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パニック障害でも高速道路は対処できる|パニック障害の治療法

パニック障害でも高速道路は対処できる|パニック障害の治療法
公開日:2025年05月06日
更新日:2025年05月06日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

パニック障害でお悩みの方に解説します

今回のブログは「パニック障害でも高速道路は対処できる|パニック障害の治療法」と題してパニック障害にお困りの方に病気と治療法について解説します。一般的なパニック障害の治療プログラムについても紹介していますのでぜひ参考になさってください。
パニック障害についての正しい知識と治療法を知ることは、パニック障害を治すことにとても役立ちます。

今回のブログは「パニック障害でも高速道路は対処できる|パニック障害の治療法」と題してパニック障害にお困りの方に病気と治療法について解説します。一般的なパニック障害の治療プログラムについても紹介していますのでぜひ参考になさってください。
パニック障害についての正しい知識と治療法を知ることは、パニック障害を治すことにとても役立ちます。

覚えておくべきパニック障害にある2つの特徴

パニック障害には2つの特徴があります。
1.パニック発作
2.慢性で進行する病気

突然、めまいや動悸、呼吸困難などの身体症状があらわれることを「パニック発作」といいます。
「また起きたらどうしよう」と苦手な場所を避け、活動範囲が狭くなることを「不安と慢性の生活の不自由」といいます。

パニック障害には2つの特徴があります。
1.パニック発作
2.慢性で進行する病気

突然、めまいや動悸、呼吸困難などの身体症状があらわれることを「パニック発作」といいます。
「また起きたらどうしよう」と苦手な場所を避け、活動範囲が狭くなることを「不安と慢性の生活の不自由」といいます。

日本人で10人中1~3人が経験する

このパニック発作そのものは決して珍しい発作ではありません。
日本人の10人に1〜3人が、一生に一度はパニック発作を経験するといわれています。

このパニック発作が進行すると、「また発作がが起こるのではないか」と恐れながら過ごす予期不安や、苦手な場所を回避する行動があらわれると、パニック障害と呼ばれるようになります。

パニック障害には様々な症状がある

一言でパニック障害といっても、実に様々な段階や症状があります。
パニック発作のある人でも普段の活動範囲を維持できる人がいる一方で苦手な場所が増えてくる人もいます。
多くはパニック発作を怖れてトリガーとなりそうな場所や状況を避けるようになり生活に不自由することもあります。
その他にも身体症状としてめまい、動悸などが続く人もいます。
また自律神経失調症、身体表現性障害のような体の慢性的な不調の陰に潜んでいることもあるため、注意が必要です。

1.パニック発作

パニック障害で最初に来るのがパニック発作と恐怖です。
パニック発作は以下のような身体症状が起こります。
・めまい
・頭がふらふらする
・手や足がピリピリする
・足の力が抜ける
・心臓がドキドキする
・胸がつまる
・胸が痛くなる

パニック障害は身を守るための安全装置

本来パニック障害の症状は、危険な病気の兆候ではなく、「もともと私たちの命を危険から身を守るための安全装置」です。
パニック発作は、脳の働きが誤作動して必要以上に危険を察知してしまっているだけと考えられています。

しかし、パニック発作は心身に恐怖を与えるものです。
発作によって「また起きたらどうしよう」「発作で死んでしまうかも」といった不安が脳に記憶されてしまい意識が発作に対する不安に集中してしまいます。

安定剤は一時しのぎで治っていない

よくアルプラゾラムなどのベンゾジアゼピンの安定剤を飲むと、一時的にパニック発作は抑えられます。
この効果であたかも治ったかのように思う方がいらっしゃいますが、実は一時しのぎで治っていません。
完治のために重要なのは頓服薬に頼らずに自分の力で対処する方法です。

2.慢性的に症状が続く病気

パニック発作を繰り返していくと以下のような反応が現れます。
・広場恐怖
・回避
・安全保障行動

これらは気づかないうちに日常生活が不自由にさせていきます。
その他にも慢性の自律神経失調症や身体表現性障害なども引き起こす可能性があります。

パニック発作を繰り返していくと以下のような反応が現れます。
・広場恐怖
・回避
・安全保障行動

これらは気づかないうちに日常生活が不自由にさせていきます。
その他にも慢性の自律神経失調症や身体表現性障害なども引き起こす可能性があります。

広場恐怖

「この場所でパニック発作が起きたら怖い」と思う場所や状況を避けるような行動をとるようになります。
例えば、以下のような行動が広場恐怖といいます。
・ショッピングセンターでパニック発作が起こると、それ以降は大勢集まる商業施設を回避するようになる
・パニックが起きて「安全に運転することができない」と恐れる人は、高速道路や渋滞しそうな道路での車の運転を避けるようになる
・大勢の中でパニック発作をした人は、それ以降「正気を失った状態」を人に見られて恥ずかしい思いをする場所を避けてしまう

コントロール不能

広場恐怖などによって「さらに怖いことが起き、どうにもできない」と不安がどんどん広がっていきます。
この不安の増幅によって自分でパニック発作をコントロールできないと感じるようになります。
これがパニック障害を悪化させます。

回避

回避の主な問題点は、不安の増幅によってさらなる回避する苦手な場所が広がることです。
それによってついには1人で外出ができなくなります。

安全保障行動

恐怖を少しでも軽くしようとする何気ない行動を安全保障行動といいます。
一見、パニック発作を乗り切るのに役に立っているように思えるものですが、実はパニック障害が治ることを邪魔しています。
日常生活で漠然とした不安が続き、パニック発作が起きやすくもなります。
これを丁寧に見つけて治療していくことがポイントです。

慢性的な自律神経失調症と身体表現性障害

・体がフワフワする
・めまい
・吐き気
・動悸
以上のような体の不調が慢性的に続きます。
これは弱いパニック発作が常に起きている状態といえます。
また何か強いストレスがかかるとパニック発作が再燃します。

パニック障害は適切な治療で改善できる

パニック障害は、放置しても改善することはあまり期待できません。
適切な治療をすることでパニック障害は改善することができます。
早期に治療をすれば短い期間で完治することも期待できます。
治療期間は状態によってさまざまですが、焦らず着実に治療を続けることが早期改善のポイントです。

パニック障害は、放置しても改善することはあまり期待できません。
適切な治療をすることでパニック障害は改善することができます。
早期に治療をすれば短い期間で完治することも期待できます。
治療期間は状態によってさまざまですが、焦らず着実に治療を続けることが早期改善のポイントです。

パニック障害の西洋医学的な治療について

パニック障害の西洋医学的な治療法は薬物療法と精神療法があります。
パニック障害はパニック発作ばかりに目を向けられます。
しかし、改善のためには「パニック発作が起きても大丈夫」と自信が持てるようになるのも大切です。
このようにパニック障害の悪循環を改善するためにはメンタルケアも重要です。
はじめは薬物療法で発作を直接的に対策を行います。
その後徐々に精神療法を組み合わせていきます。
精神療法によって危険を知らせる脳のアラームの誤作動や、悪循環を引き起こしている誤った認知を修正していき薬物に頼らない予防対策をしていきます。

薬物療法で根本的な改善はできない

パニック障害の薬物療法は、主にSSRIを使用します。
即効性はなく、効果が出るまでに3週間ほどかかります。
この急性期を乗り越えると改善に向けた治療がスムーズに進みます。

パニック障害は体の変化に敏感な状態です。
服用するSSRIの効果が出る前に副作用が出現することがあります。
「副作用で大変なことになる」と不安が大きくなってしまう方もいらっしゃいますが、この時期がとても大切ですので自己判断で薬を中断することは避けてください。

一方で、飲むとたちまち効果がある「発作止め」「お守り薬」と称されるベンゾジアゼピンなどの安定剤もパニック障害では使用することがあります。
しかし、SSRIと同様に発作を抑えるための頓服であるため根本的な治療ではありません。
それだけでなくベンゾジアゼピン系の薬物はパニック障害の長期化や慢性化など、かえって悪化させることもあります。
パニック障害の治療は、「薬がなくても自分の力で対処できる」という自己効力感を持てるようになる治療を行うことが大切です。

精神療法は薬物療法と併用していく

パニック障害にとって精神療法は、薬物療法で発作をコントロールしつつ併用していくものです。
主に認知行動療法でパニック障害に対する正しく理解し、パニック障害を引き起こす考え方や行動を変化させて予防につなげていきます。
対処法を身につけることで、再発防止にも役立ちます。

当院での治療プログラムの流れ

当院では、以下の流れでパニック障害に対する治療プログラムを進めています。

1.不安とパニック発作をコントロールする鍼灸とメンタルケアを行う
2.パニック発作に対する不安の悪循環を断ち切るリハビリ

パニック障害は当院の治療プログラムを受けることでご自身でも対処できるようになります。

当院では、以下の流れでパニック障害に対する治療プログラムを進めています。

1.不安とパニック発作をコントロールする鍼灸とメンタルケアを行う
2.パニック発作に対する不安の悪循環を断ち切るリハビリ

パニック障害は当院の治療プログラムを受けることでご自身でも対処できるようになります。

1.不安とパニック発作をコントロールする鍼灸とメンタルケアを行う

もしパニック発作が起きないように鍼灸治療によって自律神経機能の安定をはかります。
さらにパニック障害に対する理解や対処法としての呼吸コントロールを学び自分でいつでも行えるようにします。

2.パニック発作に対する不安の悪循環を断ち切るリハビリ

パニック障害は、本来ならさほど危険ではない状況や場所が、広場恐怖の対象となり体の不調を引き起こしていまいます。
このようなパニック発作によって「またここで発作が起きたら怖いから避けよう」という脳に刻まれた状況回避との結びつきの悪循環を、断ち切ることがリハビリの目標です。
実はパニック障害の治療で難しいのは、この段階なのです。

このリハビリは主に曝露療法といわれる、「あえて苦手な場所に行く、状況を作って不安に慣れる」治療を行います。
最初は「そんな怖いことはできない」と誰でも不安になります。
しかし実際にやってみると「スモールステップで取り組んでクリアしていくうちに自信がついてきた」と話される方もおられます。

このように、パニック障害のリハビリは順番に積み上げていくことが重要です。
パニック障害の治療をしようと思い立ったら、まずはできることから始めるようにしましょう。
「治りたい」「自分の反応を変えたい」という気持ちが最も大事です。

パニック障害を改善するために日常生活の注意点

パニック障害は、良くなったり悪くなったりと、一進一退を繰り返しながら治っていく病気です。
治療が長期に渡って長引くこともあるため、日常生活の過ごし方が症状の改善のためにとても重要です。
パニック障害の日常生活で押さえるべきポイントことを解説します。

パニック障害は、良くなったり悪くなったりと、一進一退を繰り返しながら治っていく病気です。
治療が長期に渡って長引くこともあるため、日常生活の過ごし方が症状の改善のためにとても重要です。
パニック障害の日常生活で押さえるべきポイントことを解説します。

1.ストレスを溜めないようにする

パニック発作はストレスが引き金となりやすい傾向にあります。
そのため心や体に負担をかけないよう、心身にゆとりのある生活を心がけましょう。
仕事や人間関係といった精神的ストレスだけでなく、睡眠不足や過労など生活習慣の乱れも身体的ストレスとなって発作の原因となるため注意が必要です。

2.回復を焦らない

治療の効果が思ったより早くあらわれなかったり、治療期間が長引いたとしても回復を焦らないようにすることが重要です。
パニック障害は、時間がかかっても適切に治療を続ければ克服できる病気です。
不安がある時は専門医に相談し、一緒に対処法を見つけていきましょう。

3.規則正しい生活を送る

体調不良や睡眠不足の状態では、パニック発作が出やすくなります。
睡眠リズムを整えるなどの規則正しい生活や適度な運動は、自律神経を整え症状の改善に働きます。

4.カフェインやアルコールは避ける

パニック障害の患者さんは、カフェインを摂ると発作を起こしやすくなることが近年の研究で明らかになっています。
カフェインが脳の興奮を高めてしまいパニック発作を誘発させるからです。
また、アルコールも同様に不安を誘発させます。
そのためカフェインやアルコールはなるべく避けるようにしましょう。

5.家族に協力してもらう

パニック障害は、身体症状が強く、不安や恐怖が大きいため、周囲のサポートが必要です。
家族や周囲の方にパニック障害について理解してもらうことで、気持ちが楽になります。

パニック障害でお悩みの方はご相談ください

パニック障害でお悩みの方に「できればお薬を減らしていきたい」「お薬を使わない体に優しい治療で治したい」という希望の方が多くおられます。
当院では、鍼灸施術でパニック障害の症状を緩和、改善させていくことができるようにサポートしております。

とくに当院では東洋医学に基づく鍼灸を行っており、身体の筋肉の緊張緩和だけでなく精神的なストレスや疲労の解消にもつながります。
ぜひ、パニック障害でお悩みのかたはご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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