひとりに鍼灸の効果を最大限に引き出します。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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