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耳抜きすると音がバリバリ|耳管機能異常の治し方

耳抜きすると音がバリバリ|耳管機能異常の治し方
公開日:2025年06月05日
更新日:2025年06月05日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

原因不明の耳の不調は耳管機能異常

「耳の中が塞がった感じがする」
「自分の声が響く感じがする」

このような不調で耳鼻咽喉科へ行っても「鼓膜は綺麗で聴力検査も問題ないので異常なし」と診断を受けて途方にくれた経験はないでしょうか。
実はこのような耳の症状は耳管機能異常が原因の可能性があります。
今回は「耳抜きすると音がバリバリ|耳管機能異常の治し方」と題して耳管機能異常について解説します。

「耳の中が塞がった感じがする」
「自分の声が響く感じがする」

このような不調で耳鼻咽喉科へ行っても「鼓膜は綺麗で聴力検査も問題ないので異常なし」と診断を受けて途方にくれた経験はないでしょうか。
実はこのような耳の症状は耳管機能異常が原因の可能性があります。
今回は「耳抜きすると音がバリバリ|耳管機能異常の治し方」と題して耳管機能異常について解説します。

耳管機能異常とはどのような状態か

耳の奥(中耳)と鼻の奥は耳管という管で繋がっています。
この管は普段は入り口が閉じており空気の交通は起きていません。

しかし嚥下(飲み込む動作)をすると耳管の入り口である耳管咽頭口が開き交通が起こります。
この耳管咽頭口が開き交通することで中耳の内圧と外気圧が均等になります。

誰しも一度は、鼻づまりの時に耳が塞がった感じになったり、唾を飲み込む度に耳の中でバリバリと音がした経験はあるのではないでしょうか。
この反応は耳管の働きが悪くなったことで起こっています。
これを耳管機能異常といいます。

耳の奥(中耳)と鼻の奥は耳管という管で繋がっています。
この管は普段は入り口が閉じており空気の交通は起きていません。

しかし嚥下(飲み込む動作)をすると耳管の入り口である耳管咽頭口が開き交通が起こります。
この耳管咽頭口が開き交通することで中耳の内圧と外気圧が均等になります。

誰しも一度は、鼻づまりの時に耳が塞がった感じになったり、唾を飲み込む度に耳の中でバリバリと音がした経験はあるのではないでしょうか。
この反応は耳管の働きが悪くなったことで起こっています。
これを耳管機能異常といいます。

耳管の機能低下で起こる病気

耳管機能異常には以下のような病気があります。
・耳管狭窄症
・耳管開放症

簡単に言うと耳管狭窄症は耳管の開きが悪くなる病気で、耳管開放症は耳管の閉じが悪くなる病気です。
開きが悪くなる病気と閉じが悪くなる病気、全く真逆な病気ですが症状は似通っています。

どちらも以下のような症状が起こります。
・耳が塞がった感じ(高い所へ登った時の感じ)
・自分の声が響く感じ
・耳鳴り

耳管機能異常には以下のような病気があります。
・耳管狭窄症
・耳管開放症

簡単に言うと耳管狭窄症は耳管の開きが悪くなる病気で、耳管開放症は耳管の閉じが悪くなる病気です。
開きが悪くなる病気と閉じが悪くなる病気、全く真逆な病気ですが症状は似通っています。

どちらも以下のような症状が起こります。
・耳が塞がった感じ(高い所へ登った時の感じ)
・自分の声が響く感じ
・耳鳴り

耳鼻科で行われる耳管機能の検査方法

上の耳管機能検査という機械で耳管の働きを調べます。
1分もかからない検査で子供でも可能な検査です。
スピーカーを鼻の穴へ、プローブを耳の穴へ挿れてスピーカーの音が耳のプローブで拾えるかどうか確かめることで耳管狭窄症か耳管開放症か分かります。

正常な耳管機能の波形

この写真は耳管機能が正常の人の波形(青い線の方)です。

この写真は耳管機能が正常の人の波形(青い線の方)です。

耳管狭窄症の波形

そしてこちらが耳管狭窄症(耳管機能の異常)の波形です。
正常の波形に比べると山の高さが低くなっています。
これは耳管が開きにくいために鼻から入れた音が耳の方へ届きにくくなっている事をさします。

そしてこちらが耳管狭窄症(耳管機能の異常)の波形です。
正常の波形に比べると山の高さが低くなっています。
これは耳管が開きにくいために鼻から入れた音が耳の方へ届きにくくなっている事をさします。

耳管開放症の波形

この波形は耳管開放症の人の波形です。
正常の波形に比べると山が高くなった後でなかなかゼロまで下がっていません。
耳管が開きっぱなしであるため音が届きっぱなしになっている事をさします。

この波形は耳管開放症の人の波形です。
正常の波形に比べると山が高くなった後でなかなかゼロまで下がっていません。
耳管が開きっぱなしであるため音が届きっぱなしになっている事をさします。

耳鼻科における耳管機能異常への治療

耳鼻科で行われる耳管機能異常に対する治療は以下の通りです。

耳鼻科で行われる耳管機能異常に対する治療は以下の通りです。

耳管狭窄症の治療

耳管狭窄の原因が副鼻腔炎や鼻炎であればこれらの治療をする事で改善されます。
一方、耳管そのものの機能が悪くなっている場合はなかなか根治させるのは困難とされています。
鼻から金属の管を挿れて耳管へ空気を通す耳管通気という治療方法が一般的です。
しかしこれは定期的に続ける必要があります。

自分で治療できるオトヴェント

また耳鼻咽喉科では耳管通気ではなくて「オトヴェント」という自分で耳管通気(耳抜き)が出来る道具を勧めることがあります。
これなら耳管通気をしに耳鼻咽喉科へ通い続ける必要がなくなります。
また慢性上咽頭炎が原因となる場合もあるとされています。慢性上咽頭炎を疑う場合にはBスポット療法をすることもあります。

また耳鼻咽喉科では耳管通気ではなくて「オトヴェント」という自分で耳管通気(耳抜き)が出来る道具を勧めることがあります。
これなら耳管通気をしに耳鼻咽喉科へ通い続ける必要がなくなります。
また慢性上咽頭炎が原因となる場合もあるとされています。慢性上咽頭炎を疑う場合にはBスポット療法をすることもあります。

耳管開放症の治療

耳管開放症の原因が例えば過度なダイエットにある場合は、体重を元へ戻すだけで改善することがあります。
耳管狭窄症と同様に原因がハッキリしない場合は治療もなかなか難しく対症療法が中心です。
薬物療法として加味帰脾湯という漢方薬を処方することもあります。
慢性上咽頭炎が原因となる場合は耳管狭窄症と同様にBスポット療法をすることもあります。

耳管開放症や耳管狭窄症は鍼灸治療で改善する

耳管開放症や耳管狭窄症の原因に自律神経の乱れがあります。
この症状では東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的であり有効です。

一人ひとりの体質を東洋医学に基づき診断し鍼灸による治療を行います。
耳鼻科での通常治療では生理食塩水点鼻療法による対処療法、または耳管ピン挿入術、耳管閉鎖術、鼓膜チューブ置換術などの手術であるため根本的な改善はできません。
必要なのは耳管開放症の原因である自律神経を整える体質改善の治療法です。

「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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