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五苓散は精神安定に効く?|五苓散の効果や副作用について

五苓散は精神安定に効く?|五苓散の効果や副作用について
公開日:2025年04月23日
更新日:2025年04月23日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

五苓散の作用と特徴について

五苓散は主に以下の症状に効果があります。
・むくみ
・頭痛
・めまい
・下痢

五苓散は主に以下の症状に効果があります。
・むくみ
・頭痛
・めまい
・下痢

五苓散の主な作用と効果について

五苓散は現代医学の研究では低気圧時の頭痛に有効であるとされています。
とくに頭痛を伴うめまいにも効果があります。
最近では気象病、天気痛といった気候変動による自律神経症状にも使用されます。
また女性の月経前の体のむくみを軽減し、月経前症候群の頭痛を改善することも研究で報告されています。

五苓散は現代医学の研究では低気圧時の頭痛に有効であるとされています。
とくに頭痛を伴うめまいにも効果があります。
最近では気象病、天気痛といった気候変動による自律神経症状にも使用されます。
また女性の月経前の体のむくみを軽減し、月経前症候群の頭痛を改善することも研究で報告されています。

五苓散の水分代謝調整と抗炎症作用のメカニズム

五苓散は科学的にはアクアポリンという細胞の膜にある、水の通過を調整するトンネルのようなタンパク質に作用します。
このたんぱく質への作用によって体内の水分のバランスを安定させる効果があるとされています。
その他にも体内の炎症を抑える効果があることもわかってきています。
この科学的な作用は東洋医学的な使用方法の裏付けとなります。

五苓散の構成生薬について

五苓散は以下の生薬から構成されています。
・沢瀉(たくしゃ)
・蒼朮(そうじゅつ)
・猪苓(ちょれい)
・茯苓(ぶくりょう)
・桂皮(けいひ)

これらの生薬によって水分代謝の調節と抗炎症作用が働き、むくみや頭痛の解消につながります。

五苓散は以下の生薬から構成されています。
・沢瀉(たくしゃ)
・蒼朮(そうじゅつ)
・猪苓(ちょれい)
・茯苓(ぶくりょう)
・桂皮(けいひ)

これらの生薬によって水分代謝の調節と抗炎症作用が働き、むくみや頭痛の解消につながります。

五苓散の剤型について

医薬品のツムラの漢方薬(17番)は1包顆粒2.5gになります。

医薬品のツムラの漢方薬(17番)は1包顆粒2.5gになります。

五苓散の現代医学に基づく効能と効果

口渇や尿量減少があり、尚且つ以下の症状があるもの

・浮腫
・ネフローゼ
・二日酔
・急性胃腸カタル
・下痢
・悪心
・嘔吐
・めまい
・胃内停水
・頭痛
・尿毒症
・暑気あたり
・糖尿病

用法と用量について

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に内服します。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減します。

五苓散の副作用

頻度は不明ながら以下が挙げられています。
・発疹
・発赤
・そう痒
・肝機能異常

参考文献

1) 灰本 元. : 慢性頭痛の臨床疫学研究と移動性低気圧に関する考察-五苓散有効例と無効例の症例対照研究. フィト, 1 : 8-15, 1999.
2) 石田 和之. : 神経内科に役立つ漢方薬 : 症例と頻用処方. 臨床神経学, 53 : 938-941, 2013.
3) 永嶺 宏一, 喜多 敏明. : 月経前症候群の頭痛に五苓散の併用が有効であった14症例. 漢方と最新治療, 26 : 305-311, 2017.
4) 礒濱 洋一郎. : アクアポリンを介した五苓散の2つのメカニズム. 漢方医薬学雑誌, 23 : 2, 2015.

五苓散が効かない不調でお悩みの方はご相談ください

このような症状には五苓散だけでなく東洋医学に基づく鍼灸施術で改善できます。

東洋医学の鍼灸は先ほど解説した漢方の効果効能の引き出し方と同じように患者様の病態に応じた鍼灸のツボを刺激することで自然治癒力を高めて改善させます。
 
ぜひ、自律神経失調症の頭痛でお悩みの方は当院の東洋医学の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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