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寝相が悪い原因の新事実|寝相と睡眠の関係性と新しい改善方法
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公開日:2025年04月23日
更新日:2025年04月23日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

寝相と睡眠の関係性について詳しく解説します

「寝相が悪いですね」なんて家族に言われた経験のある人は多いのではないでしょうか。
しかし、そもそも「寝相の良し悪し」とは、どのように判断されるかご存知ですか。
今回は「寝相が悪い原因の新事実|寝相と睡眠の関係性と新しい改善方法」と題して良い寝相の定義から悪い寝相を引き起こす理由など寝相と睡眠の関係性について詳しく解説します。
理想的な寝姿勢は仰向けで自然な直立姿勢

言うまでもなくこの「寝相」とは、寝ているときの格好のことをいいます。
専門分野では「寝姿勢」と表現します。
理想的な寝姿勢とは寝具の上でも自然に直立したときの姿勢を保てている状態を指します。
その寝姿勢のなかで特に重要なのが「後頭部から首筋、肩口にかけて生じるS字のカーブが再現されているか」ということになります。
直立したときの姿勢を寝具の上でも保つことができる寝姿勢は仰向けです。
仰向けで寝る姿勢は身体に余分な力が入らず、負担が少なくなります。
仰向けでも後頭部の位置がずれるだけでも悪影響

理想的なS字のカーブが再現されていないとどうなるのでしょうか。
後頭部が上がりすぎても下がりすぎても気道が圧迫されてしまいます。
この気道の圧迫によって首、肩、胸の筋肉に負担がかかるとさらに呼吸がしづらくなります。
このような無意識の寝相が、睡眠中の呼吸に影響を及ぼすことがあります。
睡眠時無呼吸症候群はうつぶせ寝をしやすい

「理想の寝姿勢は仰向けですが、横向き寝が好きな人も、うつぶせ寝の人もいる」
このような疑問を持つこともあるのではないでしょうか。
好みの寝姿勢をとることで心地良く眠れる人もいます。
そのため寝姿勢についてあまり神経質になる必要はありません。
それでもうつぶせ寝を好む人は少し要注意です。
うつぶせ寝に注意が必要な理由には睡眠中に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群の方が主にうつぶせ寝を行っている傾向にあるからです。
睡眠時無呼吸症候群の人は、仰向けでは気道が閉塞してしまうため、無意識に気道が開き、呼吸がしやすくなるうつぶせ寝を選んでいるようです。
寝返り動作の主な働き

一般的に「寝相が悪い」と感じるときは寝ている最中の動きを指しています。
その具体的な寝ているときの動きといえば寝返りです。
この寝返り動作は以下のような働きがあります。
・身体にかかる圧力を分散する
・マットや敷布団の接地面の血行不良や痛みをやわらげる
・体温調節や寝床内の熱が一カ所にたまらないよう温度を一定に保つ
寝返りは多くても少なくても体に良くない
理想的な寝返りの回数は、一晩に20回程度です。
少なすぎても多すぎても良くありません。
少なすぎるのが体に良くない理由は先ほど解説したように身体にかかる圧力の分散や温度調節ができなくなるからです。
逆に多すぎる場合には、その動きによって眠りが浅くなるからです。
寝返りが少なくなる原因として考えられるのがベッド、布団、枕などの寝具がサイズが小さいなどがあげられます。
その狭さゆえに窮屈さを感じ、無意識に身体の動きを制限している可能性があります。
逆に寝返りが多い原因として挙げられるのが寝具の重さや重ねすぎ、季節に合わない寝具を使用することによる暑さです。
乳幼児に寝返りが多い理由について

そうした寝苦しさを解消しようとする動きで寝返りの増加を引き起こします。
そのなかで「大人に比べ、子どものほうが寝相が悪いのでは?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この疑問についての回答として、ひとつには「乳幼児は大人に比べ、体温が高い」というものがあります。
乳幼児は体温調節の機能が未発達のために部屋の温度が高ければその影響を受けて体温も上がりやすくなります。
そのため暑さを感じやすく、体温調節をしようと寝返りが激しくなります。
また乳幼児は口呼吸が未発達です。
そのため鼻づまりを起こしても口呼吸によるカバーができず呼吸がしづらくなる傾向にあります。
これが寝苦しさの原因に直結して多すぎる寝返りや激しい動きの一因となります。
大人の激しい寝相には要注意

私たちに必要な寝返りですが、大人の場合でも、睡眠中にあまりに激しい動きをするようなら注意が必要です。
思わぬ疾患が隠れているケースがあります。
・ベッドから落下してしまう
・隣に寝ているパートナーを強くぶってしまう
・アクロバティックな寝返りを繰り返す
このような寝相がある方はレム睡眠行動障害の疑いがあります。
これは睡眠中、夢と同じ行動を取ってしまう病気で、特に50歳前後の男性に多く見られます。
レム睡眠行動障害について
病名にあるレム睡眠とは、脳は目覚めかけているのに対し、身体は脱力した状態のことをいいます。
はっきりとした夢を見るのは主にレム睡眠中です。
しかし、身体は脱力状態にあるため、本来は夢と身体の動きは連動しません。
それがレム睡眠行動障害だと、レム睡眠の状態でも身体が脱力せず、夢を見ている状態でも身体を動かしてしまうのです。
そのため見ている夢の内容によっては寝返りの範疇を超えるように身体の動きが激しくなります。
この状態だと睡眠中にケガやパートナーに危害を与える可能性が高まります。
睡眠障害でお悩みの方はご相談ください
「寝相は、睡眠の質を映し出す鏡」といわれています。
理想的な寝姿勢をとることができ、理想的な寝返りを打てれば、その人は理想的な睡眠を取れているはずです。
そうでない場合には、寝具や寝室の環境を見直すことで改善が見込まれます。
当院で行っている鍼灸治療はこの睡眠の質を高めて自律神経の働きを正常化させる効果が期待できます。
睡眠のまつわるお悩みでお困りの方はぜひ当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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