眼精疲労と頭痛は関係｜眉間に起こる頭痛の原因について

公開日：2025年05月27日
更新日：2025年05月27日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

三叉神経と自律神経が複合した頭痛（TACs）について

最近では三叉神経（眼神経）と自律神経が関係した頭痛（TACsタックス）という新しい頭痛が注目されています。
この頭痛は「顔面、目の周り、頭部に分布する三叉神経と、首から後頭部にかけて分布する後頭神経や頸部交感神経（自律神経）が痛みに関係している」というものです。
これらの神経が何らかの原因で刺激されるとそれが誘因となって激しい頭痛が起こします。
この三叉神経・自律神経性頭痛は日本頭痛学会が監修する国際頭痛分類第3版（ICHD-3）で提唱されている公式の病態です。

三叉神経・自律神経性頭痛は筋肉のこりが原因

この三叉神経・自律神経性頭痛の多くは、首や肩、顔面部、眼窩部、後頭部や側頭部の筋肉の緊張による「こり」が原因で起こると考えられています。
この筋肉こりを解消すると感覚神経の減圧（神経へのストレス軽減）ができるため三叉神経・自律神経性頭痛を軽減、さらに予防することができます。

三叉神経・自律神経性頭痛は薬が効きにくい

「病院で頭痛治療をしてきたが改善されない」

こういった方はもしかすると三叉神経・自律神経性頭痛（TACs）の可能性があります。
とくに眼精疲労によって起こる三叉神経・自律神経性頭痛は頭痛薬や痛み止め薬が効きにくい傾向にあります。
そのため辛い頭痛を緩和させるためには「頭痛が起きにくい体質へと改善すること」が重要です。
しかし、頭痛薬が効きにくいために服薬が頻繁になると薬剤の使用過多による頭痛（MOH）に陥ってしまう危険性があります。

このような頭痛に対してNHK番組で予防を含めた頭痛に対する鍼治療が推奨されています。
頭痛への鍼治療の効果が最近になって注目されるようになってきました。

眼精疲労による頭痛の特徴

疲れ目や眼精疲労から生じる頭痛は様々な症状を起こします。
最も多い症状は「こめかみから側頭部にかけて締め付けられる頭痛」です。
「孫悟空の輪っかのように締め付けられる痛みがする」と表現する方がおられます。

次に多い症状は「眉間から頭の上がジンジンと痛む頭痛」です。
眉間や目の奥から頭の後ろが痛む「後頭下頭痛」なども代表的な眼精疲労による頭痛です。

眉間に起こる頭痛は筋肉のこりが原因

眼精疲労を抱える方の多くは「眉間がジンジンと痛い」というような頭痛を起こしています。
このような不調の場合、眉間を指で押してみると、コリっとした米粒のような筋肉のこりを触知できるかもしれません。
実はこの眉間にできる筋肉のこりが頭痛を引き起こしている原因である場合があります。

眉間の頭痛と三叉神経の関係について

三叉神経(さんしゃしんけい)は、12対ある脳神経の一つで、主に顔の感覚や痛みを検知する神経です。
脳幹から出た三叉神経は3枝に分岐し、それぞれ顔面や頭部の感覚を脳に伝える役割を担っています。

眼精疲労によって眉間の部分に筋肉のこりが起こるとこの筋肉のこりによって血管や神経が刺激を受けるようになります。
この反応が眉間の痛み（眉間の頭痛）を引き起こします。

この筋肉のこりが大きくなるとより三叉神経を刺激するようになり、眉間だけでなく頭にジンジンといった放散痛も起こすようになります。
これを「眼精疲労性のみけん頭痛」と呼びます。

眉間に起きた筋肉のこりは鍼灸で改善できる

つまりは眉間に起きた筋肉のこりが解消できれば「いやな痛みの持続、頭に放散するジンジンとした頭痛」は改善することができます。
当院ではこの眉間に起きた筋肉のこりを解消させる鍼灸治療を行っております。
三叉神経と自律神経が複合した頭痛（TACs）でお悩みの方はぜひ当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

三叉神経・自律神経性頭痛でお悩みの方はご相談ください

当院ではこのような三叉神経・自律神経性頭痛を改善するには「筋緊張の緩和と血流改善」と考えています。
そのため当院ではこの改善を目的とした一人ひとりの体質に合った効果的なポイントに鍼灸治療を行っております。

当院の鍼灸治療は病院の薬物療法やマニュアル通りの治療ではできない柔軟な鍼灸治療で効果を引き出します。

ぜひ、おでこに起こる頭痛でお悩みの方はご相談ください。

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実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
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