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蒸しタオルの正しい作り方|ホットタオルの効果を解説
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公開日:2025年04月30日
更新日:2025年04月30日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

ホットタオルの効果や正しい作り方を解説します

ホットタオルはいいことずくめということをご存知でしょうか。
ホットタオルは温かさに緊張した心がほぐれるだけでなく、体の疲れを癒す効果もあります。
しかも作り方はとっても簡単です。
今回は「蒸しタオルの正しい作り方|ホットタオルの効果を解説」と題してホットタオルの効果や作り方を解説します。
ホットタオルの主な効果は血流改善

ほどよい湿気と温かさがあるのが蒸しタオルです。
この心地良さがもたらしてくれるのが血行促進です。
血液には生きるために必要な酸素や栄養素を体の隅々に運び、不要になった老廃物を体内の処理器官に届ける役割があります。
その巡りのことを血流といいます。
つまり血流は体の循環機能の役割を担っていますが、この血流が悪くなると、その働きが低下してしまいます。
温かさが血管を拡張してくれる

血流が悪くなると体にさまざまな不調が起こるといいます。
血行不良は血管が収縮した状態です。
しかし、血管は温めると拡張し血流が良くなる性質を持ちます。
実はホットタオルの温かさには血管を広げて血流が高まる効果があります。
セロトニンの分泌も促される

また、蒸しタオルには癒しの効果もあります。
肌に触れるタオルに心地よい感覚が得られると幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促進してくれます。
セロトニンは多幸感をもたらし、ストレスを和らげる脳の神経伝達物質です。
「愛情ホルモン」とも呼ばれ、主にスキンシップによって盛んに分泌されます。
そのため心地よい肌触りのタオルであれば同様の効果が期待できます。
ホットタオルをおすすめするタイミングとは
血行不良は体にさまざまな不調を引き起こします。
そういった状態で血行促進に効果的なのが蒸しタオルですが、どのようなタイミングで使用すればいいのでしょうか。
具体的なタイミングは以下の通りです。
緊張性頭痛が起きたとき

血行不良による不調の代表例が肩こりなどの筋肉のこりです。
しかし、それだけではなく緊張性の頭痛も血行不良が関係しています。
血行不良が原因で乳酸をはじめとする疲労物質が体外に排出されず、溜まってしまうと痛みとして現れます。
長時間のデスクワークによってこりやすい首や肩の疲れを解消するためには、ホットタオルを首の後ろに当てるようにしましょう。
眼精疲労を感じるとき

また目の充血や視界のかすみ、目の奥の痛みといった症状を引き起こす眼精疲労を感じるときも蒸しタオルは効果的です。
とくに目の下にクマが起きているときも血行不良が起きているため使用するようにしましょう。
目を酷使すると目元の筋肉が緊張し血行不良が起こります。
この血行不良が眼精疲労の症状を引き起こし、さらに静脈血の鬱滞がクマとして現れます。
このような眼精疲労が感じるときは両目を覆うようにホットタオルを当てるようにしましょう。
目元を重点的に温めることができ、血行が改善しやすくなります。
肌のくすみが気になるとき

体の不調だけでなく、ホットタオルは美容にも効果的です。
顔の血行が促進されることで、肌のくすみが改善し、顔全体が明るくトーンアップします。
その他にも毛穴に詰まった汚れを除去しやすくなります。
ホットタオルの温かな蒸気によって角栓が柔らかくなり、汚れが浮き上がりやすくなるので、スキンケアにも有効です。
同様のメカニズムで頭皮のニオイの解消にも効果的です。
温めたタオルをターバンのように頭に巻きつけるようにして温めてみましょう。
ホットタオルの正しい作り方
次はホットタオルの作り方を解説します。
方法はとても簡単です。
お湯でも、電子レンジでも作ることができます。
お湯を使ったホットタオルの作り方
①洗面器などの容器に60〜80℃のお湯を入れ、タオルを浸ける。
②やけど防止のために厚手のゴム手袋を装着する
③お湯に浸したタオルを取り出し絞る
④やけどしない程度にタオルが冷めたら使用する
電子レンジを使ったホットタオルの作り方
①タオルを水で濡らして軽くしぼる
②電子レンジに①のタオルをセットする
③フェイスタオル1枚につき、500Wで1分から1分30秒ほど加熱する
④やけどしない程度にタオルが冷めたら使用する
※肌の弱い方や熱さが苦手な方は、ご自身の肌の状態やお好みに合わせ、加熱時間を調節するようにしましょう。
また火傷にも注意してください。
自律神経の乱れにもホットタオルは効果的

解説したようにホットタオルの使用はとてもメリットがあります。
今回は主にホットタオルの温熱効果による血行促進について解説しました。
しかし、ホットタオルは温熱効果だけでなく交感神経と副交感神経から成る自律神経のバランスを整えるのにも有効に働きます。
この交感神経と副交感神経の働きは「一方が優位に働くと一方の働きが低下する」というシーソーのような関係にあります。
このバランスが崩れてしまうと体に不調が起こるようになります。
自律神経は私たちの体のあらゆる器官と深く関わり、そのバランスを保つことは健康な毎日を送るための基本です。
その基本にも、ホットタオルの温もりが効果を発揮します。
自律神経失調症でお悩みの方はご相談ください
当院では、鍼灸による自律神経失調症の治療を行っております。
鍼灸治療は臓器の乱れを整えることができるため、自律神経失調症による様々な不調を改善することが可能です。
また体質改善もできるため自律神経失調症の予防にも役立つ治療です。
原因不明の不調が長く続いてお悩みの方は一度当院にご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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