BLOG

ブログ

上顎がザラザラする|口の中がザラザラする原因はストレス

上顎がザラザラする|口の中がザラザラする原因はストレス
公開日:2025年07月05日
更新日:2025年07月05日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

口の中がザラザラする原因を解説します

舌で口の中を触った時に、口腔内の粘膜や歯の表面がザラザラと感じることはないでしょうか。
長期にわたってこの状態が続くと「何か重大な病気が隠されているのではないか」と不安になる方もいるかもしれません。
なぜこのような症状が起こるのでしょうか。
今回は「上顎がザラザラする|口の中がザラザラする原因はストレス」と題して、口の中がザラザラと感じるその原因と正しい対処法を解説します。

舌で口の中を触った時に、口腔内の粘膜や歯の表面がザラザラと感じることはないでしょうか。
長期にわたってこの状態が続くと「何か重大な病気が隠されているのではないか」と不安になる方もいるかもしれません。
なぜこのような症状が起こるのでしょうか。
今回は「上顎がザラザラする|口の中がザラザラする原因はストレス」と題して、口の中がザラザラと感じるその原因と正しい対処法を解説します。

歯の表面がザラザラする原因

歯の表面がザラザラする理由として、以下の4つが考えられます。

歯の表面がザラザラする理由として、以下の4つが考えられます。

歯垢(プラーク)や歯石が蓄積している

歯垢とは、歯の表面に付着した細菌が増殖して、白くネバネバした塊になったものです。
この歯垢をそのまま放置すると唾液に含まれているカルシウム成分と結合して固まり歯石ができます。
歯石は石のように硬い塊で、自分で取ろうとしても取れません。
歯の表面に頑固にこびりついてザラザラ感が強くなります。

むし歯がある

歯の表面は、エナメル質という硬い組織で覆われているため、本来はツルツルとしています。
しかし、むし歯になると、エナメル質が溶かされて、歯の表面が白っぽくザラザラとした質感になります。

歯磨き粉で歯の表面が傷つく

歯の一番外側を覆うエナメル質は、人体の中でもっとも硬い組織といわれています。
しかし、このエナメル質は繊細です。

市販の歯磨き粉のほとんどには研磨剤が含まれており、中には研磨力が強すぎるものがあります。
この研磨力が強すぎる歯磨き粉で歯を磨くとエナメル層を傷つける原因となります。

目に見えない小さな傷でも、舌で触れた際にザラザラ感が気になることがあります。

歯ぎしりや食いしばりで歯が欠ける

歯ぎしりや歯の食いしばりで歯にかかる負担は想像以上に大きいです。
強い力がかかり続けることで歯に穴が空いたり、すり減ったりすることがあります。
その部分に触れた時に、ザラザラとした舌触りを感じます。

口の粘膜がザラザラする原因

口の粘膜がザラザラする理由としては、次のようなものが挙げられます。

口の粘膜がザラザラする理由としては、次のようなものが挙げられます。

口の中が乾燥している

唾液が不足して口の中が乾くと、口内の細菌や食べかすが洗い流されず、頬の内側や舌の表面に汚れがこびりついてしまいます。
この口腔内の汚れがザラザラやネバネバした状態を作ります。

口腔内の汚れは放置すると味覚や食感などにも影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
口の中の潤いを保つために、乾燥予防に努めましょう。

口内炎ができている

口内炎とは、口の中の粘膜に起こる炎症の総称です。
口内炎は主に頬の内側、舌、歯ぐきなどに発生します。
ザラザラと荒れてきたり、白くただれたりして、しばしば痛みを伴います。

口内炎が起こる原因は、疲れやストレス、栄養不足、口の中を噛むなどの物理的刺激、生活習慣の乱れなどさまざまです。
通常は1~2週間で自然治癒します。
しかし、2週間以上続く場合は別の病気が隠れている可能性もあります。
症状が長引く時は、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科を受診しましょう。

口内に白い苔のようなものがある

口腔内にザラザラした白い苔が出現したらカンジタ症のおそれがあります。
口内に存在するカンジタ菌によって、頬の内側や舌の粘膜に白い苔のようなものができます。
この白い苔のような膜ができることによって、ザラザラとした違和感がある場合があります。

カンジタ菌は痛みを伴うことが少ないため、自覚しにくい傾向にあります。
擦って簡単にとることができますが、無理にこすると発赤やびらん、出血につながるため注意しましょう。
発症原因は、免疫低下や口内ケア不足、抗生物質の使用などさまざまです。

口腔異常感症の可能性がある

口腔異常感症とは、見た目や検査で異常が認められないにも関わらず、口内に痛みやしびれ、ザラザラ感やヒリヒリ感などを訴える疾患です。
現代医学では原因はわかっていません。
しかし、過度の不安やストレスなど心理的ストレスが引き金になっていると考えられています。

この口腔異常感症は一般的な歯科や口腔外科を受診しても「異常がない」といわれるケースが多いです。
改善のためには西洋医学ではなく東洋医学的な鍼灸治療が効果的です。
精神科や心療内科で抗不安薬や抗うつ薬を処方されますが効果はありません。

口の中がザラザラする時の対処法

口の中がザラザラして辛いときの効果的な対処法を解説します。

口の中がザラザラして辛いときの効果的な対処法を解説します。

水を飲む、うがいをする

乾燥による口腔内のザラつきを解消させるには、体の外から水分を補うのが手軽で即効性の高い対処法です。
口の中がザラザラするのを感じたら、まず水を飲むか、うがいをして口の中を潤しましょう。

毎日のセルフケアを見直す

歯の表面がザラザラしたら、日ごろのセルフケアを見直すサインです。
歯ブラシ、マウスウォッシュ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用してザラザラの原因となるむし歯、歯石、歯垢の蓄積を防ぎましょう。

歯科医院で適切な治療を受ける

歯周病やむし歯で歯がザラザラしている場合は、歯科医院での適切な治療が必要です。
初期むし歯の場合は、歯科医師や歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアで口の中を清潔な状態に保ち、フッ素などで歯の再石灰化を促すことでザラザラ感を改善できる可能性があります。

歯周病の場合は、ザラザラの原因となる歯垢や歯石が蓄積していると考えられます。
蓄積したこれらを歯科医院で除去してもらうことで、歯周病とザラザラ感の改善が期待できます。

ビタミンB群を含む食べ物を摂取する

口内炎による粘膜のザラつきを早く治したい時に、有効な栄養素がビタミンB群です。
とくにビタミンB₂、B₆には皮膚や粘膜を保護し、健康維持を助ける働きがあります。

ビタミンB群を多く含むレバーやうなぎ、マグロなどを積極的にとりましょう。
食事だけで摂取するのが難しい場合、サプリメントで補給するのも1つの手段です。
他にもビタミンB₂やB₆を多く含む食材は多くあります。こちらの記事で詳しくご紹介しています。

口の中がザラザラを予防する方法

口の中がザラザラするのを予防する方法として、以下が挙げられます。

歯磨きを念入りに行う

口の中のトラブルを未然に防ぐためには、口内を清潔に保つようケアする必要があります。
基本は毎日の歯磨きを徹底することです。
ブラッシングを丁寧に行い、汚れをしっかり取り除きましょう。

酸性度の高い飲食物を控える

歯の表面を覆うエナメル質は、酸に弱い性質があります。
普段から酸性度の強い食品を多く口にしていると、エナメル質が溶け出して歯の表面がザラザラする可能性があります。

酸性度の高い食品には、炭酸飲料や柑橘系のフルーツ、お酢などがあります。
そのため、酸性度の高い食品を過度に摂取することは控えるのが無難です。

定期的な歯科でのメンテナンス

歯の健康を守るためには歯科医院での定期的なメンテナンスが効果的です。
毎日のセルフケアだけでは歯垢をすべて取り除くことはできません。
歯科医院でのプロフェッショナルケアを組み合わせることで、予防効果がより高まります。

こまめな水分補給を心がける

歯と口の健康を守るためには、常に潤った状態に保つことが大切です。
乾きを感じる前に、こまめな水分補給を心がけましょう。

一度にたくさん飲むのではなく、コップ1杯(150~250 ml)程度の量を1日6~8回に分けて飲むのがおすすめです。

口呼吸に注意する

口で呼吸をする「口呼吸」が続くと、口の中が乾燥してザラザラ感を引き起こしやすくなります。
意識して鼻呼吸に切り替えましょう。
口呼吸から鼻呼吸に切り替えるトレーニングを行うと、自然と鼻呼吸ができるようになります。

あいうべ体操で口呼吸を鼻呼吸へ改善する

あいうべ体操とは、内科医の今井一彰医師が考案した、口呼吸を鼻呼吸に変える体操です。
その名のとおり「あー・いー・うー・べー」と大きく口と舌を動かして行います。
口元の筋肉を鍛えることで、自然に口が閉じ、鼻で呼吸できるようになります。

あいうべ体操のやり方

①「あー」と大きく口を開ける
②「いー」と首に筋が張るくらいに口を大きく横に広げる
③「うー」とタコのように唇をすぼめて前に強く突き出す
④「ベー」とあごの先を目指して、舌をしっかり下に伸ばす

①~④を1セットとして、毎食後10セットを目安に行いましょう。

規則正しい生活を送る

歯周病や口内炎には生活習慣が大きく影響していると考えられています。
バランスのとれた食事、禁煙、十分な睡眠、適度な運動など、規則正しい生活を送り、ストレスを溜めないようにすることが大切です。

口腔異常感症は東洋医学の鍼灸治療で完治する

このような口腔異常感症(口腔セネストパチー)の症状当院の鍼灸治療が効果的です。

西洋医学ではこのような口腔内の不快感には「抗不安薬や抗うつ薬」という中枢神経に作用させる薬物を利用した対処療法しかありません。
さらにこのような抗不安薬や抗うつ薬の常用は依存性や離脱症状の危険性もあるため注意が必要です。

しかし、東洋医学ではこのような西洋医学で原因不明の症状でも鍼灸治療によって改善させることができます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

患者様の声 口腔セネストパチー】
50歳女性  山梨県在住

Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
口の中からポロポロ何かが落ちる、舌が勝手に動く、 歯ぐきがとけている様な感じでした。

Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
たくさんの病院に行っても問題がないと言われ精神的にも落ち込んでいました。

Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
最後のとりでと思い、思い切ってきました。最初はとても不安でしたが、みなさん親切で安心でき ました。 症状は段々と良くなってきて、今はほとんど 気にならなくなりました。不安もなくなり、普通の生活 ができる様になりました。

Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
先生のおかげです。本当にありがとうございました。

他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



この症状に対する質問

質問をどうぞ

一覧に戻る