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歯と耳が痛い原因はストレス?|歯痛の対処法を解説

歯と耳が痛い原因はストレス?|歯痛の対処法を解説
公開日:2025年07月16日
更新日:2025年07月16日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

歯から耳にかけて起こる痛みについて

「歯から耳にかけて痛みがある」
このような症状でお悩みの方はおられるのではないでしょうか。

今回は「歯と耳が痛い原因はストレス?|歯痛の対処法を解説」と題して、歯から耳にかけて痛みが出る原因や対処法を解説します。
辛い痛みを抱えている方は、ぜひ最後までお読みください。

「歯から耳にかけて痛みがある」
このような症状でお悩みの方はおられるのではないでしょうか。

今回は「歯と耳が痛い原因はストレス?|歯痛の対処法を解説」と題して、歯から耳にかけて痛みが出る原因や対処法を解説します。
辛い痛みを抱えている方は、ぜひ最後までお読みください。

歯から耳の後ろにかけて痛みが起こる原因

歯から耳の後ろにかけて痛みを感じる原因にはいくつかあります。
その原因は以下の通りです。

歯から耳の後ろにかけて痛みを感じる原因にはいくつかあります。
その原因は以下の通りです。

むし歯がある

歯から耳にかけて痛みがあるときの原因の一つにむし歯が考えられます。
むし歯では、歯の周囲の組織が炎症を起こすことがあります。
この炎症によって顔面やこめかみを通っている三叉神経(さんさしんけい)を刺激すると、歯から耳にかけて痛みが発生します。
つまり、むし歯が悪化すればするほど、むし歯のある箇所やその周辺の痛みが強くなるということです。

耳の後ろが痛い場合は奥歯や親知らずの虫歯

耳の後ろが痛い場合は、奥歯や親知らずにむし歯ができている可能性があります。
さらに、むし歯がもっと進行すると歯髄炎を発症し、歯の神経を刺激して「ズキズキ」という強い頭痛を引き起こすこともあります。
むし歯を起因とした頭痛も起きている場合は歯科医院に受診しましょう。

歯周病がある

歯から耳にかけて痛みがある場合、歯周病が原因である場合があります。
歯周病では、歯ぐきが炎症を起こし、歯ぐきと歯の間の隙間が広がることで、その隙間に細菌がたまり歯槽骨が溶けてしまいます。
この骨が溶けることで歯の噛み合わせが悪くなり、顎関節に負担がかかり痛みが起こります。

その他に歯根が副鼻腔に接していた場合、炎症が起きてその周囲の歯ぐきで痛みが発生します。
歯周病によって歯根が露出してしまっていると、露出した部分が知覚過敏にもなり、痛みが発生します。

親知らずの炎症

親知らずに炎症が起こることで歯から耳にかけて痛みを生じることがあります。
この炎症を智歯周囲炎といいます。
智歯周囲炎は親知らず周辺の歯ぐきに炎症が起きて、歯ぐきに腫れて痛みが生じます。
親知らずは耳に近い位置にあるため、この炎症によって歯から耳にかけて痛みを生じることがあります。

顎関節の異常

顎関節に異常がある場合も、歯から耳にかけて痛むことがあります。
顎関節や下顎の骨と耳の周辺は筋肉や神経などの組織で強い関係性があります。
そのため歯から耳にかけて痛みが出る場合、顎関節に異常が出る「顎関節症」の可能性が考えられます。

顎関節症とは、関節円板という骨の位置が本来の場所からずれてしまう状態のことを指します。
顎関節症では、下顎と上顎にある骨の突起が、口を開け閉めするたびに関節円板を圧迫してしまい痛みが発生します。

ストレスや緊張

過度なストレスや緊張も歯から耳にかけて痛くなる原因のひとつと考えられています。
ストレスや緊張が身体に溜まると顎の筋肉が硬直して歯ぎしりや歯を噛み締めが起こります。
歯ぎしりや噛み締めが増えると、歯に痛みが出やすくなります。

その他にストレスが原因で発生するカテコールアミンという神経ホルモンの増加が、歯から耳にかけての痛みの原因となる場合もあります。
カテコールアミンの増加は奥歯周辺の血管が充血するようになるため、周囲の神経を圧迫するようになり痛みが生じます。

中耳炎や外耳炎

中耳炎や外耳炎は、耳から歯にかけて痛みを生じる原因となります。
中耳炎や外耳炎の場合、歯や顎に起こる原因ではなく耳に原因があります。

中耳炎とは、中耳腔に細菌が侵入し感染することによって起こる病気です。
風邪と同時に発症することが多く、耳に痛みが発生します。
感染がひどい場合、耳の奥の耳小骨が影響を受けてしまい、痛みだけでなく耳鳴りも発生することがあるのが特徴です。

一方で、外耳炎は外耳道で起きる炎症のことです。
外耳道は耳の外側半分の軟骨に当たる部分で、そこに様々な菌が常在菌として存在しています。
この種類や数のバランスが崩れることで、外耳炎が発生します。
外耳炎の場合、耳を引っ張ると強い痛みが生じます。
耳掃除をしすぎたり、耳の中に水がたまったりなどが原因で起こる疾患です。

歯から耳の後ろにかけた痛みへの対処法

歯から耳の後ろにかけて痛みが出た場合の正しい対処法を解説します。

歯から耳の後ろにかけて痛みが出た場合の正しい対処法を解説します。

軟らかい食べ物を食べる

顎関節の異常が原因で起こる痛みであれば、歯に負担をかけないように軟らかい食べ物を選んで食べるようにしましょう。
改善のためには歯や顎への負担を減らし、痛みが発生しないようにするのが重要です。

氷などで患部をアイシングする

氷や湿布を使用し患部を冷やすことで痛みを軽減することができます。
血行が良いと炎症が悪化して痛みがひどくなります。
炎症が起きている場合は患部を温めないようにしましょう。

ただし、
むし歯や歯周病による炎症でも氷を口に入れて直接患部を冷やすアイシングは避けるようにしましょう。
この方法だと刺激が強すぎて知覚過敏の症状が発生し、さらに痛みが生じてしまうおそれがあります。

鎮痛薬を使用する

歯から耳にかけての痛みが神経痛である場合、鎮痛薬を服用することで軽減できる可能性があります。
しかし、使用する場合は医師や薬剤師と相談したうえ用法用量を守るようにしましょう。
ただし、これまでの対策と同様に、痛み止めの使用は一時的に痛みを緩和するだけです。
根本的な解決法ではないため、できるだけ早期に根本的な治療を始めることをおすすめします。

むし歯による耳の痛みを予防する方法

むし歯が原因で生じている耳の痛みを予防するためには、まずはむし歯にならないことが大切です。
ここからは、むし歯予防に効果的な方法を中心に解説します。

むし歯が原因で生じている耳の痛みを予防するためには、まずはむし歯にならないことが大切です。
ここからは、むし歯予防に効果的な方法を中心に解説します。

歯磨きやうがいを徹底する

むし歯は、食べ物の残りカスが口内に残り、それを餌にむし歯菌が産生する酸が原因で起こるものです。
多くは歯磨きの磨き残しが原因です。
まずは歯磨きやうがいを徹底して行いましょう。
予防を高めるためには可能な限り毎食後に歯磨きとうがいを行うと良いでしょう。

歯磨きでは親知らず周辺や奥歯は磨きにくく汚れが残りやすいため入念なケアを意識します。
昼食時、職場で歯磨きができない場合はうがいだけでも行いましょう。

毎回3分くらいの時間で丁寧に磨くようにこころがけましょう。
歯ブラシで磨くだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、歯ブラシでは届かない歯の間の汚れを取り除けます。

唾液の分泌を促進する

むし歯予防のためには、唾液の分泌を促すことも重要です。
唾液には歯を保護してくれる役割があります。

唾液を促す方法には「水分を十分に摂取する」や「咀嚼回数を増やす」などが効果的です。
とくに咀嚼回数が増えると唾液腺が刺激されるため、唾液量が増えます。
手軽な方法としては、ガムを噛むのがおすすめです。

口の乾燥には要注意

また、緊張した状態が続いて口の中がカラカラになった経験はないでしょうか。
唾液は、ストレスがたまっていると減少する傾向にあります。
唾液の分泌が減るとむし歯だけでなく口臭も発生してしまうので、喉の渇きを潤したり、よく噛んだりすることでむし歯や歯周病、口臭の発生を防ぎましょう。

フッ素を利用する

むし歯を予防するためにフッ素を利用するのもおすすめです。
フッ素の持つ2つの予防効果について紹介します。

酸の産生を抑制する

フッ素はむし歯菌の酸の産生を抑制する効果があります。
口内をむし歯を予防する環境へと整えます。
またフッ素は代謝系酵素の働きを抑制するとともに酸の産生を抑える効果があります。

歯の再石灰化

唾液などに含まれるリンやカルシウムがエナメル質になる現象を「再石灰化」といいます。
むし歯菌が作り出した酸は、歯の表面にあるエナメル質を溶かします。
フッ素には、むし歯菌に溶かされたエナメル質を修復する効果があります。
また、再石灰化の時に歯の表面にフッ素が取り込まれると、通常よりも硬いエナメル質の結晶が形成されます。

ストレス性の歯痛を改善するなら当院の鍼灸治療

このような原因不明と診断されたストレスによる歯の痛みは歯科医では治りません。
改善のためにはストレスによって過敏になった自律神経の乱れや筋肉の緊張を鎮静させる必要があります。

そのためには不具合が生じている中枢神経を正常な働きへと整える方法が大切です。

当院の東洋医学に基づく鍼灸治療はこのような中枢神経の不具合を正常に戻し痛みを完治させることができます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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