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ホットフラッシュの改善法|今すぐできる対策と鍼灸での実践的アプローチ
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2025年12月17日
更新日:2025年12月17日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
ホットフラッシュとは何か:症状の特徴と見分け方

ホットフラッシュ(ほてり・発汗)は更年期に多く見られる症状で、突然の体温上昇、顔や首のほてり、冷や汗や動悸を伴うことがあります。症状は数十秒〜数分で収まることが多いですが、頻度が高いと睡眠障害や日常生活の質低下につながります。まずは**症状の出現時間・頻度・誘因(食事・アルコール・ストレス)**を記録して、医師や専門家に伝えられるようにしましょう。
日常でできる即効対策(セルフケア)

環境と行動の工夫
– 室温を調整し、薄手の重ね着で体温調節をしやすくする。
– 冷たいタオルや携帯扇風機を常備し、発作時に首筋や顔を冷やす。
– アルコールや辛い食べ物、カフェインは誘発因子になりやすいので控える。
睡眠とリズムの整え方
-就寝前のスマホや強い光を避け、規則的な睡眠時間を確保する。
– ぬるめの入浴で副交感神経を優位にし、夜間のホットフラッシュを軽減する効果が期待できます。
生活習慣で根本的に改善する方法

ホットフラッシュは自律神経とホルモンの変動が関係します。栄養・運動・ストレス管理を組み合わせることで症状の頻度や強度を下げることが可能です。具体的には、良質なたんぱく質とビタミンB群・ビタミンD・マグネシウムを意識した食事、週3回の有酸素運動(ウォーキング30分程度)、毎日の深呼吸やマインドフルネスでストレス反応を抑えることを推奨します。
鍼灸がホットフラッシュに効く理由と臨床での使い方

鍼灸は自律神経のバランス調整と局所の血流改善を通じて、ホットフラッシュの症状緩和に寄与します。臨床経験では、週1回の施術を6回程度継続した患者において、夜間のほてりの頻度減少や睡眠の質向上が報告されています。施術は痛みが少なく、灸による温熱刺激が冷えや血行不良にも効果的です。内科や婦人科でホルモン療法が必要と判断された場合でも、鍼灸は補助療法として併用可能です(医師と連携の上で実施)。
いつ医療機関を受診すべきか:見逃せないサイン
ホットフラッシュに伴って激しい胸痛・呼吸困難・片側のしびれや麻痺がある場合は直ちに救急受診が必要です。また、日常生活に著しい支障が出る、睡眠障害やうつ症状が強い場合は婦人科や内科でホルモン検査や専門的治療の相談をしてください。鍼灸を始める前に、抗凝固薬の服用や重篤な内科疾患がある場合は必ず医師に相談することが安全です。
実践プランと症例:6回の鍼灸で改善した流れ
-初回(評価):症状記録の確認と生活指導、軽い鍼灸で自律神経の初期調整。
– 2〜3回目:夜間の覚醒やほてりの頻度を観察し、セルフケアを強化。
– 4〜6回目:症状の安定化を確認し、再発予防の運動・栄養プランを確立。
当院の臨床例では、6回終了時点でホットフラッシュの頻度が半分以下になり、睡眠の質が改善したケースが多数あります。
患者の感想

長年、夜間のほてりと日中の急な発汗に悩んでいました。薬は試したくなかったため、鍼灸を受けることに。週1回、計6回の施術でまず夜の覚醒が減り、ほてりの回数も明らかに減少しました。施術中は深いリラックス感があり、家でできる呼吸法や生活習慣の指導も続けやすかったです。6回目には日常生活での不安が軽くなり、仕事中の集中力も戻りました。薬に頼らず改善できたことが何より嬉しく、今は再発予防のために運動と姿勢ケアを続けています。
結論:ホットフラッシュ対策における鍼灸の位置づけ
ホットフラッシュの改善には短期的な対処(冷却・環境調整)と長期的な生活習慣の改善が不可欠です。鍼灸は自律神経と血流を整えることで、これらの対策と相乗効果を生み、症状の軽減と生活の質向上に寄与します。重症例や薬物療法が必要な場合は婦人科と連携し、安全で効果的な治療計画を立てることを推奨します。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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