BLOG

ブログ

専門家監修|貧血の人に耳鳴りが起こりやすい理由

専門家監修|貧血の人に耳鳴りが起こりやすい理由
公開日:2025年05月29日
更新日:2025年05月29日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

耳鳴りは生理的な反応で病気ではない

耳鳴りは生理的な反応のひとつであり病気ではありません。
何らかの病気が原因で耳鳴りを引き起こすことがありますが、多くの場合は大きな心配はありません。
まずは疾患が原因の可能性がありますので一度は耳鼻咽喉科を受診し、検査を受けるのがよいでしょう。
1日以上耳鳴りが続いて改善しそうにない場合は当院までご相談頂ければと思います。

耳鳴りの原因

耳鳴りの原因は様々な原因が考えられます。
主に内耳の疾患が原因で発生する場合が多いです。
その他にも以下のような原因で発生することがあります。

・交通事故
・誤ったイヤホンの使用
・外傷性のもの
・加齢によるもの
・高血圧
・脂質異常症
・脳の疾患
・女性ホルモンの異常
・肩こり

このように幅広い原因で耳鳴りは起こります。
以上のような原因ではない場合には、慢性疲労や精神的ストレスなどが原因の可能性があります。

耳鳴りの原因は様々な原因が考えられます。
主に内耳の疾患が原因で発生する場合が多いです。
その他にも以下のような原因で発生することがあります。

・交通事故
・誤ったイヤホンの使用
・外傷性のもの
・加齢によるもの
・高血圧
・脂質異常症
・脳の疾患
・女性ホルモンの異常
・肩こり

このように幅広い原因で耳鳴りは起こります。
以上のような原因ではない場合には、慢性疲労や精神的ストレスなどが原因の可能性があります。

耳鳴りを自覚するしくみ

外からの音の刺激がないにもかかわらず、耳や頭の中で音を認識する状態のことを耳鳴りといいます。
また難聴によって脳が過敏に反応することで、脳によって耳鳴りという音が作り出されている状態も考えられます。

外からの音の刺激がないにもかかわらず、耳や頭の中で音を認識する状態のことを耳鳴りといいます。
また難聴によって脳が過敏に反応することで、脳によって耳鳴りという音が作り出されている状態も考えられます。

耳鳴りは脳で作られた音を実感している状態

私たちは、身体でものの実感や存在を認識するだけではありません。
知覚活動や精神活動からも明確な存在感を得ることができます。
この知覚活動や精神活動は脳神経系の働きによって機能しています。

そのため私たちが心の領域として認識しているものは脳の活動でもあります。
このような全ての領域が一体となってものの存在を実感することができるのです。
この耳鳴りは脳で認識するものであり、脳から生まれた音であると考えられています。

耳鳴りは体と心に悪影響を及ぼす

耳鳴りは脳で音を感知することで集中力の低下や不眠が起こるだけでなく、音による不快感からのストレス、音が消失しない不安など精神的な影響も大きくなります。
周りの方が考えるよりも耳鳴りで悩んでいる方は不安、不快感、生活への影響が大きいと考えられます。

耳鼻科における耳鳴り治療

様々な原因が考えられるため、耳鼻科では的確な診断と治療が求められます。

様々な原因が考えられるため、耳鼻科では的確な診断と治療が求められます。

耳鳴り症状に対する理解と納得が重要

初診や再診を行っていく上で、ご自身の耳鳴りに対して把握し理解することが改善には重要となります。
ご自身で耳鳴りの特徴を理解して納得したうえで治療進めると効果が高まると考えます。
また、治療に必要な時間や経過についても、ご自身の病状への理解度によって変動します。

薬物療法

耳鼻科では患者さんの症状を考慮して薬物療法を行います。
最近では脳のてんかん薬などが用いられます。
薬の効き目は患者さんによって異なります。

生活習慣の改善を指導する

耳鳴りは生活習慣によっても悪化につながります。
そのため悪化に繋がる原因を減らして改善に繋がるように生活習慣を見直すことが大切となります。

適度な運動習慣

適度な運動習慣を身につけることで、基礎代謝が上がり耳の循環や代謝が良くなります。
また、運動によって筋力が上がるとぐっすり眠るために必要となる神経伝達物質が生成されます。
この睡眠の質が高まることで脳の疲れが解消しやすくなり耳鳴りの改善につながります。

食習慣の改善

食事内容を見直すことも耳鳴り改善に重要です。
良質の脂質、植物性タンパク質を積極的に摂取することは消化機能を高まることにつながります。
耳鳴りの患者さんの約8割がやせ型です。
これは消化機能の低下や鉄欠乏貧血を起こしている可能性が高いと考えられています。

そのためタンパク質、ビタミンB群、鉄分などを積極的に摂取し、逆に白砂糖や精製塩などの精製食品の摂取を控えることが必要です。
普段使っている調味料を黒砂糖や天然塩に変える、調理法を変えて脂肪分が多い食事を控えるといったことを食習慣の改善として行いましょう。

サプリメントなどによる栄養補助

ビタミンや鉄分の不足を補うために、必要な栄養をサプリメントで補助することも必要になります。

嗜好品はなるべく抑える

過度な飲酒・喫煙の習慣を続けてきた方は動脈硬化にかかりやすい傾向にあります。
耳鳴りの改善と予防のためにも、適量に抑えることが必要です。

入浴時間や方法の修正

入浴時間は長くなりすぎないようにしましょう。
また熱いお風呂に入るのも避けましょう。
入浴時間の目安は就寝の1.5時間〜2時間前までには済ませることです。
難しい場合は朝起きてから短めの入浴をするようにしましょう。

睡眠習慣の改善

耳鳴りの方はぐっすり眠ることが大切です。
睡眠不足とならないよう生活習慣を整えて睡眠時間をしっかり確保しましょう。

またPCやスマホが普及した現代では、脳神経に負担がかかりやすくなるため使用時間にも注意しましょう。
日中の過ごし方にも注意することで、睡眠の質向上に繋がります。

その他に日頃から、ストレス解消、適度な運動、リラクゼーションを意識することも大切です。

テレビやパソコンの使用時間の減少

PC、スマホ、テレビを長時間見続けることは控えましょう。
モニターの使い過ぎは脳神経への負担を増大させます。

また就寝前の1〜2時間は画面の視聴を控えることで良質な睡眠に繋がります。
特に、やせ型の方は神経への負担が大きくなりやすいため、適度な視聴時間を守るようにしましょう。

TRT療法(耳鳴り再訓練療法)

耳鳴りに慣れる習慣を身につけ、順応していくことを目指す耳鼻科で行われている治療法です。
TRT療法では、具体的には以下で説明する音響療法と指示的カウンセリングを実施していきます。

耳鳴りに慣れる習慣を身につけ、順応していくことを目指す耳鼻科で行われている治療法です。
TRT療法では、具体的には以下で説明する音響療法と指示的カウンセリングを実施していきます。

音響療法(耳鳴りへの癖を修正する)

耳鳴りに慣れる習慣を身につけ、順応することで、次第に耳鳴りが気にならないようになります。
他の音に意識を向けることで、脳から出る耳鳴りの音への意識を小さくしていきます。

指示的カウンセリング

耳鳴りへの適切な対応方法や知識を身につけることを目的としたカウンセリングを行います。
耳鳴りが起こっても過度な不安を感じないよう心理的なコントロールをしていきます。
ご自身の趣味にたくさん時間を使って耳鳴りへの意識を逸らすことも大切です。

TRT療法のメリット

耳鳴りに順応する治療であるため、次第に音が気にならなくなっていきます。
心理的な順応のだけでなく知覚に順応し、その後に聴覚が順応することで耳鳴りの音が気にならないようになるという流れです。

TRT療法の目的は心理的にも聴覚的にも順応することです。
しかし順応できずにかえって症状の悪化と悪循環に繋がるリスクもあります。
したがって、音響療法で適切な音を聞き、カウンセリングによって適切な対応方法と知識を身につけることが大切です。

TRT療法の流れ

耳鼻科で行われている具体的なTRT療法の流れについて解説します。

耳鼻科で行われている具体的なTRT療法の流れについて解説します。

①不安の払拭

まずは耳鳴りへの不安を取り除きます。
耳鳴りのことを正しく理解し、「決して怖い病気ではない」ということを認識することが重要です。

②音響療法の開始

適切な音響療法を行うことで耳鳴りが気にならなくなるという方が大半です。
なお、気にならなくなるまでにはある程度の器官が必要です。

③音響療法の経過観察

音響療法によって耳鳴りに順応すると、耳鳴りによる苦痛や不安感が減少します。
さらに音響療法を継続すると、耳鳴りへの意識が薄れていきます。

④知覚の順応

知覚の順応によって、不意に耳鳴りが以前よりも小さくなっているように感じます。

耳鼻科で治らない耳鳴りでお悩みの方はご相談ください

耳鳴りは様々な症状を伴う自律神経失調症です。
当院ではこの耳鳴りに対して東洋医学に基づき一人ひとりに合った体質を調べてツボを選定し鍼灸治療を行います。

同じ耳鳴り症状でも体質や状態は個々によって違うため利用する東洋医学のツボが変わります。
このツボの微調節によって一人ひとりに鍼灸の効果を最大限に引き出します。

「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



この症状に対する質問

質問をどうぞ

一覧に戻る