トリプタンが効かない偏頭痛の対処法と次の一手

公開日：2025年11月12日
更新日：2025年12月02日

【監修者】
・鈴木貴之（すずきたかゆき）
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー  治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務（院長職を務める）
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。

要点：トリプタンが効かない偏頭痛は「診断の見直し」「服薬タイミングの確認」「生活習慣の改善」をまず行い、それでも改善が乏しければ専門医の再評価と並行して鍼灸などの補助療法を短期で試すのが実務的です。

偏頭痛とトリプタンの位置づけ

偏頭痛は拍動性の痛みや光・音過敏を伴う一次性頭痛で、発作時の第一選択薬としてトリプタン系薬が広く用いられます。

トリプタンが効かない主な理由

効果が出ない背景には**誤診（頭痛タイプの違い）・服薬タイミングの遅れ・薬物乱用頭痛（MOH）**などがあり、まずはこれらを点検する必要があります。

まず自分でできる即時対処

発作初期に暗室で安静・冷却・腹式呼吸・首肩の軽いストレッチを行うと症状が和らぐことが多く、発作日誌をつけて薬の使用状況を記録してください。

医療的に見直すべきポイント

医師とともに診断の再確認・トリプタンの種類や投与法の調整・予防薬の検討を行い、必要なら頭痛専門外来へ紹介することが推奨されます。

鍼灸の補助効果と短期評価プラン

鍼灸は首肩の筋緊張緩和や自律神経調整を通じて発作の強度・頻度を下げる補助療法として臨床で用いられます。週1回×7回を目安に効果（発作回数・NRS・薬使用回数）を評価する実務プランが有効です。

実際の改善例：薬が効かなかった偏頭痛が鍼灸で改善

【患者の声：6回の鍼灸で偏頭痛が劇的に改善】
（掲載同意済）
「40代女性です。20代から偏頭痛に悩まされ、イミグランやゾーミッグなどのトリプタン系薬を試しましたが、服用タイミングが難しく、効果が安定しませんでした。副作用も強く、吐き気や倦怠感で仕事に支障が出ることも。そんな時、ネットで『偏頭痛薬が効かない 対処法』と検索して鍼灸治療の存在を知り、近所の鍼灸院コモラボを訪れました。初回の施術後は少し頭が軽くなった程度でしたが、3回目からは発作の頻度が明らかに減少。6回目の施術を終えた頃には、偏頭痛がほぼ消失し、薬を使わずに過ごせる日が増えました。施術中はリラックスでき、体全体の調子も整っていく感覚がありました。今では月1回のメンテナンス施術で快適な生活を送っています。」

結論：偏頭痛薬が効かないなら鍼灸という選択肢を

まずは診断と服薬法の見直しを行い、それでも改善が乏しければ短期の鍼灸プランを併用して効果を評価することが現場で実践的かつ安全な対処法です。