
BLOG
ブログ
産後の吐き気や頭痛|産後に注意すべき体調不良について
- カテゴリ:
- 全身のお悩み

公開日:2025年04月29日
更新日:2025年04月29日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

産後の吐き気や頭痛について解説します

「産後に吐き気がひどい」
「産後から頭痛の頻度が多くなった」
「産後の体調不良が改善されない」
このように産後や吐き気や頭痛などの体調不良で悩まれるママさんが増えています。
多くの方は「女性ホルモンの関係で不調が起こるのは当たり前」と感じているのではないでしょうか。
しかし、症状が起こる背景には 大きな病気が隠れている可能性もあります。
今回は「産後の吐き気や頭痛|産後に注意すべき体調不良について」と題して産後の吐き気や頭痛が起こる原因と対策を解説します。
産後の吐き気や頭痛が起こる原因

産後はホルモンバランスがの急激に変動するため、体にも変化が現れます。
それが要因となって吐き気や頭痛は起こりやすいとされています。
その他にも慣れない育児や家事により疲労が溜まりやすいことも関係しています。
この産後の吐き気や頭痛はよく見られる症状のため、軽く考えられることもあります。
しかし、悪化すると生活にまで支障が出るようになるため注意が必要です。
時には、命に関わるような病気が潜んでいることもあります。
まずは考えられる可能性を知っておくことで自分の身を守ることができます。
では、産後の頭痛や吐き気の主な原因である4つを解説します。
鉄欠乏性貧血

産後は、出産時の出血や、授乳によって鉄分が減少し不足するため、貧血が起こりやすくなります。
貧血は血液中の「ヘモグロビン」という鉄が少ないことで起こる病気です。
ヘモグロビンは酸素を全身に送る働きがあります。
そのため、ヘモグロビンが少ないと全身に酸素が行き渡らなくなります。
ヘモグロビンの正常値は、女性で12.1~14.5g/dLです。
それ以下になると、貧血の症状が現れやすくなります。
症状は以下の通りです。
・頭痛
・立ちくらみ
・ 動悸
・息切れ
潜在性鉄欠乏症

潜在性貧血は、ヘモグロビンの値は正常にも関わらず、体に蓄える鉄(貯蔵鉄)が欠乏している状態をさします。
そのため、一般的な血液検査ではヘモグロビン値が正常内であるため「異常なし」と診断を受けることも少なくありません。
一般的な血液検査では「異常なし」と診断を受けても以下の症状がある場合は潜在性鉄欠乏症の可能性があります。
・立ちくらみ
・冷え性
・風邪をひきやすい
・頭痛
・気分の落ち込み
潜在性鉄欠乏症が疑われる場合は、血液検査の「フェリチン」の値をみるようにします。
フェリチンは体の中に鉄を溜めるために働くタンパク質です。
このフェリチンの正常値は女性では5~120ng/mLです。
検査でこれを下回ると、多岐の症状が見られるようになります。
産後の高血圧

産後の高血圧は妊娠高血圧症候群と呼ばれ、主に頭痛を引き起こす原因とされています。。
妊娠高血圧症候群は妊娠20週〜産後12週までの間に140/90mmHg以上の血圧が続くものをさします。
産後に改善傾向になりますが、産後も症状が続く方もおられます。
中には、産後に突然、発症するケースもあります。
そのため発見後は放置せずに治療していくことが大切です。
血圧が高い状態を放置すると肝臓や腎臓の機能が低下し、脳出血の危険性が高くなります。
また強い頭痛とともに嘔吐する場合は「くも膜下出血」の可能性もあります。
産後うつ

産後うつで頭痛が起きることもあります。
産後うつは以下のような症状が現れます。
食欲がない
・睡眠障害
・気分の落ち込みが激しい
・頭全体が重くなるような痛み
・ 目の奥が痛むような感覚
産後うつは、自分で気づかないこともあります。
不調が続く時は、一人で抱え込まず、まずは出産した産婦人科や保健センターに相談するのも一つの方法です。
産後の吐き気や頭痛でお悩みの方はご相談ください
今回は、 産後の頭痛と吐き気に関する解説をしました。
産後の頭痛や吐き気の原因には、 貧血、潜在性貧血、産後の高血圧、産後うつの4つあります。
産後は女性ホルモンの関係により、体調に変化が表れやすいデリケートな時期です。
さらに慣れない育児や環境の変化により、身体が休息を取れない状態が続きます。
「疲れが溜まっているんだろう」と放っておくと体の不調に気づかず悪化させてしまうこともあります。
また「病院やクリニックにいっても治らない」と頭痛と吐き気でお悩みの方は当院の東洋医学の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、ご相談お待ちしております。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)
この症状に対する質問