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突発性難聴の後遺症が辛い|突発性難聴後の耳鳴りを鍼灸で改善

突発性難聴の後遺症が辛い|突発性難聴後の耳鳴りを鍼灸で改善

公開日:2026年04月02日
更新日:2026年04月02日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー  治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。

耳鳴りでお悩み(30代 女性)

1ヶ月前に左耳の聞こえづらさや閉塞感、耳鳴りが現れ、突発性難聴と診断されました。入院治療でも大きな変化は見られず、退院後も投薬を続けていますが、現在は「ザー」と鳴り続ける耳鳴りが一番のストレスのようです。仕事や家事に集中できず、精神的にも疲弊しています。以前から慢性的な首肩こりや背中の張りを感じており、身体の緊張が抜けない状態が続いていました。耳の不調は自律神経の乱れや血流不全も関係していると聞き、薬だけでなく、根本的な身体の強張りをケアしていく必要性を感じて当院に来院されました。

原因不明の耳鳴りも鍼灸で改善。聴力検査が正常化した症例と経過

原因不明の耳鳴りに対し、鍼灸は全身の熱バランスや筋肉の緊張を整えることで高い改善効果を発揮します。本症例では、首・肩の凝りや足の冷えといった身体的要因に着目し、腹部や首周りの緊張を解きほぐす施術を継続しました。当初は不眠を伴うほどの強いストレスがありましたが、週2回ペースの通院で段階的に聴力が向上し、15回目の施術で検査数値も正常化。局所的な処置だけでなく、全身を調整する鍼灸アプローチが、耳鳴りや閉塞感の根本的な解決に有効であることを示しています。

原因不明の耳鳴りに対し、鍼灸は全身の熱バランスや筋肉の緊張を整えることで高い改善効果を発揮します。本症例では、首・肩の凝りや足の冷えといった身体的要因に着目し、腹部や首周りの緊張を解きほぐす施術を継続しました。当初は不眠を伴うほどの強いストレスがありましたが、週2回ペースの通院で段階的に聴力が向上し、15回目の施術で検査数値も正常化。局所的な処置だけでなく、全身を調整する鍼灸アプローチが、耳鳴りや閉塞感の根本的な解決に有効であることを示しています。

初診時の情報

■ 主訴
・耳鳴り(聴力低下よりも、現在の耳鳴りを主訴としたストレスが強い)
■ 現病歴および生活状況
・発症の経緯: 明確なきっかけは自覚していない。
・心理的・身体的背景: 仕事や日常生活における特段のストレスや、耳・身体への過度な負担感は認められない。本人も発症原因について心当たりがない状況。
■ 身体的所見・考察
・随伴症状: 首・肩・背部の筋緊張が常習的。また、足の冷えや眼精疲労も自覚している。
・考察: 上記の身体的特徴から、全身の熱バランス(冷えと緊張の不均衡)が耳鳴りの一因となっている可能性が高いと判断する。

問診の結果、患者様は聴力の低下よりも耳鳴りによるストレスを強く感じておられます。発症に明確なきっかけはなく、仕事や日常での負担も自覚されていないため、ご本人も原因が不明な状態です。身体的には首から背中にかけての凝り、足の冷え、眼精疲労が顕著に認められました。これらの所見から、全身の熱バランスの乱れ(上下の不均衡)が耳鳴りの一因となっている可能性が高いと考え、施術の指針といたします。

検査

首や肩を動かした際の痛みはないものの、可動域の制限が認められます。左側の翳風(えいふう)に圧痛があり、腹診では季肋部および腹部全体に緊張が確認されました。

【初回】突発性難聴に対する鍼灸

腹診の結果に基づき、仰臥位で手足のツボを用いて腹部の緊張を緩和しました。続いて座位にて頸部と耳周囲の反応を確認し、解熱効果のある手と背中のツボで調整を行いました。治療後、腹部と頸部の可動域が改善し、左「翳風(えいふう)」の圧痛も緩和しています。突発性難聴は早期治療が非常に重要であるため、全身調整の必要性をご説明し、まずは4週間、週2回の通院をご提案しました。

腹診の結果に基づき、仰臥位で手足のツボを用いて腹部の緊張を緩和しました。続いて座位にて頸部と耳周囲の反応を確認し、解熱効果のある手と背中のツボで調整を行いました。治療後、腹部と頸部の可動域が改善し、左「翳風(えいふう)」の圧痛も緩和しています。突発性難聴は早期治療が非常に重要であるため、全身調整の必要性をご説明し、まずは4週間、週2回の通院をご提案しました。

【2回目】耳鳴りの改善経過|背部と足のツボ調整で全身を整える鍼灸アプローチ

前回の施術後、耳鳴りの症状に変化が現れました。「キーン」という高い音と「ザー」という雑音が混在する状態となり、依然として耳鳴りが気になって眠りにつけない夜があるとのことです。今回の施術方針として、前回の内容を踏襲しつつ、さらなる改善を目指してうつ伏せでの背部へのアプローチを追加しました。特に背中の強い緊張を効率的に緩めるため、足にある特定の経穴(ツボ)を併用し、全身の緩和を促進しております。経過として、首の動きは前回より良好な状態をしっかりとキープできており、身体の土台が整いつつあるのを感じます。引き続き、耳鳴りという局所の症状だけでなく、首や背中を含めた身体全体の緊張を解きほぐすケアを継続してまいります。

【3~5回目】つらい耳鳴りが少しずつ変化|肩の緊張を緩め眠りを取り戻す鍼灸治療の経過

耳鳴りの症状は続いていますが、夜間に悪化して眠れないといった苦痛は解消され、症状との付き合い方に変化が出てきました。また、ドライヤーや機械などの特定の音刺激によって耳鳴りが増幅するという具体的な反応も確認できています。身体の状態については、肩周りの過剰な緊張が抜け、以前よりも身体がすっきりと軽くなったとの実感をお話しいただけました。今回の治療も前回同様の施術方針を継続し、肩から背中にかけての緊張緩和と全身の調整を行っています。引き続き、耳鳴りを取り巻く環境や身体の変化を注視しながら、根本的な改善を目指して丁寧にケアを進めてまいります。

耳鳴りの症状は続いていますが、夜間に悪化して眠れないといった苦痛は解消され、症状との付き合い方に変化が出てきました。また、ドライヤーや機械などの特定の音刺激によって耳鳴りが増幅するという具体的な反応も確認できています。身体の状態については、肩周りの過剰な緊張が抜け、以前よりも身体がすっきりと軽くなったとの実感をお話しいただけました。今回の治療も前回同様の施術方針を継続し、肩から背中にかけての緊張緩和と全身の調整を行っています。引き続き、耳鳴りを取り巻く環境や身体の変化を注視しながら、根本的な改善を目指して丁寧にケアを進めてまいります。

【6~8回目】耳鳴りが落ち着き聴力も向上|首と耳周囲の調整で目指す根本的改善

耳鳴りの症状に明らかな改善が見られ、夜間に眠れないほどの苦痛は解消されました。音の混在感も消失し、現在は「ザー」という音が残る程度に落ち着いています。一方で、低音域の聞き取りづらさは依然として残存しています。特筆すべき点として、オージグラム(聴力検査)にて高音・低音ともに聴力の向上が確認されました。今回は仰臥位での施術に加え、お仕事の影響で首周りの緊張が顕著であったため、座位にて耳周囲と頸部の調整を重点的に行いました。患者様ご自身からも「落ち着いてきた」との実感が得られており、検査結果と主観的な回復が一致しつつあります。今後も、日常生活での負担と身体反応を丁寧にすり合わせながら、聴力機能のさらなる回復を目指して施術を継続してまいります。

【9~10回目】耳鳴り・閉塞感の変化と経過|首と踵のツボで全身バランスを整える

耳鳴りの状態に「波」が現れるようになりました。調子の良い日はほとんど気にならないレベルまで落ち着いていますが、調子が悪い日には音を大きく感じ、それに伴い耳の閉塞感も強まる傾向にあります。この変動に連動して、聞こえ方にも日によって明らかな差が出ている状況です。本日の施術は、これまでの基本方針を継続しつつ、頸椎(首)の状態を詳細に確認しました。その際に見られた反応に基づき、首の緊張を根本から解放するため、踵(かかと)にあるツボへのアプローチを新たに追加しました。症状に波が出るのは、身体が回復しようと変化している過程でもあります。良い状態の時間を少しずつ延ばしていけるよう、引き続き首周りの微細な反応を捉えながら、全身のバランスを整えてまいります。

【11~12回】安定期の耳鳴り治療|些細な変化を捉え聴力回復を目指すアプローチ

耳鳴りや閉塞感の波は徐々に落ち着きを見せています。聴力検査の結果も良好に推移していますが、依然として低音域の聞き取りづらさは残存しています。以前は音が反響する感覚もありましたが、現在は消失しており、症状の質に改善が見られます。本日はこれまでの基本方針に加え、頭部の経穴(ツボ)を用いて、首周りの深部の緊張をより重点的に解放するアプローチを行いました。現在、経過は安定期に入っており、急激な症状の変化は出にくくなる時期です。ここからは回復の歩みが緩やかになるため、治療にはこれまで以上に辛抱が必要となることを患者様へお伝えしました。同時に、大きな変化に捉われすぎず、施術前後での些細な身体の反応やコンディションの細かな変化に目を向けることの重要性についても共有いたしました。

【13~14回目】耳鳴りと閉塞感が改善へ|安定期で見えた聴力回復と体調の定着記録

耳鳴りや閉塞感の波は最小限となり、日々の体調変動も随分と小さくなりました。静かな環境下では奥の方に「ジー」という小さな音が残るものの、日常生活で気にならない場面が増えています。聴力検査においても低音域が改善され、音を拾える範囲が着実に広がっています。身体面では、初回に確認された「翳風(えいふう)」の圧痛が消失していることが大きな指標となりました。本日は背骨(脊柱)の反応を詳細に確認しつつ、手および踵(かかと)の経穴を用いて、引き続き全身の緊張緩和を図りました。体調が安定期に入り、少しずつ改善の質が変わってきています。このまま良い状態を定着させ、残っている音もさらに気にならないレベルへと近づけていくため、丁寧な調整を継続してまいります。

耳鳴りや閉塞感の波は最小限となり、日々の体調変動も随分と小さくなりました。静かな環境下では奥の方に「ジー」という小さな音が残るものの、日常生活で気にならない場面が増えています。聴力検査においても低音域が改善され、音を拾える範囲が着実に広がっています。身体面では、初回に確認された「翳風(えいふう)」の圧痛が消失していることが大きな指標となりました。本日は背骨(脊柱)の反応を詳細に確認しつつ、手および踵(かかと)の経穴を用いて、引き続き全身の緊張緩和を図りました。体調が安定期に入り、少しずつ改善の質が変わってきています。このまま良い状態を定着させ、残っている音もさらに気にならないレベルへと近づけていくため、丁寧な調整を継続してまいります。

【15回目】耳鳴りから卒業へ|聴力検査の正常化と全身調整で取り戻した健康な日々

治療を重ねる中で、耳鳴りは月に数回程度まで減少しました。低音域の聴力も大幅に改善し、検査結果も正常値へと着実に近づいています。途中で胃腸の不調を訴えられた際には、腹診に基づき腕や足の経穴(ツボ)を駆使して全身の調和を整える施術を行いました。現在、聴力検査では高音・低音ともに正常値に復帰し、日常生活においても、かつて感じていた不調を忘れるほど安定した日々を過ごされています。患者様ご自身も「聞こえが良くなった」という実感を強く持たれており、治療の成果が定着したことを確認いたしました。今後は、頸部および耳周囲のケアに加え、背部の施術を継続することで、良好な状態を維持し、不調が再発しない身体づくりに注力します。現在はメンテナンスフェーズへ移行し、月1回の通院でさらなる健康維持とコンディション管理を継続しております。

突発性難聴に悩む方へ|首肩の緊張緩和と全身の血流を促す重要性

突発性難聴の改善には、耳周辺だけでなく体全体のバランスを整える視点が欠かせません。デスクワークによる首や背中の張りは自覚症状が乏しい場合でも、筋肉の緊張から耳への血流を阻害する要因となります。当院では耳への局所的なアプローチに加え、全身の緊張を解きほぐす施術を重視しています。血行が促進されることで、耳本来の機能回復をサポートする環境が整うからです。早期の対応はもちろん、不安に寄り添ったメンタルケアと丁寧な説明を並行し、長期的な視点で健やかな状態を目指すお手伝いをいたします。

突発性難聴の耳鳴りを鍼灸で改善|首肩の緊張を解き聴力も正常化

突発性難聴に伴う「ザー」という耳鳴りは、薬物療法で変化がない場合でも、全身の緊張を整える鍼灸治療が非常に有効です。本症例では、自覚の少ない首・肩の凝りや足の冷えが耳の血流不全を招いていました。局所的なケアだけでなく、腹部や背中の緊張を解きほぐし、全身の熱バランスを調整することで、段階的に耳鳴りが軽減。週2回の施術を継続した結果、15回目には聴力検査も正常化しました。身体の強張りを根本から取り除くアプローチが、長引く耳の不調を解消し、健やかな日常生活を取り戻す鍵となります。

突発的に始まった高音の耳鳴りで夜も眠れず不安でした。耳鼻科で検査を受けつつ、週1回の鍼灸を8回続けたところ、初回で首肩の張りが和らぎ、3回目で夜間の耳鳴りが小さく感じられるようになりました。5回目以降は日中の集中力が戻り、8回目には耳鳴りの不快感が大幅に軽減。施術で教わった首のセルフケアと深呼吸を続けることで回復が早まり、医師とも情報共有できたため安心して続けられました。薬に頼らず生活の質が向上したことが何よりの収穫です。

突発的に始まった高音の耳鳴りで夜も眠れず不安でした。耳鼻科で検査を受けつつ、週1回の鍼灸を8回続けたところ、初回で首肩の張りが和らぎ、3回目で夜間の耳鳴りが小さく感じられるようになりました。5回目以降は日中の集中力が戻り、8回目には耳鳴りの不快感が大幅に軽減。施術で教わった首のセルフケアと深呼吸を続けることで回復が早まり、医師とも情報共有できたため安心して続けられました。薬に頼らず生活の質が向上したことが何よりの収穫です。



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