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【噛むと目が痛くなる】顎関節症と眼精疲労は関係している
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み

公開日:2024年10月21日
更新日:2024年10月21日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

噛むと目が痛くなる症状でお悩みの方に適切なアドバイス

・口を開けると音がなる
・口を開けずらい
・頭痛や耳の後ろから首すじに痛みがある
・首や顎が疲れる
この様なケースは直接的に顎関節に問題があります。
しかし、下記のような意外な原因が顎関節症にはあります。
・眼精疲労
・片側で噛むことが多い
・虫歯がある
・無意識な噛み締め
・姿勢が悪い
・精神ストレス
・リンパの腫れ(風邪など)
この中でも眼精疲労と顎関節症との関係は密接に関係しています。
今回は「【噛むと目が痛くなる】顎関節症と眼精疲労は関係している」と題して顎関節症と眼精疲労の関係性について解説します。
眼精疲労が良くなると顎関節が良くなる理由

当院の患者様で眼精疲労の治療を受けると、目以外の症状も同時に改善されることが少なくありません。
その代表が「顎関節症(がくかんせつしょう)」です。
顎関節症の主な症状は、
・口を開けると顎がズキンと痛む
・コキコキと顎から音がする
・いつも顎の付け根に違和感がある
・口を大きく開けるこができない
・首、肩、頭や顎がこりやすい
などがあります。
なぜ眼精疲労を解消させると同時に顎関節症が良くなるのでしょうか?
その答えには側頭筋(そくとうきんちりょう)と呼ばれる頭部の筋肉が関係しています。
顎関節の運動は側頭筋に疲労を起こしやすい

顎関節の最大の役割は、咀嚼運動です。
この咀嚼運動に関係しているのが側頭筋です。
実は顎関節は口を上下に動かすだけでなく、食物を磨り潰すため前後・左右の運動を行っています。
主に4つの筋肉が顎関節の運動に関与しているのですが、その中でも特に側頭筋は歯を強く噛みしめた時に緊張します。
この側頭筋が筋疲労を起こすと側頭部に起こる痛みとして自覚されることがよくあります。
片頭痛や緊張型頭痛の原因に顎関節症が疑われるのはこの側頭部の筋疲労の痛みがあるためです。
眼精疲労による側頭筋の過緊張が原因

今度は、目と顎の関係について解説します。
スマホやPCなど近くの物を凝視しているとき眼球は筋肉を使って寄り目のように内側に寄せられます。
実はこういった近くの一点に視点を集中させるときに、側頭筋が補助筋として強く収縮します。
皆さんも目を使いすぎたとき、側頭部がズキズキした痛みと重だるさを感じた経験はあるのではないでしょうか。
この眼精疲労と側頭筋の反応が顎関節症へとリンクします。
この眼精疲労による側頭筋の過緊張によって、顎関節がロックされてしまいます。
このような顎関節の運動障害が長く続くと顎関節への負担が増大し関節円板(顎の軟骨)がすり減ってしまい、顎関節症を引き起こすことがあります。
脳にストレスを与えて歯ぎしりが起こる

また、眼精疲労を含めた目のストレスは脳にもストレスを与えます。
睡眠時の噛みしめや歯ぎしりはこのストレスによって誘発されやすい傾向にあります。
様々な治療を受けても顎関節症が改善されない方は眼精疲労が関係している可能性があります。
噛むと目が痛くなる症状は鍼灸で改善できる
自分でマッサージしてもなかなか側頭筋が緩まない場合は、鍼灸施術でピンポイントに筋肉のこりを狙っていくことで早期の改善が期待できます。
特に咀嚼にかかわる強い筋肉です。
マッサージよりも深部にアプローチできる鍼灸施術がとてもおすすめです。
また、側頭筋を効果的に緩めるなら首や肩のこりも合わせてケアすることもとても重要になります。
側頭筋が緩むと、痛みの改善以外にも「目の疲れが解消された」「頭重感がすっきりした」「口の開け閉めがスムーズになった」という効果が期待できます。
ぜひ、眼精疲労や顎関節症でお悩みの方はご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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