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雨の日のだるさを解消!五苓散が気象病に効く理由と効果的な使い方のコツ
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年03月05日
更新日:2026年03月05日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
- 1 気象病に五苓散が効く理由は?低気圧不調の原因と東洋医学の最新アプローチ
- 2 気象病は「水滞(体内の水の滞り)」が原因で起こることが多い
- 3 体内の“水のバランス”をチェックして気象病の傾向を知る
- 4 気象病の漢方治療は五苓散(ごれいさん)から始めるのが一般的
- 5 五苓散の効果・作用メカニズム
- 6 気象病における五苓散の具体的な使い方
- 7 頭痛の痛みが50%軽減!データで証明された五苓散の気象病への改善効果
- 8 鎮痛薬の使用回数も減少。気象病による頭痛を劇的に和らげる五苓散の有効性
- 9 漢方以外で“水の巡り”を改善する方法
- 10 水滞改善に役立つ運動習慣
- 11 入浴で体を温めて水の巡りを整える
- 12 五苓散が効かない自律神経失調タイプの気象病は鍼灸で改善が期待できる
- 13 五苓散が効かない低気圧頭痛【38歳女性 会社員(東京都在住)】
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気象病に五苓散が効く理由は?低気圧不調の原因と東洋医学の最新アプローチ

近年、日本の異常気象が深刻化する中で、気圧や気温の激しい変化により体調を崩す「気象病」の方が急増しています。私が気象病など自律神経専門の鍼灸院を開設して約3年になりますが、その認知度は年々高まりを見せています。現在、気象病の治療薬として特に注目されているのが、漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」です。現場で体調不良を訴える患者さんが増えている現状もあり、五苓散を用いた治療に関心を寄せる方も多く、五苓散の拡大を肌で感じています。また同業の専門家の間でも気象病への関心が極めて高いことを再認識しております。
本コラムでは、最新の知見に基づき、東洋医学から見た気象病の原因や、五苓散がどのように不調へアプローチするのかを詳しく解説していきます。
気象病は「水滞(体内の水の滞り)」が原因で起こることが多い

東洋医学では、健康を「気・血・水(き・けつ・すい)」の3要素が調和している状態と捉え、このバランスが崩れた際に不調が現れると考えます。気象病の根本的な原因は、この中の「水」の巡りが滞る「水滞(すいたい)」という状態です。「水」とは血液以外のリンパ液や組織液などを指します。急激な気圧の変化が起こると、体内の水分バランスが乱れて水滞が悪化し、結果として気象病特有の頭痛やめまい、強い倦怠感といった症状が引き起こされるのです。
体内の“水のバランス”をチェックして気象病の傾向を知る

体内の「水」のバランスを確認するため、以下のセルフチェックを試してみましょう。当てはまる項目が多いほど、体質が「水滞(すいたい)」に偏っており、気象病の症状が悪化しやすい状態と言えます。
・むくみを感じやすい
・天気が悪いと体調が優れない
・雨が降る前など、天候の変化を予見できる
・めまいや耳鳴りが起こりやすい
・軟便や下痢になりやすい
・頭や体が重だるく感じる
・車酔いをしやすい
これらはすべて、体内の余分な水分が引き起こすサインです。
気象病の漢方治療は五苓散(ごれいさん)から始めるのが一般的

五苓散の効果・作用メカニズム
漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」は、体内の水分バランスを整える代表的な「利水剤」です。副作用が比較的少なく、初めての方でも安心して服用できるのが特徴です。構成生薬は、蒼朮(ソウジュツ)・茯苓(ブクリョウ)・猪苓(チョレイ)・沢瀉(タクシャ)・桂皮(ケイヒ)の5種類。これらが相乗的に働き、体内の余分な「水」を排泄して気象病の不快な症状を緩和します。気象病による頭痛やめまい、むくみだけでなく、二日酔いの改善など幅広い不調に優れた効果を発揮します。
気象病における五苓散の具体的な使い方
気象病にお悩みの方へ、まず推奨する五苓散の飲み方は「定期服用」です。これは1日2〜3回、決まった時間に一定期間継続して飲む方法を指します。飲み始めは体内の余分な水分が排出されるため、尿量が増えたり頻尿気味になったりしますが、水分バランスが整うにつれ自然と落ち着きます。まずは継続して症状をコントロールし、安定してきたら、気圧変化が激しい時や不調を感じた際のみ「頓服(とんぷく)」として服用する形に切り替えるのが、五苓散の効果を最大限に引き出すコツです。
頭痛の痛みが50%軽減!データで証明された五苓散の気象病への改善効果
五苓散に関する論文について、その内容を一部ご紹介します。
本研究は、気圧や寒暖差、湿度といった気象変化に伴う頭痛に対する、五苓散の効果と安全性の検証を目的としています。
対象は、①気象病による頭痛があり、②初診後も継続的に通院されている患者様です。専門的な知見に基づき、気象病へのアプローチを深く考察しています。
鎮痛薬の使用回数も減少。気象病による頭痛を劇的に和らげる五苓散の有効性
五苓散の投与は、1日2〜3回、食前または食間に7.5mgを経口摂取とする条件で行いました(年齢・体重・症状により適宜調整)。その結果、1週間あたりの頭痛の発症頻度、痛みの強度、さらには鎮痛薬の使用回数において有意な減少を記録。特に痛みの程度については、約50%も軽減したという驚くべきデータが得られています。本研究により、五苓散は気象病による頭痛を劇的に和らげ、生活の質(QOL)を大きく向上させる有効な漢方薬であることが立証されました。
漢方以外で“水の巡り”を改善する方法

五苓散で水滞が改善した後も、できればお薬に頼りすぎず健やかに過ごしたいものです。漢方での治療と並行して、日々の生活の中で「水の巡り」を整えるセルフケアや生活習慣も大切にしていきましょう。
水滞改善に役立つ運動習慣
運動は血流を促し老廃物の蓄積を防ぐため、体内の余分な水分を溜め込まない体質を作ります。特にウォーキングやジョギング、水泳といった有酸素運動は、全身の巡りを整え、むくみの予防・改善に直結します。水分は重力で下半身に滞りやすいため、1日の終わりに「第二の心臓」であるふくらはぎをマッサージし、滞った水分を循環させることがむくみ解消の鍵です。さらに、日頃からストレッチやヨガ、ピラティスで背骨を動かす習慣を持つと、血行不良が起きにくい健康的な体へと変化します。
入浴で体を温めて水の巡りを整える
入浴による温熱効果は全身を温めて血行促進を促すだけでなく、「静水圧作用」という湯船の水圧が体に加わることで、効率的なむくみ解消をサポートします。体内に余分な水分が滞ると、深部が冷えやすくなる「冷え性」を招き、老廃物の蓄積によるさらなる血流悪化を招きます。そのため、毎日の入浴で「冷え」をリセットすることが重要です。入浴は水の巡りを整えるだけでなく、睡眠の質の向上や自律神経の調整など、心身を健康へ導く多彩なメリットがあります。
五苓散が効かない自律神経失調タイプの気象病は鍼灸で改善が期待できる
こうした症状は、五苓散の服用だけでなく、東洋医学に基づく鍼灸施術でも根本から改善が可能です。当院の鍼灸は、漢方が体内の「水」を整えるのと同様に、患者様の病態に合わせた最適なツボを刺激します。これにより自律神経を整え、本来の自然治癒力を引き出します。低気圧やストレスに伴う頭痛でお悩みの方は、ぜひ当院の東洋医学による鍼灸治療をお試しください。
五苓散が効かない低気圧頭痛【38歳女性 会社員(東京都在住)】

【五苓散が効かない低気圧頭痛が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・東京都在住/38歳女性
長年、低気圧が近づくたびに頭痛に悩まされてきました。
特に季節の変わり目や台風の前後は、頭が重く、吐き気を伴うほどの痛みに襲われ、日常生活にも支障をきたすほどでした。
病院では気象病と診断され、五苓散を処方されました。
最初は期待して服用しましたが、効果は限定的で、症状が強い日はほとんど効かず、他の鎮痛薬も試しましたが副作用が気になり、根本的な改善には至りませんでした。
そんな中、友人の勧めで鍼灸治療をコモラボさんで受けてみることになりました。
初回から体が軽くなる感覚があり、6回目の施術を終えた頃には、あれほど悩まされていた頭痛がほとんど起こらなくなっていました。
気圧の変化に敏感だった体が、徐々に安定してきたように感じます。
薬では届かなかった部分に、鍼灸が確実に働きかけてくれたのだと思います。
今では、低気圧の予報を見ても不安に感じることはなくなりました。
同じように悩んでいる方には、ぜひ一度鍼灸を試してみてほしいです。
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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