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後鼻漏に漢方は効く|後鼻漏に対する漢方の選び方

後鼻漏に漢方は効く|後鼻漏に対する漢方の選び方
公開日:2025年05月31日
更新日:2025年05月31日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

後鼻漏に効く漢方薬を解説します

身体に起こる不快な症状で最近増えているのが後鼻漏という症状です。

「のどの奥にネバネバしたものが張り付いて気持ち悪い」
「ドロッとしたものが鼻からのどに流れる不快感がある」

このような症状が後鼻漏で当院でもご相談があります。
病院で処方された抗生物質、去痰剤、消炎剤などをしばらく服用してもなかなか効果が出ない方は漢方で症状が緩和することがあります。
また後鼻漏は一度改善しても再発を繰り返しやすい特徴があります。
西洋医学では悪化するたびに薬物で症状を抑える対処療法を行うことが非常に多いです。
しかし東洋医学の漢方薬では、『今出ている不快な症状を抑えること』と『再発を防ぐこと』の両面から考えて治療します。
そのため漢方では後鼻漏になりにくい体作りを目指していきます。

身体に起こる不快な症状で最近増えているのが後鼻漏という症状です。

「のどの奥にネバネバしたものが張り付いて気持ち悪い」
「ドロッとしたものが鼻からのどに流れる不快感がある」

このような症状が後鼻漏で当院でもご相談があります。
病院で処方された抗生物質、去痰剤、消炎剤などをしばらく服用してもなかなか効果が出ない方は漢方で症状が緩和することがあります。
また後鼻漏は一度改善しても再発を繰り返しやすい特徴があります。

西洋医学では悪化するたびに薬物で症状を抑える対処療法を行うことが非常に多いです。
しかし東洋医学の漢方薬では、「今出ている不快な症状を抑えること」と「再発を防ぐこと」の両面から考えて治療します。
そのため漢方では後鼻漏になりにくい体作りを目指していきます。

後鼻漏は鼻汁が鼻から喉に流れ落ちる症状

後鼻漏とは鼻汁が鼻から喉に流れ落ちることで不快な症状を起こす疾患です。

「後鼻漏(こうびろう)とは、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎患者に見られる咽頭腔への膿汁流下のこと。
膿性痰、口臭、歯肉炎、慢性気管支炎、肺炎、食道炎、慢性胃炎などの原因となる。」
ウィキペディア(Wikipedia)

後鼻漏の鼻症状の他に以下のような不調が起こります。
・咳き込み
・頭痛
・口臭
・味覚障害
・不眠

後鼻漏の方は鼻以外の症状で悩まれている方が多くいらっしゃいます。

後鼻漏とは鼻汁が鼻から喉に流れ落ちることで不快な症状を起こす疾患です。

「後鼻漏(こうびろう)とは、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎患者に見られる咽頭腔への膿汁流下のこと。
膿性痰、口臭、歯肉炎、慢性気管支炎、肺炎、食道炎、慢性胃炎などの原因となる。」
ウィキペディア(Wikipedia)

後鼻漏の鼻症状の他に以下のような不調が起こります。
・咳き込み
・頭痛
・口臭
・味覚障害
・不眠

後鼻漏の方は鼻以外の症状で悩まれている方が多くいらっしゃいます。

後鼻漏の原因は風邪やアレルギー

後鼻漏は風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などが原因で発症するのが一般的です。
例えば、花粉症の鼻症状から後鼻漏を発症したり、かぜの後のぐずぐず残る鼻水から後鼻漏に発展することもあります。
※ その他には血管運動性鼻炎、自律神経失調症などが原因でも大量の鼻水が発生し後鼻漏が発症することがあります。

後鼻漏と副鼻腔炎(蓄膿症)の違い

後鼻漏とは、鼻水がのどに落ちてくる状態です。
原因として、風邪やアレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎(蓄膿)などがきっかけとなることが一般的です。
喉の奥にドロドロしたものが張り付いている不快感や、粘りのある痰、口臭、喉を刺激することによる咳などが症状としてあらわれます。

蓄膿症とは、副鼻腔内で炎症が起こり膿が溜まって慢性化した状態です。
原因には風邪ウイルスや細菌、花粉などのアレルギー、歯の炎症などによることが一般的です。
鼻づまりや不快な臭い、ドロっとした黄色い鼻水、頭痛などが症状としてあらわれます。

漢方薬で考える後鼻漏の改善

漢方では後鼻漏以下のようなことを根本原因として重要視しています。
・大量の鼻水をもたらす外部刺激
・鼻粘膜のバリアの低下
・胃腸の弱さ

外部刺激による症状を一時的に抑える対処療法だけでなく、胃腸のはたらきを高め、バリアを強化していくことが再発予防となりとても重要です。

漢方では後鼻漏以下のようなことを根本原因として重要視しています。
・大量の鼻水をもたらす外部刺激
・鼻粘膜のバリアの低下
・胃腸の弱さ

外部刺激による症状を一時的に抑える対処療法だけでなく、胃腸のはたらきを高め、バリアを強化していくことが再発予防となりとても重要です。

後鼻漏の症状を抑える漢方薬の考え方

後鼻漏に対する漢方薬の選び方には東洋医学の考えが重要です。
以下のような体質による選び方をするとよいでしょう。

①風寒型(冷気が体に侵入する)

風寒(冷たい冷気)が原因の後鼻漏はの特徴は「透明でサラサラした感じの鼻水がのどを流れてきて、量が多ければ口に中に溜まってしまう」という症状です。
他にも「睡眠時に息苦しくて眠れない」、「口に鼻水が溜まって不快な思いをする」という症状も起こります。
体の冷えが原因であるため体を温めて水分代謝をよくする漢方薬を用います。

【おすすめの漢方薬】
・小青竜湯
・葛根湯加川芎辛夷
・頂調顆粒、(独歩顆粒)など

②風熱型(熱が体に侵入する)

風熱(暑い環境など)が原因の後鼻漏は常にネバネバした黄色っぽい鼻水がのどにへばりついている症状が多くなります。
つねに痰が絡んで「咳払いをしたい」という不快感があります。
その他の症状には頭痛や喉の痛みなどが伴うことがあります。
おもに熱(炎症)によっておきているため局部の炎症を抑え解毒する漢方薬やネバネバした痰を取り除く温胆湯などの漢方薬を用います。

【おすすめの漢方薬】
・鼻淵丸
・五涼華
・温胆湯

漢方で後鼻漏の再発を予防するために

後鼻漏を再発しやすい方の特徴は東洋医学の考えでは以下の二点があります。
・胃腸が弱い
・免疫力や抵抗力が低下している

東洋医学では「脾(胃腸)は痰を発生する源であり,肺は痰を貯蔵する器である」という考えがあります。
本来、身体に必要な水分は胃腸から取り込まれ、肺に溜めて全身に運びます。
しかし、この胃腸の働きが弱いと消化吸収が悪くなり「痰」(老廃物)が溜まりやすくなります。
漢方ではこの後鼻漏のネバネバした鼻水も「痰」であると考えて身体にとっては余分な老廃物とみなします。

その他に胃腸が弱い方は、身体の免疫力や抵抗力となる肺の気(エネルギー)が不足しているとも考えます。
そのため少しの刺激(ストレス)でも症状がでたり、再発しやすい状態になります。

後鼻漏を再発しやすい方の特徴は東洋医学の考えでは以下の二点があります。
・胃腸が弱い
・免疫力や抵抗力が低下している

東洋医学では「脾(胃腸)は痰を発生する源であり,肺は痰を貯蔵する器である」という考えがあります。
本来、身体に必要な水分は胃腸から取り込まれ、肺に溜めて全身に運びます。
しかし、この胃腸の働きが弱いと消化吸収が悪くなり「痰」(老廃物)が溜まりやすくなります。
漢方ではこの後鼻漏のネバネバした鼻水も「痰」であると考えて身体にとっては余分な老廃物とみなします。

その他に胃腸が弱い方は、身体の免疫力や抵抗力となる肺の気(エネルギー)が不足しているとも考えます。
そのため少しの刺激(ストレス)でも症状がでたり、再発しやすい状態になります。

③衛気虚型(免疫力や抵抗力の不足が原因)

後鼻漏が再発しやすい状態です。
以下のような症状がある場合は衛気虚型に当てはまります。
・かぜをひきやすい
・汗をかきやすい
・疲れやすい

【おすすめの漢方薬】
・衛益顆粒
・麦味参顆粒

※主に肺の機能を高め、鼻粘膜の強化、免疫力を上げる漢方薬を用います。

④脾胃虚弱型(胃腸のはたらきの低下が原因)

胃腸が弱い方は身体に痰が溜まりやすく後鼻漏が悪化しやすい傾向にあります。
普段の食事で味の濃いものや甘いもの、脂っこいものをよく食べている方は、痰湿が溜まりやすく、後鼻漏が起こりやすくなります。
【おすすめの漢方薬】
・晶三仙
・健胃顆粒
・健脾散

※主に胃腸のはたらきを助け水分代謝をよくする漢方薬を用います。

後鼻漏でお悩みの方はご相談ください

このような後鼻漏や上咽頭炎には鍼灸治療が効果的です。
後鼻漏や上咽頭炎は西洋医学的な薬物療法やマニュアル通りの治療(Bスポット療法)では改善できません。

改善のためには一人ひとりの体質の違い、生活環境の違いなどを考慮した治療が必要です。
それが可能なのが当院の東洋医学に基づく鍼灸治療による自律神経の調整です。

ぜひ、長引く後鼻漏や上咽頭炎でお悩みの方はご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
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