BLOG

ブログ

風邪のあとで味覚がない原因と回復法|耳鼻科・自宅ケア・鍼灸でできること

風邪のあとで味覚がない原因と回復法|耳鼻科・自宅ケア・鍼灸でできること

公開日:2025年09月19日
更新日:2025年12月02日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー  治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。

風邪後の味覚消失とは何が起きているか

風邪ウイルスや上気道炎で鼻粘膜や嗅神経が一時的に機能低下すると、香り情報が脳に届かず「味がしない」と感じます。味覚と嗅覚は連動しているため、嗅覚障害が主因のことが多いです。

風邪ウイルスや上気道炎で鼻粘膜や嗅神経が一時的に機能低下すると、香り情報が脳に届かず「味がしない」と感じます。味覚と嗅覚は連動しているため、嗅覚障害が主因のことが多いです。

まず受診すべきタイミングと検査

2週間以上改善しない、急激な消失、顔面痛や高熱を伴う場合は耳鼻咽喉科受診。視診・内視鏡・嗅覚検査で原因を特定します。

2週間以上改善しない、急激な消失、顔面痛や高熱を伴う場合は耳鼻咽喉科受診。視診・内視鏡・嗅覚検査で原因を特定します。

自宅でできる具体的対処(手順付き)

鼻うがい(生理食塩水):1日1回で粘膜の回復を助ける。
蒸気吸入:5分程度で鼻通りを改善。
嗅覚トレーニング:レモン・ローズマリー・コーヒー・ユーカリ等を1日2回、各20秒ずつ嗅ぐ。継続は3か月が目安。

  • 鼻うがい(生理食塩水):1日1回で粘膜の回復を助ける。
  • 蒸気吸入:5分程度で鼻通りを改善。
  • 嗅覚トレーニング:レモン・ローズマリー・コーヒー・ユーカリ等を1日2回、各20秒ずつ嗅ぐ。継続は3か月が目安

鍼灸が補助するメカニズムと適応

鍼灸は顔面・頸部の血流改善と自律神経調整を通じて粘膜修復を促すことが期待されます。耳鼻科で器質的疾患が否定された後の補助療法として、週1回×4回を目安に検討します。

鍼灸は顔面・頸部の血流改善と自律神経調整を通じて粘膜修復を促すことが期待されます。耳鼻科で器質的疾患が否定された後の補助療法として、週1回×4回を目安に検討します。

実践プランと評価の流れ

耳鼻科受診→鼻腔ケアと嗅覚トレ→3週間評価→改善乏しければ鍼灸週1回×8回の順で進めます。改善度は嗅覚スコア・主観的味覚評価で記録してください。

風邪の後遺症による味覚障害【50歳女性 自営業(神奈川県在住)】

【風邪の後遺症による味覚障害が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・福島県在住/53歳女性
風邪をひいたあと、食事の味がまったく分からなくなりました。
香りも感じられず、好きだったコーヒーの香りも、煮物の湯気も、ただの空気のようになりました。
病院では「ウイルスによる味覚・嗅覚障害」と診断され、ビタミン剤やステロイドの吸入薬を処方されました。
しかし、数週間経っても改善は見られず、食事が苦痛になり、気分も沈みがちになりました。
「このまま一生味も香りも感じられないのでは」と不安が募る中、ネットで鍼灸治療が効果的だったという体験談を見つけ、思い切って鍼灸院コモラボを訪れました。
初回の施術で頭の奥の重さが少し軽くなり、呼吸が深くできるようになったのを覚えています。
週1回のペースで8回通う中で、徐々に変化が現れました。
4回目あたりから、ふとした瞬間に味を感じることがあり、6回目には香りにも反応できるようになりました。
8回目の施術後には、食事の味がしっかり分かり、香りを楽しめるようになりました。
今では、五感を通して季節や日常を感じられることに、深い感謝を覚えています。
同じように、風邪の後遺症で味や香りを失った方には、鍼灸という選択肢をぜひ知ってほしいと思います。

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。

鍼灸は血流と自律神経を整える補助療法

風邪後の味覚消失はまず医療で原因確認が最優先。鼻腔ケアと嗅覚トレーニングを基本に、鍼灸は血流と自律神経を整える補助療法として有効な選択肢になり得ます。



この症状に対する質問

質問をどうぞ

一覧に戻る