BLOG
ブログ
自律神経失調症に効くツボを症状別にプロが伝授|鍼灸師による徹底解説
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2026年02月26日
更新日:2026年02月26日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
- 1 自律神経失調症の症状はどんなもの?多岐にわたる不調を解説
- 2 自律神経失調症に役立つ代表的なツボ一覧
- 3 ツボ押し・お灸で自律神経を整えるポイント
- 4 症状別に見る自律神経失調症のツボの選び方
- 5 1.自律神経失調症によるめまいに効果が期待できるツボ
- 6 2.自律神経失調症の耳鳴りを和らげるツボ
- 7 3.自律神経失調症の吐き気にアプローチするツボ
- 8 4.自律神経失調症の頭痛におすすめのツボ
- 9 後頭部の風府・天柱・風池で自律神経の乱れを整える
- 10 頭が重いときに有効な列缺(れっけつ)
- 11 ストレス性の頭痛に働きかける太衝(たいしょう)
- 12 5.自律神経失調症の動悸・息苦しさに役立つツボ
- 13 心を落ち着かせる神門(しんもん)・郄門(げきもん)
- 14 指先の少衝(しょうしょう)・手のひらの労宮(ろうきゅう)で緊張を緩和
- 15 6.自律神経失調症による腹痛に効果が期待できるツボ
- 16 7.自律神経失調症の不眠にアプローチするツボ
- 17 自律神経失調症の原因となるストレスを和らげるツボ3選
- 18 様々な不調でお悩みの方は当院にご相談ください
- 19 自律神経失調症【50歳女性 会社員(神奈川県在住)】
- 20 関連する記事

「最近、なんとなく体調が優れない日が続いていませんか?」
季節の変わり目や天候の変化に体調を左右されやすく、病院へ行くほどではないけれどスッキリ治したい……。そんな「自律神経失調症」の悩みから、自分で行えるツボ押しセルフケアに興味を持つ方は少なくありません。
実は、日本人の約20人に1人が自律神経の乱れによる症状に悩んでいると言われています。日常の些細なストレスでもバランスは崩れやすいため、自分で整えるための「ツボ」の知識を持っておくと非常に心強いものです。
そこでこの記事では、現役の鍼灸師である私が、自律神経失調症に効果的なツボを症状別に詳しく解説します。多岐にわたる症状の中でも、特に代表的なものを厳選してピックアップしました。ぜひ参考にしていただき、日々のセルフケアにツボ押しを取り入れてみてください。
自律神経失調症の症状はどんなもの?多岐にわたる不調を解説

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態を指します。その症状は、めまいや頭痛、吐き気、耳鳴り、動悸といった身体的な不調から、不安感や気分の落ち込みなどの精神的な悩みまで多岐にわたるのが特徴です。また、これらが単独ではなく複数重なって現れることも珍しくありません。こうした症状は心身が発する大切なサインです。まずは生活習慣を見直し、ツボ押しなどのセルフケアを通じて、自律神経のバランスを整えるよう意識しましょう。
自律神経失調症に役立つ代表的なツボ一覧


自律神経を整える代表的なツボとして、全身の不調に効く「合谷(ごうこく)」と、ストレス緩和に役立つ「百会(ひゃくえ)」が挙げられます。
合谷は、頭痛や肩こり、歯痛、便秘など、体全体の症状に対応できる「万能のツボ」として知られています。場所は手の甲側にあり、親指と人差し指の骨が合流する地点から、やや人差し指側のくぼみに位置します。ズーンと響くような痛みを感じる場所を、親指で指圧したりお灸を据えたりするのが効果的です。
一方の百会は、不眠やめまい、耳鳴り、精神的なイライラといった自律神経の乱れに有効な頭頂部のツボです。左右の耳を結んだ線と、顔の中心線が交差する「頭のてっぺん」にあります。ここは人差し指と中指を重ねて、心地よい強さで指圧すると自律神経のバランスが整いやすくなります。
ツボ押し・お灸で自律神経を整えるポイント

ツボへの効果的な刺激方法には、主に「指圧」と「お灸」の2つのやり方があります。せっかく正しい場所がわかっていても、適切な方法でアプローチしなければ十分な効果は得られません。
指でツボを押す場合は、「痛気持ちいい」と感じる強さを目安に、3~5秒間ほどゆっくりと持続的な圧をかけます。これを5回程度繰り返すのが基本です。強すぎる刺激は、逆に筋肉を緊張させて自律神経を乱す原因になるため、心地よい力加減で指圧することが重要です。
お灸を据える場合は、火傷のリスクが低い「台座灸」の使用をおすすめします。お灸の熱さには段階があるため、まずは温度の低いソフトタイプから始めると安心です。同じツボに3回ほど連続で据えると効果的ですが、熱さを我慢しすぎると火傷の恐れがあるため、その点には十分注意してセルフケアを行ってください。
症状別に見る自律神経失調症のツボの選び方
1.自律神経失調症によるめまいに効果が期待できるツボ



左から順に、耳の穴の前にある「耳門(じもん)」、耳たぶ後方の「翳風(えいふう)」、前頭部の「顖会(しんえ)」という3つのツボを紹介します。
耳門は、耳穴の前にある突起の少し前方、指で触れると拍動を感じる窪みに位置します。ここは左右同時に人差し指で指圧しましょう。翳風は、耳たぶの後ろにある乳様突起という骨の出っ張りと、耳たぶの間の窪みにあります。ここも左右対称に人差し指で刺激します。顖会は、顔の中心線上で前髪の生え際から指3本分ほど上がった場所にあります。人差し指と中指を添え、中心線に沿って優しく揺らしながら指圧してください。
特に顖会は「めまいの特効穴」と呼ばれ、あらゆる種類のめまいに有効です。めまいの多くは、首や肩の凝り・緊張によって顔や耳周辺の血流が悪化することで起こります。これらのツボ押しで血液循環を改善すれば、めまいの頻度が減り、症状がぐっと楽になります。
2.自律神経失調症の耳鳴りを和らげるツボ

耳そのものに直接の原因がない耳鳴りは、内耳のリンパ還流や耳周辺の血行を促進することで改善が期待できます。耳鳴りの特効穴として知られるのが、耳の穴の前方に並ぶ「耳門(じもん)」「聴宮(ちょうきゅう)」「聴会(ちょうえ)」の3つのツボです。
これらは、先ほどの「めまいのツボ」で解説した耳門のすぐ下に、聴宮と聴会が垂直に位置しています。特に聴宮は、口を開けた際に大きく凹む場所が目安です。具体的な押し方は、口を開けた状態で中指を聴宮に当て、人差し指で聴会、薬指で耳門を同時に押さえます。そのまま5秒間隔でゆっくりと口を開閉しながら指圧を行うと、耳周りの血流がスムーズになり効果的です。
3.自律神経失調症の吐き気にアプローチするツボ



胃腸の不調に効果的な、手にある「内関(ないかん)」とお腹の「中脘(ちゅうかん)」「天枢(てんすう)」をご紹介します。
内関は、乗り物酔いや自律神経の乱れによる吐き気を抑えるツボとして有名です。手首の横紋から肘に向かって指3本分進んだ場所にあり、拳を握ると浮き出る2本の腱の間に位置します。ここを親指でじっくり指圧してください。中脘は、みぞおちとおへそのちょうど中間に位置し、天枢はおへその両脇から指3本分外側にあります。これらは胃腸の働きを活性化させる重要なツボで、特にお灸でじんわり温めるとセルフケア効果が高まります。
4.自律神経失調症の頭痛におすすめのツボ
後頭部の風府・天柱・風池で自律神経の乱れを整える



首こりや頭痛の緩和に欠かせない、後頭部の「風府(ふうふ)」「天柱(てんちゅう)」「風池(ふうち)」について解説します。
風府は、後頭部の中心線上、骨と首の境目にある2本の太い筋肉に挟まれたくぼみに位置します。生え際から指2本分ほど上に進んだ場所が目安です。天柱は、その太い筋肉の外側、髪の生え際付近にあり、風府から親指1本分ほど外にずらした位置にあります。さらに外側へ指を動かし、最も深くくぼんでいる部分が風池です。
風府は人差し指と中指を重ねて、天柱と風池は親指を当てて、心地よく響く強さで指圧してください。
頭が重いときに有効な列缺(れっけつ)

頭重感の緩和に役立つ「列缺(れっけつ)」は、手首の親指側から肘に向かって指3本分ほど進んだ、骨の際に位置しています。このツボを親指で骨のキワに向かってじっくり指圧しましょう。頭が重いと感じる時に特に効果的です。
ストレス性の頭痛に働きかける太衝(たいしょう)

足の「太衝(たいしょう)」は、親指と人差し指の骨が交差する手前にある、V字型のくぼみに位置します。ここを親指でじっくり指圧してください。ストレスによるイライラや、それに伴う頭痛に悩む方へ特におすすめのツボです。
5.自律神経失調症の動悸・息苦しさに役立つツボ
心を落ち着かせる神門(しんもん)・郄門(げきもん)


「神門(しんもん)」と「郄門(げきもん)」は、高ぶった神経を鎮め、精神を安定させて心を落ち着かせる効果的なツボです。
神門は手首の横紋上にあり、小指側へなぞっていくと骨に当たる手前のくぼみに位置します。郄門は、手首と肘の中央を結んだ線上の中心点から、親指一本分だけ手首側に寄った場所にあります。どちらのツボも、親指を当てて心地よい強さで指圧してください。
指先の少衝(しょうしょう)・手のひらの労宮(ろうきゅう)で緊張を緩和


「少衝(しょうしょう)」と「労宮(ろうきゅう)」は、自律神経の乱れによる動悸や緊張を和らげるのに有効なツボです。
少衝は、小指の爪の生え際にある薬指側の角に位置します。反対側の指先でつまむようにして指圧しましょう。労宮は、手のひらで軽く拳を握った際、中指と薬指の先が当たるちょうど中間にあります。ここを親指の腹でじっくり押し込むのが効果的です。
6.自律神経失調症による腹痛に効果が期待できるツボ


急な便秘や腹痛に効果的な、指先の「井穴(せいけつ)」とお腹の「天枢(てんすう)」を紹介します。
井穴は、爪の両端にある生え際から約2mm下に位置します。全ての指を一本ずつ摘まむように指圧してください。外出先での突然の腹痛など、緊急時の対処法として非常に便利です。また、吐き気対策でも触れた天枢は、腸を直接刺激して溜まったガスを排出させるため、便秘解消にも役立ちます。お腹が張りやすい方は、特にお灸でじんわり温めるとセルフケア効果がさらに高まります。
7.自律神経失調症の不眠にアプローチするツボ



不眠対策に効果的な代表的なツボ、「失眠(しつみん)」「安眠(あんみん)」「労宮(ろうきゅう)」の3つをご紹介します。
失眠はかかとの中央に位置し、親指での指圧やお灸によるセルフケアが適しています。特に足の冷えやむくみが気になる方に最適です。安眠は、耳の後ろにある乳様突起という骨の出っ張りから、指1本分後ろにあります。ここを親指で指圧すると、首の緊張や凝りが和らぎ、深い眠りへと導かれます。精神的な緊張を鎮める労宮は、手のひらにあり、動悸や息苦しさの緩和にも有効です。これら3つのツボをセットで刺激することで相乗効果が期待できます。就寝の1時間前を目安に実践しましょう。
自律神経失調症の原因となるストレスを和らげるツボ3選



自律神経失調症の大きな要因である「ストレス」に効果的な、3つの代表的なツボ「太衝(たいしょう)」「神門(しんもん)」「内関(ないかん)」を解説します。
まず、頭痛対策でも触れた太衝は、足の親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにあります。イライラによる緊張を鎮める働きがあり、ここを押して強い痛みを感じる方は、日常的にストレスを溜め込みやすい傾向があります。次に、動悸の緩和でも紹介した神門は、手首の小指側にある骨のきわに位置します。自律神経の過度な興奮を抑えてリラックスさせる効果があり、気分が落ち込んだ時のセルフケアとして指圧やお灸が有効です。
そして、吐き気止めとして有名な内関は、手首から肘に向かって指3本分進んだ場所にあります。突然の動悸やパニック症状を感じた際に効果を発揮するため、心を落ち着かせ精神を安定させたい時は、この内関を親指でじっくり押し揉んでみてください。
様々な不調でお悩みの方は当院にご相談ください
健康な毎日を送るために、お灸をセルフケアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
当院では、皆さんの健康をサポートするための様々な鍼灸治療を提供しています。
とくに自律神経の乱れによる不調で悩む方はぜひ一度ご相談ください。
皆さんが健やかな毎日を過ごせるよう一生懸命鍼灸治療をさせていただきます。
自律神経失調症【50歳女性 会社員(神奈川県在住)】

【自律神経失調症が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・神奈川県在住/50歳女性
長年、自律神経の乱れによる不眠や動悸、慢性的な倦怠感に悩まされてきました。病院では自律神経失調症と診断され、複数の薬を処方されましたが、効果は一時的で、むしろ副作用に苦しむ日々が続きました。
薬を飲んでも頭がぼんやりしたり、胃の不快感が増したりと、心身ともに疲弊していく感覚がありました。
そんなとき、知人の勧めで鍼灸院コモラボで鍼灸治療を受けることになりました。
初めは半信半疑でしたが、施術後の体の軽さに驚きました。
さらに、鈴木先生から「せんねん灸を自宅でも取り入れてみては」と提案され、毎晩のセルフケアとしてツボにせんねん灸を据えるようになりました。
この「鍼灸+せんねん灸」の組み合わせが、私の転機となりました。
徐々に眠れるようになり、朝の目覚めが爽快になっていく実感がありました。
動悸も減り、日中の集中力が戻ってきたのです。
何より、薬に頼らず自然な形で体が整っていく感覚が嬉しく、心にも余裕が生まれました。
今では、週に一度の鍼灸治療と、毎日のせんねん灸が私の生活の一部です。
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)







この症状に対する質問