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呑気症セルフチェック|げっぷやおならが出る呑気症

呑気症セルフチェック|げっぷやおならが出る呑気症
公開日:2025年06月10日
更新日:2025年06月10日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

げっぷやおならが多くなる呑気症

炭酸飲料を飲んでもいないのに普段よりもげっぷやおならが多くなるのは「呑気症(どんきしょう)」または「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」と呼ばれる病気が原因の可能性があります。

呑気症とは空気を大量に飲み込んでしまうことで胃や腸に空気のガスが溜まる状態のことです。
今回は「呑気症セルフチェック|げっぷやおならが出る呑気症」と題して呑気症や噛みしめ呑気症候群の原因と対策、セルフチェックについて解説します。

炭酸飲料を飲んでもいないのに普段よりもげっぷやおならが多くなるのは「呑気症(どんきしょう)」または「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」と呼ばれる病気が原因の可能性があります。

呑気症とは空気を大量に飲み込んでしまうことで胃や腸に空気のガスが溜まる状態のことです。
今回は「呑気症セルフチェック|げっぷやおならが出る呑気症」と題して呑気症や噛みしめ呑気症候群の原因と対策、セルフチェックについて解説します。

呑気症は空気を飲み込む癖

誰でも唾液を飲み込む際には無意識のうちに空気も飲み込んでいます。
おおよそその量は1回につき3~5 mLといわれています。
これを繰り返すことで胃や腸の消化器官に空気のガスが溜まり、げっぷやおならの回数が多くなるとされています。
この症状を呑気症といいます。

呑気症は、日本人の約1~2割の割合で見られ、特に20~50代の女性の方に多くみられます。
その他にも歯を噛みしめる癖が原因で呑気症を引き起こす「噛みしめ呑気症候群」になる方も近年増えています。
噛みしめ吞気症候群は歯を噛みしめることで唾液の分泌が促され唾液を飲み込む回数が増えて、しそれに伴い空気を込み込む回数も増加し、吞気症の症状が起こります。

誰でも唾液を飲み込む際には無意識のうちに空気も飲み込んでいます。
おおよそその量は1回につき3~5 mLといわれています。
これを繰り返すことで胃や腸の消化器官に空気のガスが溜まり、げっぷやおならの回数が多くなるとされています。
この症状を呑気症といいます。

呑気症は、日本人の約1~2割の割合で見られ、特に20~50代の女性の方に多くみられます。
その他にも歯を噛みしめる癖が原因で呑気症を引き起こす「噛みしめ呑気症候群」になる方も近年増えています。
噛みしめ吞気症候群は歯を噛みしめることで唾液の分泌が促され唾液を飲み込む回数が増えて、しそれに伴い空気を込み込む回数も増加し、吞気症の症状が起こります。

吞気症の症状セルフチェック

呑気症や噛みしめ呑気症候群には、げっぷやおならが頻繁に出ること以外にも特徴的な症状があります。
主な症状は、下記の通りです。
どのような症状があるのかを事前にセルフチェックしてみましょう。

呑気症や噛みしめ呑気症候群には、げっぷやおならが頻繁に出ること以外にも特徴的な症状があります。
主な症状は、下記の通りです。
どのような症状があるのかを事前にセルフチェックしてみましょう。

呑気症の典型的な症状

・げっぷが1日に何度も出る
・おならが1日に何度も出る

げっぷやおなら以外の特徴的な症状

・胃もたれ
・胃の不快感
・腹部膨満感(お腹の張り)
・左上腹部の痛み
・食欲不振
・逆流性食道炎
・胸やけ
・心臓など胸部の痛み

空気で胃が膨張することで不調が起こる

吞気症は、空気を飲み込むことでまず胃の中にガスが溜まり、胃が膨張します。
この空気によってげっぷやおならの回数が増えます。
またその他の症状に、胃の不快感を覚えたり、胃もたれを感じたりする他、食欲不振にもつながる胃の不調が起こります。
胃が膨らむことで胸の辺りが圧迫されて、痛みなどの症状も感じやすくなります。

呑気症によって逆流性食道炎の胸やけが起きるのは、胃に空気が溜まることで食道のつなぎ目も伸びて緩み、胃酸が食道側に流れやすくなるためです。
これによる胸やけ感を「心臓などの胸部の痛み」に感じることもあります。

食いしばりのある方はこちらもチェック

・顎の痛みや頭痛、肩こりがある
・歯の違和感、歯ぎしりによる知覚過敏がある

噛みしめ呑気症候群のその他の症状として、噛みしめることで顎に痛みが生じるケースがあります。
噛むときに使う筋肉は主に咬筋、側頭筋といった筋肉です。
これらの筋肉が過剰に使われると頭痛や肩こりが起こります。
また歯の違和感や、歯ぎしりによる知覚過敏に発展する場合もあります。

呑気症を起こす原因と対策

ここでは、呑気症の主な原因とその対策について紹介します。

<原因>早食いや炭酸飲料の常飲

早食いをする方や炭酸飲料を飲む方は、空気をたくさん飲み込む傾向にあります。
そのため胃や腸に空気が溜まってしまいやすいです。
胃の空気が逆流するとげっぷとして、小腸を通過して大腸に溜まるとおならとして、体の外に出てきます。

<対策>

食事は良く噛んで、ゆっくり食べるようにしましょう。
特に麺類やスープ、飲み物などすする食べ物は、飲み込む空気量が多くなります。
そのためゆっくりと流し込むように口に入れましょう。
また、胃腸に負担をかける揚げ物類や、腸管内でガスを発生しやすいビールや炭酸飲料はなるべく避けるようにしましょう。

<原因>緊張やストレス

緊張やストレスが原因で呑気症や噛みしめ呑気症候群は起こります。

緊張したりストレスを察知したりすると、身体はストレスと戦う準備のために身体に力が入りやすくなります。
このストレスに耐えるための緊張状態は無意識に歯を接触させ、噛みしめやすくします。
噛みしめる頻度が高くなると、同時に空気を飲み込みやすくなるため、呑気症が起こります。

また、緊張していると呼吸が浅くなり、身体が軽い酸欠状態になります。
身体は溜息を吐くことで不足している酸素を補おうとします。
溜息を吐いた後は唾を飲み込むことが多いため、同時に空気を飲み込みやすくなります。

<対策>

ストレスを解消するには、原因となっているものを頭から切り離すのがポイントです。
散歩やウォーキング、ジョギングなど、自分のペースに合った方法で体を動かすことは、気分転換になり効果的です。
その際は、ぜひ深い呼吸も合わせて意識してみましょう。
また睡眠時間をしっかり確保して身体を休めることもストレス解消やリラックスにつながります。
趣味を楽しむのもおすすめです。
毎日少しずつで良いので、ストレスを軽減していくようにしましょう。

<原因>嚙み合わせが悪い

歯の噛み合わせが悪い方も空気を飲み込みやすい傾向にあるため、噛みしめ呑気症候群になりやすいです。
その他にはデスクワークによるうつむき姿勢で上下の歯が触れやすくなることで歯を噛みしめてしまうことも原因です。
こういった原因で無意識のうちに歯を噛みしめている方は意外と多いです。
気になる方は、下記の食いしばりのセルフチェックをしてみましょう。

食いしばりセルフチェック

・上と下の歯の噛み合わせ面が擦り減って平らになっている
・歯の外面と歯ぐきの境目部分に、削り取られたような傷(跡)がある
・舌のふちに歯型が付いている
・歯に接している頬の内側に白い線ができる

<対策>

歯の噛みしめは繰り返していると次第に癖になります。
そのため日常生活では噛みしめに気づいたときはすぐに改善できる環境作りがポイントです。

一番有効なのは深呼吸です。
深呼吸は口から息を吐くときに、歯の噛み合わせが緩む効果があります。
さらに深呼吸にはリラックス効果もあるため、ストレスを軽減することもできます。
長時間デスクワークしているときは一度深呼吸を行うようにしましょう。

また噛みしめ癖のある方は「スプリント」と呼ばれるマウスピースの使用をおすすめします。
スプリントは歯科医院で作成することができます。

<原因>鼻炎

鼻炎持ちの方は鼻をすする際に、空気も一緒に飲み込みやすい傾向にあります。
鼻をすすると鼻水が喉の方に落ちていき飲み込もうとします。
この頻度が多いほど、空気も多く飲み込んでしまい呑気症が起こりやすくなります。

<対策>

鼻炎と一口に言っても、急性鼻炎、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎などの種類があります。
風邪の一種である急性鼻炎の場合は、鼻の炎症を抑える薬や抗生剤が有効です。
季節を問わず鼻水や鼻詰まりなどの症状がある慢性鼻炎の場合は、部屋の湿度を高めたり、温めたりするなどで改善が見られることがあります。
花粉やハウスダストなどのアレルゲンが原因のアレルギー性鼻炎の場合は、アレルゲンとなる物を吸い込まないようにしたり、室内から排除したりといった対策が必要です。
いずれの場合でも、症状が悪化した時や改善が見られない時は当院で行っている鍼灸治療が有効の場合があります。

呑気症は何科を受診すべきか

げっぷは主に胃腸の疾患が原因で多くなることもあります。
そのためげっぷやおならの回数が多くなったと感じる方は、まずは内科や消化器内科を受診しましょう。
原因によっては、歯科や心療内科を受診する必要があります。

まずは内科を受診する

吞気症とは別に胃腸の疾患でげっぷの回数が増えている可能性があります。
そのため内科や消化器内科を受診し、食道、胃、腸に異常がないかを検査し診断を受けるようにします。
内科で処方された整腸剤などを服用しても改善が見られない場合は、噛みしめ・呑気症候群の疑いがあるため歯科や心療内科を受診します。

歯の噛みしめが原因の吞気症は歯科医院へ

起床時に歯や顎が痛みを感じたり、頭痛が生じたりしている方は、就寝時に歯を噛みしめている可能性があります。
その他にデスクワークなどによりうつむき姿勢が多い方や仕事で緊張状態が続いている方も、歯を噛みしめる癖がついている可能性が高いです。
また、噛みしめによりげっぷやおならの回数が増えている方は、歯科医院を受診してスプリントを作成してもらいましょう。

ストレスが原因の方は鍼灸院を受診する

ストレスに心当たりのある方は、軽い運動や友人とランチなど自分が気分転換できる方法でストレスを解消することから始めます。
それでもストレスが軽減されない場合は鍼灸治療による自律神経の調整をおすすめします。

げっぷやおならが出そうになったときの対策

周りに人がいるときにげっぷやおならが出そうになって困ったことはないでしょうか。
そのようなときは誰でも我慢をしますが、無理に我慢するとかえって腹部に強い負荷がかかってしまい、体に良くありません。
ここでは、げっぷやおならが出てしまいそうな時の応急対策や予防法をご紹介します。

周りに人がいるときにげっぷやおならが出そうになって困ったことはないでしょうか。
そのようなときは誰でも我慢をしますが、無理に我慢するとかえって腹部に強い負荷がかかってしまい、体に良くありません。
ここでは、げっぷやおならが出てしまいそうな時の応急対策や予防法をご紹介します。

げっぷに効くツボ:中脘(ちゅうかん)

【ツボの場所】
おへそとみぞおちの真ん中にある

この中脘というツボを押すことで、げっぷを促すことができます。
胃の上部にあるツボであるため、刺激することで胃の動きが促され、げっぷが出やすくなると考えられます。

げっぷそのものを抑えることはできませんが、自分の決めたタイミングで先に空気を出しておくことで予期せぬタイミングで出てしまうことの予防になります。
またあらかじめげっぷを出しておくことは、おならの予防にもつながります。
げっぷを我慢すると、飲み込んだ空気はいずれ腸へと移動し、結局おならとして出すことになるからです。

【ツボの場所】
おへそとみぞおちの真ん中にある

この中脘というツボを押すことで、げっぷを促すことができます。
胃の上部にあるツボであるため、刺激することで胃の動きが促され、げっぷが出やすくなると考えられます。

げっぷそのものを抑えることはできませんが、自分の決めたタイミングで先に空気を出しておくことで予期せぬタイミングで出てしまうことの予防になります。
またあらかじめげっぷを出しておくことは、おならの予防にもつながります。
げっぷを我慢すると、飲み込んだ空気はいずれ腸へと移動し、結局おならとして出すことになるからです。

おならの音を抑えるには肛門を広げる

おならの音がでてしまうのは、肛門からガスが出るときに、その出口が狭いためです。
例えば口をすぼめて息を出そうとするときに、出口が小さいために上と下の唇が振動して音が出ます。
しかし、口が広がると振動が起きないために静音になります。
おならもこの原理で音が鳴ります。

座っている場合は、身体の重心を左右どちらかに寄せて(左右どちらかのお尻に体重をかけるイメージ)、力を抜いてゆっくりとおならを出すことで、音を抑えることができます。
重心を寄せたあと、可能であれば、肛門を広げるように浮いている方のお尻を手で引っ張ると、より音が出てしまうリスクを軽減できます。
立っている場合は、肛門が開くように両手でお尻を外側に引っ張ることで、応急処置になります。

市販薬を服用する

市販薬を利用するのも一つの手段です。
ただし、呑気症の原因はストレスなどによる場合は薬の効果はあまり期待できません。
ストレスの原因が取り除くことが改善に重要です。

また薬を飲んで症状が軽減しても、治ったわけではないことに注意が必要です。
根本原因を改善するには鍼灸治療がおすすめです。
それまでのつなぎと捉えて市販薬を使用するようにしましょう。

原因に合わせて呑気症の対策をしよう

呑気症は空気を大量に飲み込むことで発症する病気です。歯の噛みしめによって、空気を飲み込む回数が多くなり発症することもあります。また、げっぷやおならの回数が多くなるほか、頭痛や肩こり、顎の痛みが生じる方もいます。げっぷやおならの回数が増える原因は、呑気症とは限りません。まずは、内科を受診しましょう。歯の噛みしめが気になる方は、歯科医院を受診しましょう。生活習慣や食生活を見直して「スプリント」を装着するなどの対策を実践してくださいね。

ストレスによるげっぷ症状は鍼灸治療で改善できる

止まらないげっぷの大半はストレスによる自律神経の不調です。

そのため胃腸内科などで処方される薬などでは改善することはできません。
自律神経の不調の改善には中枢神経における不具合を調整する必要があります。

この生理反応へのアプローチは鍼灸治療が効果的です。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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