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偏頭痛に効くツボと鍼灸治療|薬が効かない人のための根本改善ガイド【5回の施術で改…
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2025年11月13日
更新日:2025年11月13日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

偏頭痛に悩む方へ。この記事では「偏頭痛ツボ」というキーワードを中心に、症状別に使えるツボの紹介、セルフケアの方法、鍼灸による改善メカニズム、そして実際の改善体験談までを網羅的に解説します。
なぜ偏頭痛はつらいのか|薬が効かない人が増えている本当の理由

「ズキズキと脈打つような頭痛」「光や音がつらい」「吐き気で動けない」——偏頭痛は、単なる頭痛とは異なる神経性の発作症状です。発作は数時間から数日続くこともあり、仕事や家事、外出すら困難になることもあります。
多くの人がまず頼るのが市販薬や処方薬ですが、最近では「薬が効かない」「効いたり効かなかったりする」と感じる人が増えています。その理由は、偏頭痛のメカニズムが複雑だからです。
- 脳血管の急激な拡張と収縮
- セロトニンなど神経伝達物質の乱れ
- 自律神経の過緊張
- ホルモンバランスの変動
- ストレス・睡眠不足・天候・食事などの外的要因
薬はこれらの一部に対しては作用しますが、根本的な体質や神経の過敏性には届かないことが多く、結果として「薬が効かない偏頭痛」が慢性化してしまうのです。
偏頭痛に効くツボ6選|鍼灸で使われる代表的なポイント
鍼灸では、偏頭痛の症状に応じて複数のツボを使い分けます。
以下は代表的なツボです:
【ツボ名位置主な作用】
・百会(ひゃくえ)/頭頂部の中央/自律神経調整、頭痛緩和
・風池(ふうち)/首の後ろ、髪の生え際/血流改善、眼精疲労・肩こりにも有効
・太陽(たいよう)/こめかみのやや外側/偏頭痛の即効緩和、目の疲れ
・合谷(ごうこく)/手の甲、親指と人差し指の間/鎮痛作用、全身調整
・内関(ないかん)/手首の内側、腱の間/吐き気・めまいの緩和
・頭維(ずい)/額の生え際/前頭部の痛みに有効
**押し方のコツ:**指の腹で「痛気持ちいい」程度に30秒〜1分押し、深呼吸をしながら行うと効果的です。
今日からできる偏頭痛対策|ツボ押しと生活習慣のちょっとした工夫でラクになる

偏頭痛は、薬だけに頼らず、日々のちょっとした工夫で症状を軽減できることもあります。特に発作の頻度が高い方は、体の緊張や血流の滞り、自律神経の乱れが慢性化している可能性があります。
そこでおすすめなのが、ツボ刺激と生活習慣の見直しを組み合わせたセルフケアです。
ツボ刺激の習慣化
- 朝:手の甲の「合谷(ごうこく)」を30秒押して、全身の巡りを整える
- 昼:こめかみの「太陽(たいよう)」を軽くマッサージして、眼精疲労をリセット
- 夜:首の後ろの「風池(ふうち)」を温めながら押して、緊張をほぐす
生活習慣の見直しポイント
- 睡眠の質を高める:寝る前のスマホ使用を控え、深呼吸で副交感神経を優位に
- 水分補給をこまめに:脱水は偏頭痛の引き金になることも
- 食事に気をつける:チョコレート・赤ワイン・チーズなどの誘発食品は控えめに
- ストレスをためない:短時間でもいいので、毎日リラックスできる時間をつくる
これらのセルフケアは、偏頭痛の発作を予防するだけでなく、鍼灸治療の効果を持続させるためにも役立ちます。無理なく続けられる習慣から始めてみましょう。
鍼灸による偏頭痛改善のメカニズム|神経・血流・体質に働きかける

鍼灸は、偏頭痛の原因に対して多角的にアプローチできる治療法です:
- 自律神経の調整:交感神経の過緊張を抑え、痛みの感受性を低下
- 血流改善:頭部や首の血流を促進し、脳血管の過剰な拡張を抑える
- セロトニンバランスの調整:脳内の神経伝達物質の安定化
- 体質改善:冷え・ストレス・ホルモンバランスの乱れを整える
鍼灸は「痛みを抑える」のではなく、痛みを生み出す体の状態そのものを整える治療法です。
患者の体験談|5回の鍼灸治療で偏頭痛が改善したケース

30代女性・Aさんの体験談:
「月に2〜3回、こめかみがズキズキと痛み、吐き気や光過敏もありました。市販薬や処方薬を使っても、効いたり効かなかったりで不安定。副作用も気になっていました。
ネットで『偏頭痛 ツボ 鍼灸』と検索し、鍼灸院コモラボを受診。初回の施術で首の緊張と自律神経の乱れを指摘され、百会・風池・合谷などのツボに鍼を受けました。2回目で痛みの頻度が減り、5回目には発作がほぼ消失。今では月1回のメンテナンスとセルフケアで快適に過ごせています。」
結論|偏頭痛の根本改善には“ツボ+鍼灸”の統合ケアが最適
偏頭痛は、神経の過敏・血管の拡張・自律神経の乱れ・生活習慣の影響などが複雑に絡み合う症状です。薬は一時的な緩和には有効ですが、根本的な改善には鍼灸とツボ刺激の併用が不可欠です。
「薬に頼らず、根本から偏頭痛を治したい」——そんな方にこそ、ツボ刺激+鍼灸による統合ケアが最も効果的な選択肢です。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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