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熱中症の後遺症に漢方|熱中症や夏バテに有効な漢方薬3種
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公開日:2025年06月12日
更新日:2025年06月12日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

熱中症や夏バテに有効な漢方薬を解説します

梅雨が明けると連日の暑さに熱中症になりかけている方が多くみられます。
熱中症の予防には以下の3つのポイントが重要です。
・炎天下の外出を控える
・こまめな水分や塩分(ナトリウム)の摂取
・十分な睡眠と休息
もし、軽度な症状がみられた場合は、上記の対応だけでなく体表面の冷却に加えて、漢方薬が有効です。
今回は「熱中症の後遺症に漢方|熱中症や夏バテに有効な漢方薬3種」と題して、熱中症・夏バテに有効な漢方薬3種を解説します。
①五苓散(ごれいさん)

五苓散は体内の水分バランスを整える作用があり、以下のような症状に有効です。
・口喝
・尿量減少
・下痢
・悪心
・嘔吐
・めまい
・頭痛
五苓散は熱中症の症状が出始めた頃に服用することが勧められています。
暑さによるビールやハイボールなど冷たいアルコールを摂り過ぎた後の二日酔いにも五苓散は有効です。
その他には台風など気圧の低下に伴う頭痛に用いることもあります。
五苓散はこれからの季節に活躍する漢方薬といえます。
②清暑益気湯(せいしょえっきとう)

清暑益気湯は熱中症や夏バテに対する代表的な漢方薬です。
暑さによる症状を抑えて、夏バテから回復させる作用があります。
高温多湿の中で汗をかき過ぎて体力を消耗したことによる、口喝、食欲不振、倦怠感などの症状が長引く時に有効です。
この漢方は熱中症に有効な漢方薬です。
③補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

補中益気湯は、体力と消化機能が低下した方が全身の倦怠感、食欲不振などの症状がみられる場合に使用します。
熱中症の時期では熱感、発汗、口喝は落ち着いてきたものの、「夏バテで疲労感が強く、食欲不振で体重が減少した場合」に使用することが勧められています。
冷房の効いた室内に長時間いることで起こる身体のだるさ、疲労感がある時にも有効です。
熱中症の後遺症には五苓散

当院での経験として、夏が始まってから疲れやすく、食欲が低下した段階で、十分な水分とミネラル補給と休息を心掛けながら、早めに補中益気湯を服用することで熱中症は予防できると考えております。
しかし、暑さによる体力消耗で下痢や悪心などの症状が出始めたら、五苓散の併用や清暑益気湯への切り替えを行うことがいいと思います。
熱中症の後遺症に対してはまず五苓散が適切であると考えます。
熱中症の後遺症は当院の鍼灸治療で改善できる
熱中症の後遺症は自律神経失調症に似た症状であるためクリニックなどでは対処療法として薬物が処方されるのみの治療です。
しかし、薬物療法では根本的な改善に至らないために当院にご来院される方がおられます。
根本的な改善をするためには東洋医学に基づき自律神経の機能を向上させる治療方法が良いと当院では考えております。ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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