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疲れで歯が痛い|ストレスによる歯の痛みの対処法
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み

公開日:2025年07月17日
更新日:2025年07月17日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次
- 1 ストレスで歯が痛む原因やメカニズムを解説します
- 2 疲れている時に歯が痛くなるメカニズム
- 3 具体的な痛みが起こる原因について
- 4 免疫力の低下
- 5 歯ぎしりや食いしばりによる歯の負担
- 6 頭痛や肩こりによるもの
- 7 ストレスによる体の不調
- 8 「疲れによる歯の痛み」の種類
- 9 疲れで起こる歯周病の悪化
- 10 根尖性歯周病の悪化
- 11 上顎洞炎
- 12 疲れによる歯痛に対する適切な対処法
- 13 体力を回復するために休息を取る
- 14 一時的な痛みの場合には鎮痛薬を利用する
- 15 歯周病の治療を行う
- 16 根管治療を行う
- 17 ストレスによる不調はストレスの要因を取り除くことが重要
- 18 ストレス性の歯痛を改善するなら当院の鍼灸治療
- 19 当院で患者様の治療実績はこちらから
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ストレスで歯が痛む原因やメカニズムを解説します

「原因がわからないがずっと歯が痛い・・・」
仕事や育児など忙しさに追われていると、こんな違和感を覚えたことはないでしょうか。
こういった「虫歯や炎症がないのに歯がうずくような痛み」はもしかすると体や心の疲れからきている可能性があります。
今回は「疲れで歯が痛い|ストレスによる歯の痛みの対処法」と題して、心身の疲労やストレスによって歯の痛みが起こる原因とメカニズムを丁寧に解説します。
「最近なんだか歯に違和感がある」
「疲れると歯がうずく」
このような不調でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
疲れている時に歯が痛くなるメカニズム

疲れている時に歯に痛みを感じるのは体がストレスや疲労に反応して過敏な状態になっていることが原因です。
この過敏な状態は自律神経のバランスが乱れさせてしまい、痛みに対する感受性が高まります。
これにより通常では気にならない刺激でも「痛み」として認識しやすくなります。
また、身体の緊張や血流の変化も、歯の違和感や不快感を引き起こす一因となります。
具体的な痛みが起こる原因について
「なんとなく歯がうずく、痛くなる」という状態は体の疲れ以外にもさまざまな原因によって引き起こされます。
以下では、歯科領域外の歯痛の原因について詳しく解説します。
免疫力の低下
心身の疲れが積み重なると、体の免疫機能が低下します。
すると、普段は抑えられている口の中の細菌が活発になり、歯茎に炎症が起こりやすくなります。
特に歯周病を抱えている場合は、疲れているときに腫れや痛みといった症状が目立ちやすくなります。
日頃の体調によって口の健康状態に大きく影響を与えます。
歯ぎしりや食いしばりによる歯の負担
疲労やストレスが身体にかかると自分でも気づかないうちに歯を強く噛みしめたり、歯ぎしりをしてしまうことがあります。
こうした無意識の反応が、歯やその周囲に余計な力を加え、痛みや不快感の原因になります。
特に睡眠中に起こる噛みしめや歯ぎしりは朝起きたときに歯痛を感じることも少なくありません。
頭痛や肩こりによるもの
疲労が蓄積すると、肩や首まわりに「筋肉のこり」が起こります。
こうした筋肉の緊張が顔にも影響を与えると歯にまで違和感や痛みとして現れます。
つまり、歯自体に原因がなくても、周囲の筋肉のこりや緊張によって痛みを引き起こします。
ストレスによる体の不調
心にかかる負担は、体のあちこちに影響を及ぼします。
特にストレスが強まると自律神経のバランスが崩れ血行循環が悪くなります。
その結果、歯や歯ぐきへの栄養や酸素が滞り、痛みや違和感を引き起こします。
「疲れによる歯の痛み」の種類

「疲れて歯が痛くなる」といってもその痛みの出方はさまざまです。
どのような痛み方なのかによって、考えられる原因も違います。
以下では、代表的な痛みのタイプを解説していきます。
疲れで起こる歯周病の悪化
疲れや免疫力の低下が原因で、歯周病が悪化することがあります。
歯周病は、歯を支える歯茎や組織に炎症が生じる病気で、初期段階では症状が軽いため気づきにくいことが多いです。
しかし、体調が悪いときには、歯茎が腫れたり出血しやすくなることがあります。
病状が進行すると、歯がぐらついたり、強い痛みを感じたりすることもあります。
根尖性歯周病の悪化
歯の根元に細菌が入り込むと根尖性歯周病という歯周病にかかります。
これは免疫力が低下したときに悪化しやすい病気です。
特に、疲れやストレスが溜まると、この病状が進行することがあります。
噛んだときに強くズキズキする痛みがある場合、根尖性歯周病の可能性を疑うことができます。
上顎洞炎
上顎洞炎は、副鼻腔にある上顎洞という空間が細菌やウイルスに感染して炎症を引き起こす病気です。
疲れやストレスで免疫力が低下すると、この炎症が進行し、歯に痛みを感じることがあります。
特に、上の奥歯に痛みが出る場合、上顎洞炎が関係している可能性が高くなります。
疲れによる歯痛に対する適切な対処法

疲れやストレスによる歯痛を改善するには、口だけでなく体全体の健康状況を踏まえた改善方法を行う必要があります。
今回は代表的な治療や対処法について解説していきます。
体力を回復するために休息を取る
疲労やストレスが溜まっていると、体の免疫機能が低下し、さまざまな体調不良を引き起こすことがあります。
特に歯周病や上顎洞炎などの疾患は免疫力の低下で悪化しやすくなるため、まずは体をしっかり休ませることが最も大切です。
質の良い睡眠を十分に取り、身体の疲労を回復させることは免疫システムの正常化に欠かせません。
また、食事面でも、栄養バランスを意識することが重要です。
ビタミンやミネラルを豊富に含む食事を摂ることで、免疫力が強化され、体調が整ってきます。
休養と栄養が十分に取れることで体の自然治癒力が高まり、歯周病や上顎洞炎といった症状が軽減されることが期待できます。
一時的な痛みの場合には鎮痛薬を利用する
歯の痛みが強く感じられるとき、一時的に痛みを抑えるために市販の鎮痛薬を服用は有効です。
これにより、痛みを和らげて日常生活がしやすくなります。
しかし、痛みが長時間続く場合は鎮痛薬の使用ではなく、早めに専門家に相談することが重要です。
歯周病の治療を行う
歯周病によって歯に痛みが生じている場合、専門的な治療を受けることが必要不可欠です。
歯科医院では、歯石やプラークの除去をはじめ、歯周ポケットの洗浄などを行い、炎症を抑えることができます。
このような治療によって、歯茎の健康を回復させ、痛みの原因となっている問題を改善することが可能です。
根管治療を行う
根尖性歯周炎が進行すると、歯の内部に感染が広がり、根管治療が必要になることがあります。
この場合の治療は、感染が広がった歯の根っこの部分を徹底的に清掃し、感染源を取り除くことを行います。
これにより痛みを解消させることができます。
根っこの中に溜まった膿や細菌を取り除くことで、歯の健康を回復させ、再度感染が起こらないように適切な処置を施します。
ストレスによる不調はストレスの要因を取り除くことが重要

蓄積されたストレスは歯の健康に悪影響を与えます。
そのため常日頃から意識的にリラックスする時間を設けることが歯痛の予防には重要です。
ストレス軽減のためには、深呼吸や瞑想を取り入れることや、定期的な運動を行うことが効果的です。
これらの方法で、体全体の緊張を和らげ、歯の不調を予防することができます。
ストレス性の歯痛を改善するなら当院の鍼灸治療
このような原因不明と診断されたストレスによる歯の痛みは歯科医では治りません。
改善のためにはストレスによって過敏になった自律神経の乱れや筋肉の緊張を鎮静させる必要があります。
そのためには不具合が生じている中枢神経を正常な働きへと整える方法が大切です。
当院の東洋医学に基づく鍼灸治療はこのような中枢神経の不具合を正常に戻し痛みを完治させることができます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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