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風邪で味覚がない|風邪で味がしない原因と治し方

風邪で味覚がない|風邪で味がしない原因と治し方

公開日:2025年09月19日
更新日:2025年10月23日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

風邪を引いた後の味覚障害と嗅覚障害の改善例を紹介

今回は「風邪で味覚がない|風邪で味がしない原因と治し方」と題して、風邪を引いた後の味覚障害と嗅覚障害が主訴の患者様に対して鍼灸治療が有効であった改善例を紹介します。

今回は「風邪で味覚がない|風邪で味がしない原因と治し方」と題して、風邪を引いた後の味覚障害と嗅覚障害が主訴の患者様に対して鍼灸治療が有効であった改善例を紹介します。

問診① 喉と鼻の症状が酷い風邪

5日前から味覚障害と嗅覚障害の症状が出ていました。
これらの症状が出る数日前に風邪を引いていたそうです。
熱はそんなに高くなかったのですが以下の症状が主に出現しました。
・鼻水
・鼻詰まり
・喉の違和感
主に喉と鼻の症状が酷い風邪のようです。

問診② 鼻と喉の症状が回復してきたときに嗅覚障害が起こる

風邪の症状は徐々に回復してきて鼻水や鼻詰まりなども治ってきた時点で「嗅覚がない」と異変に気付いたそうです。
嗅覚は芳香剤やコーヒーなど強い匂いを鼻のすぐそばで嗅ぐと微かに感じる程度まで低下していました。
そのため今まで日常生活で感じていた匂いはほぼ分からない状態になり不安になったそうです。

問診③ 味覚障害も同時に起こる

また、同時に味覚も鈍くなり、以前に比べて3〜4割程度しか味が感じなくなるまで低下しました。
耳鼻科に行ってコロナなどの検査も受けたが、陰性と診断されました。
耳鼻科で薬を処方され数日服用していたものの、全く変化がなかったそうです。
元々、首や肩のこりに対しての自覚症状はなく、自分の症状についてインターネットで調べていて、様々な治療法を探す中で、当院の症例に同じような症状の方がいたこともあり、ご来院されました。

触診 交感神経の過緊張状態が起きている

視診では身体には特に異常がみられませんでした。
触診では頚部の過緊張が目立っていました。
特に後頭部の筋付着部に圧痛が目立ってみられました。
そのため首から背部にかけて交感神経の過緊張状態であると診断しました。

視診では身体には特に異常がみられませんでした。
触診では頚部の過緊張が目立っていました。
特に後頭部の筋付着部に圧痛が目立ってみられました。
そのため首から背部にかけて交感神経の過緊張状態であると診断しました。

治療部位

①頭半棘筋
②僧帽筋
③頭板状筋
④肩甲挙筋
⑤胸鎖乳突筋
⑥内・外側翼突筋

治療経過

1回目:
術後に首の筋肉にだるさが残る。

2回目:
初回施術の後に味覚の改善が少しみられた。
嗅覚はまだ変化なし。

3回目:
味覚は9割近く回復する。
嗅覚も10→5〜6割程度改善がみられる。

4回目:
味覚はほぼ改善する。
嗅覚も多少症状に波があるものの8割まで回復してきた。

5回目:
以前よりも身体全体の調子は上がってきた。

6回目:
空間の香りが分かるようになってきた。
味覚は調子が良いが、嗅覚は残り2割のままの状態。

10回目:
初診時の自覚症状は完治した。

風邪で嗅覚障害や味覚障害は起こる

人間の五感の中で最も重要なものは嗅覚だと言われています。
コロナウイルスが流行した時に「コロナ罹患後に嗅覚障害や味覚障害が起こる」と話題になりました。
しかし、コロナではなくても風邪を引いた後に嗅覚障害や味覚障害が起こることはあります。
今回の症例はこれに当てはまります。

人間の五感の中で最も重要なものは嗅覚だと言われています。
コロナウイルスが流行した時に「コロナ罹患後に嗅覚障害や味覚障害が起こる」と話題になりました。
しかし、コロナではなくても風邪を引いた後に嗅覚障害や味覚障害が起こることはあります。
今回の症例はこれに当てはまります。

味覚障害や嗅覚障害が起こりやすい特徴

そもそも風邪というのは自律神経に影響を与えるものです。
発熱の生理反応は自律神経が関わっています。
それ以外にも関節痛も関節内の滑膜に自律神経が分布していることで起こる反応です。

しかし、現代医学では嗅覚障害と味覚障害が風邪で起こる原因は明確にはありません。
嗅覚障害と味覚障害を起こす要因としては以下の特徴がみられます。

①食いしばりがある
②首こりがある
③睡眠不足

改善には東洋医学の鍼灸

このような風邪の後遺症による嗅覚障害や味覚障害には東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療の刺激は自律神経を統括している脳の中枢神経に働きかけて自律神経を調整する作用があります。

西洋医学の薬物療法のように依存性がないため安心安全に受けていただけます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

風邪の後遺症による味覚障害【50歳女性 自営業(神奈川県在住)】

【電磁波過敏症が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・福島県在住/53歳女性
風邪をひいたあと、食事の味がまったく分からなくなりました。
香りも感じられず、好きだったコーヒーの香りも、煮物の湯気も、ただの空気のようになりました。
病院では「ウイルスによる味覚・嗅覚障害」と診断され、ビタミン剤やステロイドの吸入薬を処方されました。
しかし、数週間経っても改善は見られず、食事が苦痛になり、気分も沈みがちになりました。
「このまま一生味も香りも感じられないのでは」と不安が募る中、ネットで鍼灸治療が効果的だったという体験談を見つけ、思い切って鍼灸院コモラボを訪れました。
初回の施術で頭の奥の重さが少し軽くなり、呼吸が深くできるようになったのを覚えています。
週1回のペースで8回通う中で、徐々に変化が現れました。
4回目あたりから、ふとした瞬間に味を感じることがあり、6回目には香りにも反応できるようになりました。
8回目の施術後には、食事の味がしっかり分かり、香りを楽しめるようになりました。
今では、五感を通して季節や日常を感じられることに、深い感謝を覚えています。
同じように、風邪の後遺症で味や香りを失った方には、鍼灸という選択肢をぜひ知ってほしいと思います。

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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