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後頭部偏頭痛の原因と改善法|薬に頼らない鍼灸アプローチと5回施術で改善した体験談
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2025年11月13日
更新日:2025年11月13日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

「後頭部偏頭痛」に悩む方へ。この記事では、原因・症状・セルフケア・鍼灸による根本改善までを網羅的に解説します。薬が効かない方や再発を繰り返す方に向けた、東洋医学的な視点からの実践的な内容です。
後頭部偏頭痛とは?特徴と他の頭痛との違い

後頭部偏頭痛は、頭の後ろ側にズキズキ・重だるい痛みが出るタイプの偏頭痛です。こめかみや前頭部に出る一般的な偏頭痛とは異なり、以下のような特徴があります:
- 首の付け根〜後頭部にかけて痛みが集中
- 肩こり・首こりを伴うことが多い
- 痛みが片側または両側に広がる
- 光や音に敏感になることもある
- 吐き気やめまいを伴う場合もある
このタイプの偏頭痛は、筋肉の緊張・血流障害・自律神経の乱れが複合的に関与していると考えられています。
後頭部偏頭痛の主な原因|なぜ起こるのか?

後頭部偏頭痛は、頭の後ろ側にズキズキ・重だるい痛みが出るタイプの偏頭痛です。こめかみや前頭部に出る一般的な偏頭痛とは異なり、以下のような特徴があります:
- 首の付け根〜後頭部にかけて痛みが集中
- 肩こり・首こりを伴うことが多い
- 痛みが片側または両側に広がる
- 光や音に敏感になることもある
- 吐き気やめまいを伴う場合もある
このタイプの偏頭痛は、筋肉の緊張・血流障害・自律神経の乱れが複合的に関与していると考えられています。
首のこりからくる後頭部のズキズキに|毎日できるセルフケアで偏頭痛を軽くする方法

「後頭部がズキズキ痛む」「首の重だるさが続く」——そんな偏頭痛に悩む方は、首肩の緊張や血流の滞りが原因になっている可能性があります。薬に頼る前に、日常のセルフケアで体を整えることが、症状の緩和と再発予防につながります。
ツボ刺激で首まわりの緊張をリセット
- 風池(ふうち):首の後ろ、髪の生え際。親指でゆっくり押すと、頭部の血流が改善されて痛みが和らぎます
- 天柱(てんちゅう):風池のやや内側。眼精疲労や首こりにも効果的で、後頭部の重さが軽くなります
- 合谷(ごうこく):手の甲、親指と人差し指の間。全身の緊張を緩め、痛みの感受性を下げる万能ツボ
※1日2〜3回、深呼吸しながら「痛気持ちいい」強さで30秒〜1分押すのがポイントです。
習慣を変えて、頭痛の起こりにくい体へ
- 首肩を温める:ホットタオルや入浴で血流を促進し、筋肉のこわばりを防ぐ
- 姿勢を整える:スマホやPC使用時は、首を前に出しすぎないよう意識する
- こまめな水分補給:脱水は頭痛の引き金になるため、1日1.5〜2Lを目安に
- 睡眠の質を高める:寝る前のスマホ使用を控え、深い眠りを促す習慣をつくる
これらのセルフケアは、後頭部偏頭痛の頻度と強度を軽減するだけでなく、鍼灸治療の効果を持続させるためにも役立ちます。
首・神経・血流から整える|鍼灸で後頭部偏頭痛が改善する理由

後頭部偏頭痛は、首の筋肉の緊張や血流の滞り、自律神経の乱れが複雑に絡み合って起こる症状です。鍼灸はこれらの構造的・機能的な問題に対して、3つの方向からアプローチすることで根本改善を目指します。
① 首まわりの筋緊張を緩める
- 後頭下筋群や僧帽筋など、痛みの原因となる深層筋に直接アプローチ
- 鍼刺激により筋肉のこわばりが緩和され、神経への圧迫が軽減
② 血流と酸素供給を改善する
- 鍼によって局所の血流が促進され、炎症物質の排出と組織修復が進む
- 酸素不足による神経の過敏性が抑えられ、痛みの閾値が上がる
③ 自律神経のバランスを整える
- 鍼灸は副交感神経を優位にし、交感神経の過緊張を鎮める
- ストレスや睡眠不足による発作の誘発を防ぎ、再発しにくい体質へ導く
このように鍼灸は、痛みの出ている場所だけでなく、痛みを生み出す体の状態そのものに働きかける治療法です。後頭部偏頭痛に悩む方にとって、薬に頼らない根本改善の選択肢となり得ます。
患者の体験談|5回の鍼灸治療で後頭部偏頭痛が改善したケース

40代男性・Tさんの体験談:
「後頭部がズキズキと痛み、首の重だるさもありました。病院では異常なしと言われ、鎮痛薬を処方されましたが、根本的には改善せず。ネットで『後頭部偏頭痛 鍼灸』と検索し、鍼灸院コモラボを受診。初回の施術で首肩の筋緊張と腎の弱りを指摘され、風池・腎兪・百会などのツボに鍼を受けました。2回目で痛みの頻度が減り、5回目には発作がほぼ消失。今では週1回のメンテナンスとセルフケアで快適に過ごせています。」
後頭部の痛みに振り回されない毎日へ|“整えるケア”で根本から改善する選択を
後頭部にズキズキと響く偏頭痛は、単なる頭の痛みではなく、首肩の緊張・血流の滞り・自律神経の乱れ・体質的な冷えや疲労の蓄積など、全身のバランスの崩れが引き金になっています。
そのため、痛みを一時的に抑えるだけの対処ではなく、「痛みを起こしにくい体」をつくることが本当の改善への近道です。
- 鍼灸で、神経・血流・筋肉・内臓の働きを整える
- セルフケアで、姿勢・睡眠・冷え・水分不足など日常の負担を減らす
- ツボ刺激や温め習慣で、再発しにくい体質へ導く
このように、鍼灸と生活習慣の見直しを組み合わせた“統合ケア”こそが、後頭部偏頭痛の根本改善に最も効果的なアプローチです。
「薬に頼らず、痛みに振り回されない毎日を送りたい」——そう願うあなたに、今こそ“整えるケア”という選択をおすすめします。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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