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食後に心拍数が高い|食後の動悸はストレスが関係
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み

公開日:2025年07月18日
更新日:2024年07月18日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

ストレスで起こる動悸について詳しく解説します

「突然、心臓がドキドキする」
「バクバクする動悸がある」
この不快な症状の原因にはストレス、食事、病気など様々な要因です。
今回は「食後に心拍数が高い|食後の動悸はストレスが関係」と題して、これらの状況における動悸の原因やメカニズム、対処法について解説します。
動悸が発生するパターンについて

動悸は様々な場面で起こります。
代表的な起こりやすい発生パターンは以下の通りです。
・安静時
・運動時
・食後
・就寝時
それぞれの状況で、何が原因となっているかを解説します。
安静時
安静時に動悸がする原因は以下の3つが考えられます。
・精神的なストレス
・自律神経の乱れ
・貧血
心臓に負担がかかっていない状態でも、ドキドキしたり、脈が飛ぶように感じたりすることがあります。
運動時
運動時は、心臓が活発に働き血液を送り出す必要があります。
そのため心拍数が増加します。
これによりドキドキと脈打つ感覚が強くなります。
激しい運動や急に運動を始めた場合などは注意が必要です。
食後
食後は、消化のために血液が消化器官(胃や腸)に集中し、一時的に心臓への血液供給が減少します。
また血糖値の急上昇も起こります。
この2つの要因によって心臓がドキドキしたり、脈が速くなることがあります。
就寝時
就寝時は以下の3つが原因で動悸が起こる可能性があります。
・睡眠不足
・自律神経の乱れ
・カフェインの摂取
これらにより、動悸、頻脈、脈の不規則が起こります。
これらの動悸は一時的なものから、病気のサインであるものまで様々です。
症状が続く場合や、強い動悸を感じる場合は、医療機関への受診をおすすめします。
ストレスと動悸の関係

ストレスを感じると、心臓がドキドキしたり、脈が速くなったり、あるいは脈が飛ぶように感じたりすることがあります。
このような動悸はストレスによって自律神経のバランスが崩れることが原因です。
自律神経には、体を活動的にする交感神経と、体をリラックスさせる副交感神経の2種類があります。
通常は、この2つの神経がバランスを取りながら心拍数を調整しています。
しかし、強いストレスを受けると交感神経が過剰に働き、心拍数が上がったり、脈が速くなったりします。
またストレスが長く続くと、この心拍や脈拍の乱れが慢性化し、動悸や息切れなどの症状が現れやすくなります。
ストレス性の動悸が続く場合は、自律神経を整える鍼灸治療を受けるようにしましょう。
食事と動悸の関係

食後に動悸が起きる原因には、自律神経の働きと食事内容が関係しています。
食後は、消化のために血液が胃腸に集中し、全身の血流が一時的に変化します。
この血流の変化に対応するために自律神経が活発に働きます。
自律神経には、活動時に優位になる交感神経と、リラックス時に優位になる副交感神経があります。
食後は、これらの神経のバランスが乱れやすく、動悸が起こりやすくなります。
とくに一度に大量の食事を摂った場合はこの自律神経の変化が大きくなり動悸も強く感じることがあります。
また、特定の食品や飲み物が動悸を誘発する可能性があります。
・カフェインを含むコーヒーや紅茶
・アルコール
・香辛料
以上の物を過剰に摂取すると、交感神経が刺激されて動悸が起こりやすくなります。
胸の痛みと動悸の関係

胸痛と動悸が同時に起こる場合は、緊急性の高い病気が隠れている可能性があるため注意が必要です。
狭心症や心筋梗塞
狭心症や心筋梗塞は締め付けるような、圧迫するような胸痛と動悸が同時に起こります。
特に、運動時や労作時に症状が現れやすいです。
冷や汗や吐き気を伴うこともあります。
大動脈解離
激しい胸痛や背中の痛みと動悸が突然起こります。
高血圧の方に起こりやすい傾向があります。
逆流性食道炎
胸やけや呑酸(どんさん)などの症状に加えて、胸痛や動悸が起こることがあります。
食後に症状が悪化しやすい傾向にあります。
パニック障害
パニック障害は激しい動悸や胸痛の他に以下のような症状が起こります。
・息苦しさ
・めまい
・吐き気
・過呼吸
胸痛と動悸が同時に起こった場合は、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。
動悸の予防と対処法について

ここでは、動悸の予防と対処法を解説します。
食事内容の見直し
栄養バランスの取れた食事を心がけるようにしましょう。
とくにカフェインや香辛料などの刺激物や脂肪分の多い食事と食べ過ぎは控えましょう。
睡眠の質の改善
毎日同じ時間に就寝し同じ時間に起床するようにしましょう。
また十分な睡眠時間を確保するようにし自律神経のバランスを整えましょう。
寝る前のカフェイン摂取やスマホ操作は避け、リラックスできる環境を作るのがおすすめです。
適度な運動
軽いウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。
適度な運動はストレス軽減にも効果的です。
リフレッシュ方法を見つける
趣味や好きなことに没頭する時間を作る、自然に触れるなど、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけましょう。
禁煙
タバコは血管を収縮させ、動悸を悪化させる可能性があります。禁煙を検討しましょう。
飲酒を控える
過度な飲酒は動悸の原因となることがあります。
アルコールを好む方は、飲酒頻度と飲酒量を調整するように努めてください。
動悸を治すなら当院の東洋医学の鍼灸が効果的
ストレスで起こる動悸症状は東洋医学の鍼灸で改善できます。
東洋医学では動悸や不安感は「心臓の栄養不足」で考えます。
この栄養不足を補う治療が東洋医学の鍼灸治療で行えます。
西洋医学ではこの動悸や不安感には抗不安薬や向精神薬などを処方して対処しますが、抗不安薬や向精神薬は依存性が高くリスクがあります。
ぜひ、「どこに行けば正しく身体が改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
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実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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