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首の後ろが熱い原因は?自律神経の乱れと熱感を解消する科学的アプローチ
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年02月20日
更新日:2026年02月20日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
はじめに:首の後ろに居座る「不快な熱」の正体

「風邪でもないのに首の後ろがカーッと熱い」「触れても平熱なのに内側から熱が吹き出す」
30代〜50代の多くの人が直面するこの症状は、単なる気のせいではありません。
首は脳と体をつなぐ「神経の高速道路」であり、体温調節を司る中枢に近い重要な部位です。
ここが熱を帯びるということは、自律神経のオーバーヒートや構造的な血流阻害が起きているサインです。
本記事では、首の後ろが熱くなるメカニズムを解剖学・生理学的な視点から深掘りし、根拠に基づいた解決策を提示します。
【結論】首の後ろが熱いと感じる3つの論理的背景

結論から述べます。首の後ろの熱感は、主に以下の3つのメカニズムによって発生します。
・自律神経系のサーモスタット機能不全:ストレスや更年期による血管運動神経の誤作動。
・筋筋膜性熱産生と虚血性変化:深層筋の持続的緊張(スマホ首等)による局所的な代謝不全。
・東洋医学における「上実下虚」:全身の熱分配が崩れ、熱エネルギーが頸部に偏在する状態。
科学的深掘り:なぜ「首の後ろ」が熱くなるのか?

1.解剖学的視点:頸部は「熱放散」の重要拠点
頸部には、頸動脈や椎骨動脈といった脳へ血液を送る主要な血管が通っています。
脳の冷却システム:脳は熱に非常に弱いため、過加熱を防ぐために首回りの血管を拡張させ、皮膚表面から放熱しようとします。
星状神経節の影響:首の付け根にある自律神経の節(星状神経節)が過敏になると、頸部の血流量を過剰に増やし、熱感として感知されます。
2.神経学的な「脳の誤認識」
実際には皮膚温度が上がっていなくても熱く感じるのは、脳の誤作動です。
自律神経が乱れると、脳の視床下部(体温調節中枢)が「今は暑い」と誤判定を下します。すると、特にセンサーの多い首の後ろの血管を広げる指令が出続け、内側から熱いと感じる「熱感」が生じます。
3.物理的視点:筋緊張と「熱の滞留」
長時間の同一姿勢(デスクワーク等)は、後頭下筋群を硬直させます。
・筋ポンプ機能の低下:筋肉が硬くなると、血液を心臓へ戻すポンプ機能が低下。
・虚血と充血の混在:血流が滞ることで老廃物が蓄積し、炎症に近い反応(熱産生)が局所で繰り返されます。
鍼灸と血流:なぜ針や灸が「熱感」を鎮めるのか?

鍼灸が血流に及ぼす作用を、物理学的な「バイパス形成」の理論で解説します。
・「血管のバイパス」の再起動:硬着した筋肉に鍼を打つと、微細な組織損傷が起こります。これを修復しようと体内で**「微小循環」**が急速に活性化します。これは、渋滞している本線(主血管)の横に、新しい側道(微細血管)を一時的に開通させるようなものです。
・軸索反射(じくさくはんしゃ)による熱の分配:鍼刺激が神経を介して血管拡張物質(CGRP等)を放出させます。これにより、首に停滞していた熱(血液)が全身へとスムーズに流れ出し、局所のオーバーヒートが解消されます。
・ゲートコントロール理論:鍼による触覚刺激が、熱いという不快な信号を脊髄レベルで遮断。脳への「熱報」をストップさせます。
首の熱感に関連する「見逃せない病態」
単なる疲れではない、専門的な診断が必要なケースです。
・頸椎症・頚髄症:頸椎の変形が脊髄を圧迫し、知覚異常として熱感を引き起こす。
・甲状腺機能亢進症:代謝が異常に高まり、全身および頸部の熱産生が増大する。
・自律神経失調症(冷えのぼせ):末梢(足先)が冷える一方で、熱が頭部・頸部に逆流する「上熱下寒」の状態。
受診の目安
手足のしびれ、力が入らない、激しい動悸、あるいは発熱を伴う場合は、早急に整形外科や内科を受診してください。
FAQ:論理的解決のための一問一答

Q1. 「耳が詰まる感じ」が一緒に起こるのはなぜ?
【回答】咽頭鼓室管(耳管)の粘膜がうっ血するからです。
首の後ろが熱くなるほどの充血は、隣接する耳管周りの血流も増加させます。粘膜が腫れることで耳管の通りが悪くなり、気圧の変化に対応できず「耳が詰まる(耳閉感)」が生じます。
Q2. 冷却と加温、どちらが科学的に正しいですか?
【回答】急性的な「熱さ」には冷却、慢性的な「コリ」には加温です。
冷却:拡張しすぎた血管を一時的に収縮させ、脳の興奮を鎮める(対症療法)。
加温:血管を広げて老廃物を流し、筋肉の柔軟性を取り戻す(根本療法)。 状況に応じて使い分けることが、自律神経のリセットには不可欠です。
まとめと明日からのネクストアクション
首の後ろの熱感は、**「血流の局所的な渋滞」と「脳の誤った冷却命令」**による不一致が生み出すものです。
専門家が推奨する3ステップ
物理的遮断:
・就寝1時間前のデジタルデトックス(交感神経の強制終了)。
・首の付け根を1〜2分だけ冷水タオルで冷やす(脳への冷却完了報告)。
筋膜のリリース:
・肩甲骨を大きく回し、頸部へ流れ込む血流の「出口」を確保する。
専門的介入の検討:
症状が2週間以上続くなら、整形外科での画像診断を受ける。構造的問題がない場合は、自律神経調整を得意とする鍼灸治療を選択肢に入れる。
首の後ろの熱は、あなたの体が休息を求めている切実な声です。
論理的なアプローチで、穏やかな日常を取り戻しましょう。
首の後ろが熱くなる症状は鍼灸治療で改善できます
このような首の後ろが熱くなる症状は自律神経失調症が考えられます。
自律神経失調症はストレス、過労、生活習慣の乱れなどが影響し自律神経のバランスが崩れることで起こります。
この不調は慢性的な疲労、睡眠障害、頭痛、心の不安、胃腸の不調など、多種多様な症状が含まれます。
当院では、自律神経失調症に対して東洋医学と西洋医学を組み合わせた鍼灸アプローチを取り入れています。
この治療は長年の経験と知識による効果的な治療法です。
ぜひ、首の後ろが熱くなる不調でお悩みの方は当院にご相談ください。
首の後ろが熱い【40歳男性 会社員(神奈川県在住)】

【首の後ろが熱い症状が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・神奈川県在住/40歳男性
首の後ろが急に熱くなる不快な症状に悩まされていました。
病院では「自律神経の乱れかもしれない」と言われたものの、はっきりとした改善策が見つからず、日常生活にも支障をきたしていました。
そんな中、友人の勧めで鍼灸院コモラボに伺うことになりました。
初回はあまり効果を実感できませんでしたが、回を重ねるごとに体の緊張がほぐれ、睡眠の質も向上しました。
7回目の施術を終えた頃には不快な首の熱感がほとんど気にならなくなり解消されていました。
今では、首の後ろの違和感が消えただけでなく、気持ちも前向きになり、日々を快適に過ごせています。
同じような症状で悩んでいる方には、ぜひ一度鍼灸を試してみてほしいです。
体が語る変化を、きっと感じられると思います。
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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