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エレベーター乗った後にふわふわ|めまいの原因に自律神経

エレベーター乗った後にふわふわ|めまいの原因に自律神経
公開日:2024年07月26日
更新日:2024年12月16日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

エレベーターで起こるめまいでお悩みの方に適切なアドバイス

「エレベーターに乗ると浮遊感が続く
「エレベーターで立ちくらみが起こる」
「エレベーターに乗ったあとふわふわする」
「エレベーターに乗るとフラフラする」

このようなお悩みの方はおられないでしょうか。
またこのめまいは病院では原因不明とされて治療が行われないことがあります。
しかし、最近ではこのめまいも原因や治療が行われるようになりました。

今回は「エレベーター乗った後にふわふわ|めまいの原因に自律神経」と題してめまい症状について解説します。

めまいは大きく分けて2つに分類できる

めまいには大きく分けて、自分の身体や周囲がぐるぐる回っているように感じる回転性めまいと、身体がふらついたりまっすぐ歩けない浮動性めまいの2つあります。
体内には体の平衡を保つ仕組みがありますが、耳の病気や脳の病気などにより障害されると、バランスが崩れてこの2つのめまいのどちらかが起こるとされます。

めまいには大きく分けて、自分の身体や周囲がぐるぐる回っているように感じる回転性めまいと、身体がふらついたりまっすぐ歩けない浮動性めまいの2つあります。
体内には体の平衡を保つ仕組みがありますが、耳の病気や脳の病気などにより障害されると、バランスが崩れてこの2つのめまいのどちらかが起こるとされます。

回転性めまいが起こる原因と特徴

運動感覚や位置感覚の異常によってかなりはっきり自覚するめまいが回転性めまいの特徴です。
自分の身体や周囲のものがぐるぐる回転するように感じる回転感、エレベーターに乗っているように感じる昇降感、床が揺れて歩けないように感じる傾斜感などを示すめまい症状が起こります。

回転性めまいは、内耳や前庭神経に関わる異常によって引き起こされることが多く、原因となる病気にはメニエール病、前庭神経炎、突発性難聴などがあります。
そのため聴力低下、耳閉感、耳鳴りなどの聴覚症状を伴うことがあります。

また回転性めまいは、発症が急激に起こることが多く、吐き気、嘔吐がみられたり、頭痛、手足のしびれ、麻痺、ろれつが回らない、意識がなくなるなどの症状がある場合があります。
そのときは脳に障害が起こっている可能性もあるため早急に対処することが大切です。

運動感覚や位置感覚の異常によってかなりはっきり自覚するめまいが回転性めまいの特徴です。
自分の身体や周囲のものがぐるぐる回転するように感じる回転感、エレベーターに乗っているように感じる昇降感、床が揺れて歩けないように感じる傾斜感などを示すめまい症状が起こります。

回転性めまいは、内耳や前庭神経に関わる異常によって引き起こされることが多く、原因となる病気にはメニエール病、前庭神経炎、突発性難聴などがあります。
そのため聴力低下、耳閉感、耳鳴りなどの聴覚症状を伴うことがあります。

また回転性めまいは、発症が急激に起こることが多く、吐き気、嘔吐がみられたり、頭痛、手足のしびれ、麻痺、ろれつが回らない、意識がなくなるなどの症状がある場合があります。
そのときは脳に障害が起こっている可能性もあるため早急に対処することが大切です。

浮動性めまいが起こる原因と特徴

回転性めまいと比較すると漠然としており、
・体がふわふわする感じ
・頭の中で何かが揺れ動く感じ
・自分の体がなんとなく不安定な感じ
・雲の上を歩いているような感じ
などあまりはっきりとした表現ではないめまいのことをいいます。

この浮動性めまいは、内耳や前庭神経以外の中枢神経の異常、全身的な異常、婦人科や神経内科で扱う異常などによって起こることが多い傾向にあります。
原因となる病気には、低血圧、高血圧、更年期障害、不安神経症など自律神経系の不具合によって起こることがあります。

浮動性めまいは他の症状で立ちくらみ、脱力感、頭痛を伴うことがあります。
また身体や頭を動かしたときに増強することがあるため、楽な姿勢をとり、安静を保つことが症状を緩和させるうえで大切です。

回転性めまいと比較すると漠然としており、
・体がふわふわする感じ
・頭の中で何かが揺れ動く感じ
・自分の体がなんとなく不安定な感じ
・雲の上を歩いているような感じ
などあまりはっきりとした表現ではないめまいのことをいいます。

この浮動性めまいは、内耳や前庭神経以外の中枢神経の異常、全身的な異常、婦人科や神経内科で扱う異常などによって起こることが多い傾向にあります。
原因となる病気には、低血圧、高血圧、更年期障害、不安神経症など自律神経系の不具合によって起こることがあります。

浮動性めまいは他の症状で立ちくらみ、脱力感、頭痛を伴うことがあります。
また身体や頭を動かしたときに増強することがあるため、楽な姿勢をとり、安静を保つことが症状を緩和させるうえで大切です。

病院の検査で異常がないのにエレベーターでめまいがしたらPPPD

以上の2つのめまいは病院の検査ではしっかりと診断をうけるめまいになります。
しかし、最近はこの2つのめまいに当てはまらずに「原因不明」とされてきためまいでも診断がつくようになったものがあります。
それがPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)です。


エレベーターに乗る、馬などの動物に乗る、人ごみに押される等、乗り物や他人によって身体を動かされるような刺激が加わると起こるめまいはPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)と呼ばれる疾患の可能性があります。

このPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)は、


①浮遊感(ふわふわした感じ)、不安定感、非回転性めまいのうち一つ以上の症状が、3ヶ月以上にわたってほとんど毎日存在している。
②症状が長時間(時間単位)持続し、症状の強さに増悪・軽減の波があり、一日の内では、時間がたつにつれ増悪する。
②立位姿勢、身体の動き、視覚刺激で増悪する等

の特徴があります。

PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)は2017年に定義された新しいめまいであるため、まだ耳鼻科クリニックでは診断を受けることが少なく「検査では異常無し」「原因不明」というかたちで見過ごされることもあります。

以上の2つのめまいは病院の検査ではしっかりと診断をうけるめまいになります。
しかし、最近はこの2つのめまいに当てはまらずに「原因不明」とされてきためまいでも診断がつくようになったものがあります。
それがPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)です。

エレベーターに乗る、馬などの動物に乗る、人ごみに押される等、乗り物や他人によって身体を動かされるような刺激が加わると起こるめまいはPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)と呼ばれる疾患の可能性があります。

このPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)は、

①浮遊感(ふわふわした感じ)、不安定感、非回転性めまいのうち一つ以上の症状が、3ヶ月以上にわたってほとんど毎日存在している。
②症状が長時間(時間単位)持続し、症状の強さに増悪・軽減の波があり、一日の内では、時間がたつにつれ増悪する。
②立位姿勢、身体の動き、視覚刺激で増悪する等

の特徴があります。

PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)は2017年に定義された新しいめまいであるため、まだ耳鼻科クリニックでは診断を受けることが少なく「検査では異常無し」「原因不明」というかたちで見過ごされることもあります。

当院で患者様の治療実績はこちらから

【施術内容と改善までの経過】
29歳女性 主婦 (東京都 在住)
【主訴】
ふわふわするめまい(持続性知覚性姿勢誘発めまい PPPD)
【薬の服薬】
授乳中であるためなし
【問診と検査】
2~3日前に急にめまいが強くなったとのことですが、詳しく聞いてみると数か月前から断続的にふわふわしためまいが起きているとのことです。
さらに専門医では特に異常がないめまいということを合わせて考えると「持続性知覚性姿勢誘発めまい」ではないかと推測しました。
また頭部を動かしたり上体を傾けたりするとふわふわするめまいが強まる状態であるため、首や肩の筋肉の過緊張によってもめまいを誘発させているのではないかと考えました。
【施術内容と経過】
初回:うつ伏せの姿勢になるとめまいが強まるとのことで初回は仰向けのみで手足+頭部に鍼灸を施術し身体全体の緊張をとり副交感神経の働きを高めるようにしました。施術後、立ち上がったときにめまいが起こらずそれなりの効果があったと判断しました。
2回目:前回に比べるとめまいの強度が弱まったとのことで今回はうつ伏せが可能でしたのでめまいの原因である頚部や肩部の緊張をとる施術を行いました。また仰向けで施術する際に寝返りを打ったのですが、その動作でもめまいは起こりませんでした。動作に対するめまい症状は軽減されているようにみえました。
4回目: 「ほとんどめまいが起こらない」との反応がありました。身体の状態を診ると授乳しているせいもあり、まだ頚部や肩部の筋肉の緊張がみられていました。
5回目:前回から今日までめまいは一度も起きていないとのこと。授乳や育児による疲労でめまいがぶり返すおそれがあるため施術間隔を空けて引き続き経過観察するかたちになりました。

【今回の症例の考察】
いわゆる「ふわふわするめまい」という症状は中年以降の女性に多い症状ですが、西洋医学では長らく「原因不明」とされていましたが、近年「持続性知覚性姿勢誘発めまい PPPD」という病名がつくようになりました。今回の女性は29歳とまだ若い年齢でしたが過去にめまいが起きており、産後、育児など心身のストレスから持続性知覚性姿勢誘発めまいが誘発されたのではないかと推測できます。そのため、めまいを引き起こしている原因を突き止めて施術ができたためめまいを改善することができました。

患者様の声 PPPD 持続性知覚性姿勢誘発めまい 】
「突然、朝に座ることができないくらいのめまいに襲われた」
29歳女性  東京都在住

突然、朝の起床時に座ることもできないぐらいのめまいに襲われました。2~3日寝込み、様子を見ましたが、夕方頃から少し楽にはなるものの、起床時は変わりませんでした。そこで、耳鼻科を受診しました。「三半規管からくるめまいでしょう。」「少しづつ治まっていくると思います。」との事で、授乳中だったため薬はもらわず帰宅しました。次の日の朝も、その次の日もひどくはならないものの、めまいの症状は変わりませんでした。小さい子供もいたため、ずっと休むわけにもいかず、携帯でいろいろと調べていると、「鍼灸院コモラボ」のサイトを見つけました。はり治療は初めてで、不安でしたが、治療についてしっかり説明して頂き、めまいの症状の原因等についても詳しくお話ししてくださいました。安心して治療を受けることができ、「しんどかったね」と先生に優しい声をかけてもらいました。週1回の治療を約1か月続け、あの日のめまいがうそのように良くなりました。めまいは隠れやすいと言う事で、間隔をあけて、様子を見ながらもう少し治療を続けますが、先生方には、本当に感謝いたします。ありがとうございました。

当院最新の症例報告と知恵袋

【最新情報】
今回解説したPPPDは現在の西洋医学ではSSRIと呼ばれる抗うつ薬を処方することが多いようです。
脳のセロトニンに関わる部分の異常がめまい症状を引き起こすと考えられています。
そのため処方される薬だけを考えるとPPPDは西洋医学では心療内科や精神科領域での治療対象かもしれません。
しかし、薬物療法はあくまでも対処療法であるため根本的な「自然治癒力で正常な機能へと回復させる」という目的は達成できません。
依存性や副作用を考慮して服用する必要があります。

【最新情報】
今回解説したPPPDは現在の西洋医学ではSSRIと呼ばれる抗うつ薬を処方することが多いようです。
脳のセロトニンに関わる部分の異常がめまい症状を引き起こすと考えられています。
そのため処方される薬だけを考えるとPPPDは西洋医学では心療内科や精神科領域での治療対象かもしれません。
しかし、薬物療法はあくまでも対処療法であるため根本的な「自然治癒力で正常な機能へと回復させる」という目的は達成できません。
依存性や副作用を考慮して服用する必要があります。

PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)は東洋医学に基づく鍼灸治療で改善できる

このPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)はめまいを引き起こしている筋肉の緊張と自律神経の乱れへ直接アプローチができる鍼灸治療が効果的です。
鍼灸は筋緊張の緩和させ自律神経の働きを正常に戻す効果があります。
それによりPPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)の症状を改善させることができます。

病院のように薬物を利用せずにめまいを根本的に改善する効果があるため、薬物による副作用もなく身体の負担がありません。

当院ではその鍼灸の効果を高めるために東洋医学に基づく体質診断を用いて一人ひとりの体質にあったツボや筋肉を刺激して効果を引き出します。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。



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