メンタルがヤバイ｜ストレスが限界で起こる症状とは

公開日：2025年05月01日
更新日：2025年05月01日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

ストレスが限界になると起こる不調とは

・最近眠れない
・やる気がでない
・理由もなく不安になったり悲しくなる
・怒りっぽくイライラする

このような不調を感じることはないでしょうか。
一般的にはこのような症状の原因にストレスが関係しています。
今回は「メンタルがヤバイ｜ストレスが限界で起こる症状とは」と題してストレスで起こる症状について解説します。

私たちはストレスを抱えて生きている

私たちは日々さまざまなストレスを抱えて生きています。
ストレスを自覚できていれば、それに対応することもできます。
しかし、多くは自分でも気づかぬうちにストレスを溜め込んでおり、ある日突然、そのストレスによって心や身体に症状として現れてしまいます。

「これくらいなら大丈夫」
「みんなも我慢している」
このように心や体の不調を放っておくことは、不調の悪化につながる危険があります。
ストレスによる症状やストレスが限界に達したときの症状を知り、適切に対処をしていきましょう。

ストレスで起こる症状について

まずはじめに、ストレスによる一般的な症状について解説していきます。
例えば、眠れない、お腹の調子が悪いなどはストレスによる症状として現れることがあります。
始めは軽度に思われるかもしれませんが、それらは早めに対処することが重要です。
ストレスによる一般的な症状は以下の4つに分類できます。
・身体
・考え方
・感情
・行動

身体に起こる症状

・眠れない
・熟睡感がない
・過眠傾向
・食欲がない
・食べ過ぎる
・身体がだるい
・元気が出ない
・頭が重い
・疲労感が強い
・動悸や息苦しさがある
・お腹の調子が悪い
・ふらつく
・便秘
・下痢
・のぼせ
・冷え
・肩こり
・腰痛など身体の痛み

考え方に起こる症状

・何事もネガティブに考える
・同じ事ばかり考える
・悪い結果ばかり考える
・呆然として思考が停止してしまう
・大事なことを考えるのを避ける
・集中できない
・自分は役に立たないと考える
・自分を責める

感情に起こる症状

・悲しく憂鬱
・気持ちが沈む
・やる気が出ない
・何をするのもおっくう
・理由もなく寂しい
・哀しい
・不安でしかたない
・落ち着かずソワソワする
・イライラする
・絶望的に感じる
・いなくなりたいと感じる
・何事にも興味がわかない
・楽しくない

行動に起こる症状

・睡眠習慣が崩れる
・生活習慣が崩れる
・家に閉じこもる
・ずっと寝ている
・過度に集中、没頭してしまう
・些細なことでイライラする
・アルコールや喫煙が増える
・浪費が増える
・ギャンブルに溺れる
・運転が乱暴になる

ストレスで起こる不調は放置してはダメ

このようにストレスが原因で起こる症状はさまざまです。
心身や感情に起こる不調は誰しも経験することかと思います。

しかし、「誰でも起こること」とそのまま放置してしまうと症状が悪化してしまう危険があります。
そのため早めに適切な方法でストレスを処理することが重要です。

次の項目で説明するような症状が見られた場合はストレスが限界に達していると捉えます。
早めに治療するようにしましょう。

ストレスが限界に達した時の症状

ストレスが限界に達したときに出る症状には、「突然倒れてしまう」「何もないのに涙が止まらない」などがあります。
こういった誰の目からみてもわかりやすい症状を思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかしこのような症状に至る以前に、ストレスが限界に達していることを示す症状というものもあります。
以下のような症状が出現したら要注意です。
確認していきましょう。

自分で気づく体調の変化

・疲れているのに眠れない
・好きなことが楽しめない

この２つの症状が以下の頻度で起きたら要注意です。
・ほとんど１日中
・毎日
・１週間以上続く

周囲が気づく体調の変化

ストレスによる徴候で周囲が気づく変化は、以下のような場合です。

・いつもと表情や反応が違う
・「今まで○○な様子だったのに、最近△△な様子だ」

具体的な状態は人によって様々です。
ここでは一般的な様子の変化について解説します。

家族や友人が気づく体調の変化

・自分の噂や悪口を他人がしていると言いまわる
・酒を飲むと、性格や言動がまったく変わってしまう​
・ささいなことに激しく怒り、乱暴をする​
・考え込むようになり、独り言やイライラすることが多くなる​
・とりとめのないことを気にする​
・ケガが多くなる​
・表情が乏しく、口数が減って正気がなくなる​
・好きなことをしなくなる​
・家にこもりがちになる​
・服装や身だしなみがだらしなくなり、不潔になる​
・自信がなくなり、自分の能力の低下を訴える

職場で気づく体調の変化

・遅刻や早退が多くなる​
・しばしば休んだり、突然休む​
・大した理由もなく職場転換を希望したり、退職を訴える​
・身体の具合が悪いといったり、とりとめのない訴えが多くなる​
・以前はできたルーティンワークができない​
・業務中に居眠りが目立ったり、ぼーっとしている​
・関係者との言い争いや気分のムラがある​
・職務上の義務を怠りがちになり、責任感に乏しくなる​
・取引先や顧客からのクレームが多い​
・同僚などと話し合うのを嫌がり、付き合いを避ける​
・作業にミスが目立ったり、手こずっている

ストレスによる不調でお悩みの方はご相談ください

メンタル不調は放置するとうつ病や不眠症など精神疾患に進展してしまう可能性があります。
そのため少しでも不調を感じたらすぐに心身のケアが大切です。

東洋医学では昔からこのような病気になる前のメンタル不調を「未病（みびょう）」と呼び、この未病を治療することを「未病治（みびょうち）」と呼んで治療をする対象にしていました。

「病気になる前から予防のためにメンタルヘルスをケアする」という考えは東洋医学ならではの考えです。
ぜひ、心の不調を感じている方は東洋医学を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
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