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ストレスで急に手足が冷たくなる|緊張すると手が冷たくなるときの対処法

ストレスで急に手足が冷たくなる|緊張すると手が冷たくなるときの対処法
公開日:2024年07月16日
更新日:2024年12月17日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

ストレスによる手足の冷えでお悩みの方にアドバイス

「急に手足が冷えてきて気になる」
「真夏でも手足はいつも冷たくて温めたくなる」
「人から手が冷たいねと指摘される」

このような不調でお悩みの方はおられないでしょうか。
今回は「ストレスで急に手足が冷たくなる|緊張すると手が冷たくなるときの対処法」と題してストレスで起こる手足の冷えのメカニズムと改善方法を解説します。

手足が冷たくなるのは自律神経が関係しています

「大勢の人前に出ると緊張する」、「試験の日に手が冷たく感じた」という経験はどなたでもあると思います。
私も鍼灸学生で国家試験をする際に、手がとても冷たくなった記憶があります。
このような手足が冷たくなる反応は自律神経が関与しており大きく2つの理由があげられます。


1.手足の血管の太さが細くなる
2.手足からの発汗

「大勢の人前に出ると緊張する」、「試験の日に手が冷たく感じた」という経験はどなたでもあると思います。
私も鍼灸学生で国家試験をする際に、手がとても冷たくなった記憶があります。
このような手足が冷たくなる反応は自律神経が関与しており大きく2つの理由
があげられます。

1.手足の血管の太さが細くなる
2.手足からの発汗

【理由その1】手足の血管の太さが細くなる

私たちの手足の温度は末梢血管の血流量によって左右されます。
末梢血管とは手や足などの体の末端を流れる血管(血液)のことです。

心臓から排出された血液は
大動脈⇒動脈⇒毛細血管⇒静脈⇒大静脈⇒心臓
と1分間に約5ℓもの量が絶えず全身を循環しています。

これによって各組織に酸素や栄養が送られ、不要となった老廃物がや腎臓へと運ばれています。
心臓から排出された血液の約15%が骨格筋といって内臓以外の筋肉に流れています。

私たちの手足の温度は末梢血管の血流量によって左右されます。
末梢血管とは手や足などの体の末端を流れる血管(血液)のことです。

心臓から排出された血液は
大動脈⇒動脈⇒毛細血管⇒静脈⇒大静脈⇒心臓
と1分間に約5ℓもの量が絶えず全身を循環しています。

これによって各組織に酸素や栄養が送られ、不要となった老廃物がや腎臓へと運ばれています。
心臓から排出された血液の約15%が骨格筋といって内臓以外の筋肉に流れています。

環境の変化に応じて自律神経が調節している

血液の流れは気温や運動、体温など様々な要因によって変わっています。
その環境に適した血液の循環になるように自律神経が自動的に私たちの体の中で調節しているのです。

体に分布するセンサー⇒脳⇒自律神経⇒血流の調節

というようにして血液の流れはコントロールされています。
とくに手足の末梢の血液をコントロールしているのは自律神経の中の交感神経になります。

血液の流れは気温や運動、体温など様々な要因によって変わっています。
その環境に適した血液の循環になるように自律神経が自動的に私たちの体の中で調節しているのです。

体に分布するセンサー⇒脳⇒自律神経⇒血流の調節

というようにして血液の流れはコントロールされています。
とくに手足の末梢の血液をコントロールしているのは自律神経の中の交感神経になります。

ノルアドレナリンによって末端の血管が収縮する

寒さや冷気などのストレスが体に加わると、脳からノルアドレナリンという物質が分泌されます。
それが交感神経に働きかけて手足の末梢の血管を収縮させるようにします。

手足の末梢の血管が収縮することで手足にながれる血液の量が減ります。
血液の量が減ることで手足の温度が下がります。

これにより末端の血管から熱が放熱されないように身を守っていると考えられます。
この生理的な反応が手足の冷えとして感じるようになります。

寒さなどのストレス以外でも怒りや恐怖などの精神的ストレスによっても脳からはノルアドレナリンが放出されます。
そのため自律神経の交感神経が働き末梢の血管が収縮することで手足の冷えを感じるようになります。

寒さや冷気などのストレスが体に加わると、脳からノルアドレナリンという物質が分泌されます。
それが交感神経に働きかけて手足の末梢の血管を収縮させるようにします。

手足の末梢の血管が収縮することで手足にながれる血液の量が減ります。
血液の量が減ることで手足の温度が下がります。

これにより末端の血管から熱が放熱されないように身を守っていると考えられます。
この生理的な反応が手足の冷えとして感じるようになります。

寒さなどのストレス以外でも怒りや恐怖などの精神的ストレスによっても脳からはノルアドレナリンが放出されます。
そのため自律神経の交感神経が働き末梢の血管が収縮することで手足の冷えを感じるようになります。

【理由その2】手足からの発汗

そしてもう一つは発汗です。
緊張すると頭や背中などに冷や汗が出たりすることがあります。

これを生理学では精神性発汗といいます。
これもじつは自律神経の交感神経の働きとされています。

精神的ストレスを感じることで交感神経が働き発汗します。
この発汗による気化熱で体の熱が奪われますので、手足の冷えを感じるようになります。

試験など一時期の緊張だけによる発汗であれば問題ありませんが、仕事環境など長期間にわたり常に心身ともに緊張状態にさらされる場合は慢性的に手足の冷えを感じるようになるため注意が必要です。

そしてもう一つは発汗です。
緊張すると頭や背中などに冷や汗が出たりすることがあります。

これを生理学では精神性発汗といいます。
これもじつは自律神経の交感神経の働きとされています。

精神的ストレスを感じることで交感神経が働き発汗します。
この発汗による気化熱で体の熱が奪われますので、手足の冷えを感じるようになります。

試験など一時期の緊張だけによる発汗であれば問題ありませんが、仕事環境など長期間にわたり常に心身ともに緊張状態にさらされる場合は慢性的に手足の冷えを感じるようになるため注意が必要です。

緊張による手足の冷えによるおすすめの対策

緊張による手足の冷えの改善はリラックスできる環境作りです。
リラックスする方法は人それぞれありますので、個人で会うもの探してみるのがよいでしょう。

個人的にお勧めなのはぬるめのお湯につかることです。
ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が働くようになり、リラックス効果が高まります。

また発汗をすることで汗腺の働きも正常に戻るため発汗機能が落ち着きます。
入浴の目安はだいたい15分から20分程度がよいでしょう。

緊張による手足の冷えの改善はリラックスできる環境作りです。
リラックスする方法は人それぞれありますので、個人で会うもの探してみるのがよいでしょう。

個人的にお勧めなのはぬるめのお湯につかることです。
ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が働くようになり、リラックス効果が高まります。

また発汗をすることで汗腺の働きも正常に戻るため発汗機能が落ち着きます。
入浴の目安はだいたい15分から20分程度がよいでしょう。

緊張による手足の冷えにおすすめなツボ

・三陰交
場所:足の内くるぶしの一番高い位置から指4本分上の骨の際

・三陰交
場所:足の内くるぶしの一番高い位置から指4本分上の骨の際

・血海
場所:膝のお皿の内側のラインと上際のラインとの交点から指3本上

・血海
場所:膝のお皿の内側のラインと上際のラインとの交点から指3本上

・神門
場所:手首の内側、小指側の腱の内側、横じわの小指側の少しくぼんだ場所

・神門
場所:手首の内側、小指側の腱の内側、横じわの小指側の少しくぼんだ場所

ストレスによる手足の冷えは鍼灸で改善できます

このような心身のストレスによって起こる自律神経の乱れ、手足の冷えは鍼灸治療によって改善できます。
鍼灸には興奮した交感神経を鎮静させてリラックスを高める副交感神経の働きを活発にさせる効果があります。

ぜひ、日々のストレスで手足の冷えを感じているかたは当院にご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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