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【専門家監修】自律神経の乱れに効く薬はある?詳しく解説
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公開日:2024年09月04日
更新日:2024年09月04日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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目次
※自律神経などの不調が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
自律神経失調症でお悩みの方に適切なアドバイス
「自律神経失調症に効く薬ってありますか」
「自律神経を改善する漢方はどれを飲めばいいですか」
このような質問をよく患者様から言われます。
自律神経失調症は「他に考えられる疾患が見当たらない、検査しても異常がない」というあらゆる病気を除外した結果、診断される疾患名です。
検査しても異常ないため、本来は病院やクリニックでは自律神経失調症の場合、薬が処方されるものではありません。
自律神経失調症に対する薬がなくても、症状を抑える対処療法として薬が処方されることはあります。
今回は「【専門家監修】自律神経の乱れに効く薬はある?詳しく解説」と題して自律神経失調症によく用いられる薬について解説します。
自律神経失調症で起こる主な症状
自律神経失調症とは、自律神経が乱れることが原因で生じる病気です。
この自律神経は活動時に優位となる「交感神経」と休息時に優位となる「副交感神経」の2つがお互いにバランスをとりながら24時間働き続けています。
この交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、身体的・精神的症状が現れてきます。
【身体的症状】
・眠れない
・吐き気
・多汗
・倦怠感
・頭痛
・動悸
・めまい
など
【精神的症状】
・イライラする
・不安感
・緊張感
・抑うつ
など
これら自律神経の不調に対して西洋医学では薬を組み合わせることで自律神経を整え、自律神経失調症の症状の改善を促しています。
しかし、自律神経失調症に直接効く薬というものは存在しません。
なかには依存性や副作用が強いものもあります。
そのため服用するまえに処方された薬について知ることは自律神経失調症を治すうえで大切です。
西洋薬は抗不安薬や抗うつ薬が中心
自律神経失調症に対する西洋薬の代表的なものは、
・抗不安薬(精神安定剤)
・抗うつ薬
・睡眠薬
になります。
これらの薬は、どれも直接的に自律神経に働きかけるわけではありません。
脳の中枢神経に作用させることで不安や緊張からくる自律神経の乱れを和らげることで自律神経失調症を抑えることができます。
自律神経失調症で使用する西洋薬
自律神経失調症の際に処方される西洋薬として、以下のようなものが挙げられます。
ただし、自律神経失調症で使用される西洋医学の薬の中には依存性に対する注意が必要なものがあります。
それを理由に依存を恐れ自己判断で服用を中止してしまうと、今度は薬の離脱症状に悩まされる可能性があります。
【抗不安薬(精神安定剤)】
不安や緊張を取り除き、精神を安定させる作用があります。
抗不安薬にはたくさんの種類がありますが、「不安を和らげる作用の強さ」と「作用持続時間」で大きく分けることができます。
めまい、ふらつき、強い眠気などの副作用が強く、日常生活に支障をきたすこともあります。
また依存性と離脱症状に注意が必要です。
【抗うつ薬】
脳の興奮と働きを抑える作用があります。
また脳の神経伝達がスムーズに働くような効果があります。
のどの渇き、めまい、便秘、眠気などの副作用が現れることが多く日常生活に支障をきたすことがあるため十分な注意が必要です。
【睡眠薬】
寝入りを良くしたり、眠りを持続させたりする効果があります。
睡眠薬にはたくさんの種類がありますが、ポイントは「服用してから効きがピークになる時間」と「作用持続時間」で大きく分けて選びます。
しかし、副作用として日中に眠気が残る、だるい、ふらつくなどが現れる恐れがあります。
東洋医学では自然治癒力を高める漢方薬が用いられる
東洋医学の薬で代表的なものは漢方薬です。
自律神経失調症でお困りの方の多くは、身体的な異常はなく(病院の検査では異常なし)、精神的な部分に原因があることが多いといわれています。
この漢方薬は人間が本来もっている自然治癒力を高めて、心身のバランスを整える効果があります。
漢方薬を処方する際の判断材料の1つに体質があります。
東洋医学ではこれを「証(しょう)」と呼びます。
「陰陽(いんよう)」、「虚実(きょじつ)」、「気(き)・血(けつ)・水(すい)」など、いくつかの考え方を組み合わせて証を決めていきます。
そのため、同じ自律神経失調症という病気に罹ったとしても、「証」が異なれば処方される漢方薬は異なってきます。
自律神経失調症で使用する漢方薬
自律神経失調症の際に処方される漢方薬として、以下のようなものが挙げられます。市販されているものもありますが、漢方薬を選ぶ上で大切なことは「証」です。自律神経失調症は、薬の選択肢がたくさんある病気です。薬を上手に、正しく使用することも、自律神経失調症の症状が改善には大切です。
①桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
【適応】
虚弱な体質でいつも疲れやすい。イライラしやすく怒りっぽい。
【解説】
ストレスによって神経が高ぶったり、消耗している状態の体質に効果がある漢方薬です。
自律神経失調症のなかでも不安感が強く、神経が衰弱している方によく使われます。
②柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
【適応】
体力が弱く疲れやすい、末端が冷えやすい、貧血気味で動悸や息切れが起こりやすい、神経過敏な方
【解説】
柴胡桂枝乾姜湯は不安へのとらわれが強く、動悸症状が激しい自律神経失調症の方に使われます。
体力が低下している方に向いており、身体を温める生薬によって体力を補います。
③柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
【適応】
精神的な不安が強く、動悸や不眠などを伴う諸症
【解説】
柴胡加竜骨牡蛎湯は、漢方薬の中では効果の強いものになります。
比較的体力がある方に用いられる漢方薬で、そのため虚弱体質な方には向いていません。
神経過敏によって動悸や不眠症状が強い自律神経失調症の方に使われます。
④半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
【適応】
気分がふさいで、咽喉から食道にかけて異物感がある。ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う諸症
【解説】
半夏厚朴湯は、気が滞る「気滞(きたい)」の代表的な漢方です。
何か喉につかえた感じがする時に効果的であり、とくにヒステリー球とよばれる喉の違和感に使われます。
その他にも息苦しさがあったり、胸や喉につかえがあるような自律神経失調症の方に使われることが多いです。
⑤加味逍遥散(かみしょうようさん)
【適応】
体質虚弱な女性で、肩がこり、倦怠感、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある諸症
【解説】
加味逍遥散は、女性に使われることが多い漢方薬です。
不安や緊張、イライラを鎮めるだけでなく、血の巡りを改善する作用があるため、生理痛や更年期障害にもよく使われています。
体力が低下していて冷えのある、女性の自律神経失調症の方に向いています。
自律神経失調症は東洋医学の鍼灸で改善できます
自律神経失調症の症状は個人差がありますが、痛み止めの薬や湿布では気休め程度で改善にはつながりません。
しかも病院を受診しても「問題なし」といわれてしまい具体的な治療ができずに不安がつのり、さらに症状が悪化することもあります。
しかし、それは西洋医学での話であり、東洋医学では自律神経失調症に対する治療は確立されており改善できます。
この自律神経失調症は適切な施術を行えば、あらゆる身体の不調を解消することが出来ます。
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
【患者様の声 自律神経失調症】
「めまい、息切れ、胸の圧迫感、倦怠感」
69歳男性 神奈川県在住
三年くらい前から、めまい、息切れ、胸の圧迫感、倦怠感等々の症状が現れ薬も漢方薬も服用しましたが、なかなか改善されず、頭部MRI、心臓カテーテル、腹部エコー、胃カメラ等の検査も受けましたが、異常なし!
自律神経の乱れとの診断。不安の日々の中、インターネットで自律神経失調症の検索で本院を知り縋る思いで受診しました。
先生の「良くなりますよ、頑張りましょうね」の言葉に力を頂きながら現在は週一度の治療ですが一月の初診より三月迄の二カ月間、週二度の治療で日増しに体調も楽になって来ました。改めて健康の有難さを実感しています。
先生の丁寧な施術、スタッフの皆さんの優しい対応に何時も感謝しております。これからもどうぞよろしくお願い致します。
※他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。
睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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