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耳抜きをすると音がバリバリ鳴るのはなぜ?原因と治し方を徹底解説
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2025年06月05日
更新日:2025年09月25日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次

「耳抜きをするたびに耳の奥でバリバリ、ガサガサ音がする……」「耳が詰まった感じがして、自分の声が響いて不快……」30代〜50代にかけて増えるこの症状。痛みがない場合、「放置しても大丈夫だろう」と思われがちですが、実は耳と喉をつなぐ**「耳管(じかん)」**という組織のSOSサインかもしれません。結論から言うと、この音の正体は**「耳管機能不全(耳管狭窄症・耳管開放症)」**である可能性が高いです。本記事では、耳抜きの際にバリバリ音が鳴るメカニズムから、自宅でできるセルフケア、そして病院や鍼灸での根本的な治し方まで、プロの視点で網羅的に解説します。
結論:耳抜きのバリバリ音は「耳管」のトラブルが原因
耳抜きをした際に「バリバリ」「プチッ」と音が鳴るのは、耳の奥にある**「耳管(じかん)」**が無理に開閉しているサインです。
なぜバリバリ音がするのか?
通常、耳管はあくびや飲み込みの際に一瞬だけ開き、鼓膜の内側の圧力を調整しています。しかし、以下の状態になると不快な音が発生します。
・耳管狭窄(じかんきょうさく): 炎症や腫れで耳管が詰まり、無理に開こうとしてバリバリ音が鳴る。
・耳管開放症(じかんかいほうしょう): 逆に耳管が開きっぱなしになり、空気の通り過ぎで音が響く。
・粘膜の癒着: 鼻水や炎症による分泌物が、糊のように耳管の出口をくっつけてしまっている。
放置すると中耳炎や聴力低下を招く恐れがあるため、「たかが音くらい」と軽視せず、原因に合わせた早期対策が重要です。
耳抜きで音が鳴る3つの主な原因

なぜ、耳の機能が正常に働かなくなってしまうのでしょうか?30〜50代の方に特に多い原因を3つに整理しました。
① 鼻や喉の炎症(副鼻腔炎・上咽頭炎)
風邪の後や、花粉症などのアレルギーがある場合、鼻の奥にある耳管の入り口が腫れてしまいます。特に**「慢性上咽頭炎(Bスポットの炎症)」**があると、耳管の働きを物理的に阻害し、耳抜きの不快感に直結します。
② 自律神経の乱れと血行不良
耳管の開閉は周囲の筋肉によって行われていますが、この筋肉のコントロールを司っているのが自律神経です。 ストレスや寝不足: 筋肉が過剰に緊張し、耳管がうまく開かない。 首・肩のこり: 耳周辺の血流が悪くなり、粘膜の代謝が低下する。
③ 急激な体重減少(耳管開放症のケース)
ダイエットや病気で急激に痩せると、耳管の周りにある脂肪組織が減り、耳管が閉じなくなってしまうことがあります。この場合、自分の呼吸音や声がバリバリと響く「自律自声」という症状が強く出ます。
耳管機能異常とはどのような状態か

耳の奥(中耳)と鼻の奥は耳管という管で繋がっています。
この管は普段は入り口が閉じており空気の交通は起きていません。
しかし嚥下(飲み込む動作)をすると耳管の入り口である耳管咽頭口が開き交通が起こります。
この耳管咽頭口が開き交通することで中耳の内圧と外気圧が均等になります。
誰しも一度は、鼻づまりの時に耳が塞がった感じになったり、唾を飲み込む度に耳の中でバリバリと音がした経験はあるのではないでしょうか。
この反応は耳管の働きが悪くなったことで起こっています。
これを耳管機能異常といいます。
耳管の機能低下で起こる病気

耳管機能異常には以下のような病気があります。
・耳管狭窄症
・耳管開放症
簡単に言うと耳管狭窄症は耳管の開きが悪くなる病気で、耳管開放症は耳管の閉じが悪くなる病気です。
開きが悪くなる病気と閉じが悪くなる病気、全く真逆な病気ですが症状は似通っています。
どちらも以下のような症状が起こります。
・耳が塞がった感じ(高い所へ登った時の感じ)
・自分の声が響く感じ
・耳鳴り
耳鼻科で行われる耳管機能の検査方法

上の耳管機能検査という機械で耳管の働きを調べます。
1分もかからない検査で子供でも可能な検査です。
スピーカーを鼻の穴へ、プローブを耳の穴へ挿れてスピーカーの音が耳のプローブで拾えるかどうか確かめることで耳管狭窄症か耳管開放症か分かります。
正常な耳管機能の波形

この写真は耳管機能が正常の人の波形(青い線の方)です。
耳管狭窄症の波形

そしてこちらが耳管狭窄症(耳管機能の異常)の波形です。
正常の波形に比べると山の高さが低くなっています。
これは耳管が開きにくいために鼻から入れた音が耳の方へ届きにくくなっている事をさします。
耳管開放症の波形

この波形は耳管開放症の人の波形です。
正常の波形に比べると山が高くなった後でなかなかゼロまで下がっていません。
耳管が開きっぱなしであるため音が届きっぱなしになっている事をさします。
耳鼻科における耳管機能異常への治療

耳鼻科で行われる耳管機能異常に対する治療は以下の通りです。
耳管狭窄症の治療
耳管狭窄の原因が副鼻腔炎や鼻炎であればこれらの治療をする事で改善されます。
一方、耳管そのものの機能が悪くなっている場合はなかなか根治させるのは困難とされています。
鼻から金属の管を挿れて耳管へ空気を通す耳管通気という治療方法が一般的です。
しかしこれは定期的に続ける必要があります。
自分で治療できるオトヴェント

また耳鼻咽喉科では耳管通気ではなくて「オトヴェント」という自分で耳管通気(耳抜き)が出来る道具を勧めることがあります。
これなら耳管通気をしに耳鼻咽喉科へ通い続ける必要がなくなります。
また慢性上咽頭炎が原因となる場合もあるとされています。慢性上咽頭炎を疑う場合にはBスポット療法をすることもあります。
東洋医学(鍼灸)による根本改善という選択肢
「病院で薬(ムコダインやアデホスなど)を処方されたが、音が消えない」という方に選ばれているのが鍼灸治療です。
なぜ鍼灸が「耳の音」に効くのか?
鍼灸は耳そのものを治すだけでなく、耳管を取り巻く環境を整えます。
1. 耳管周囲の血流促進: 深部の筋肉のコリを解消し、耳管の柔軟性を取り戻します。
2. 自律神経の調整: ストレスによる耳の詰まり感を、内側からリセットします。
3. 上咽頭の消炎: 喉の奥の炎症を鎮めるツボ(合谷や列欠など)を刺激し、耳管の腫れを引かせます。
当院では、患者様お一人おひとりの体質(東洋医学的な「証」)を見極め、**「耳抜きをしなくてもスッキリしている状態」**への体質改善をサポートしています。
耳管開放症や耳管狭窄症は鍼灸治療で改善する
耳管開放症や耳管狭窄症の原因に自律神経の乱れがあります。
この症状では東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的であり有効です。
一人ひとりの体質を東洋医学に基づき診断し鍼灸による治療を行います。
耳鼻科での通常治療では生理食塩水点鼻療法による対処療法、または耳管ピン挿入術、耳管閉鎖術、鼓膜チューブ置換術などの手術であるため根本的な改善はできません。
必要なのは耳管開放症の原因である自律神経を整える体質改善の治療法です。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
耳管機能異常【33歳男性 会社員(東京都在住)】

【耳管機能異常が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・東京都在住/33歳男性会社員
長年、耳抜きのたびに「バリバリ」と耳の奥で鳴る不快な音と、それに伴う鋭い痛みに悩まされてきました。
耳鼻科では「耳管機能異常」と診断され、抗炎症薬や点鼻薬など複数の処方を受けましたが、症状は一向に改善せず、日常生活にも支障をきたすほどでした。
飛行機やエレベーターの昇降時はもちろん、少し気圧が変わるだけでも耳が詰まるような感覚に襲われ、外出や会話すら億劫になっていました。
そんな中、知人の勧めで鍼灸治療を鍼灸院コモラボで試してみることにしました。
初回の施術後から耳の違和感が軽減され、7回目の治療を終える頃には、耳抜き時の痛みも音もほとんど気にならなくなっていました。
鍼灸では、耳周辺だけでなく、首や肩、さらには自律神経のバランスを整える施術も行われ、体全体が軽くなるような感覚がありました。
病院の薬では改善しなかった症状が、鍼灸によって根本から整えられたように感じています。
今では飛行機にも安心して乗れるようになり、日常のストレスも大きく減りました。
ほんとうに助かりました、ありがとうございました。
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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