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雨の日や低気圧でダルくなる|気候変動で起こる不調のケア
- カテゴリ:
- 全身のお悩み

公開日:2025年04月22日
更新日:2025年04月22日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

ジメジメした梅雨に不調が起こる「雨ダルさん」とは

「雨の日や季節の変わり目に体調を崩しやすい」
「雨の日に体がだるくなる」
このような不調がある方は「水毒の雨ダルさん」の可能性があります。
主に5月から6月にかけて以下のような不調を起こす方を雨ダルさんといいます。
・頭痛や倦怠感で過眠傾向になる
・気分も落ち込んでなんだか変
・雨が降ると体がだるくなる
・頭痛、めまい、耳鳴り、古傷が痛む
こううった不調を起こす「雨ダルさん」は東洋医学では「水毒の状態」と考えられています。
東洋医学にある水毒について

この水毒とは、夏の時期でも慢性的な体の冷えや、むくみ、だるいなどの症状があり、特に女性に起こりやすい東洋医学の病態です。
体内の水分の巡りや排泄が悪くなり、水分が溜まってしまっている状態をさします。
また現代医学では雨の日に起こる頭痛やめまい、痛みの原因には「気圧の変化」が関わっていると考えられています。
最近では「気象病(きしょうびょう)」と呼ばれています。
天気の悪い日に調子が悪くなるのは怠け者でも、心の弱い人でもなく、体の反応が心身の不調をきたしているとされています。
水毒のセルフチェック

下記ような症状は、もともとの体質である「水毒」に加え、普段から抱えている自律神経の不調や気圧の変化のよる自律神経の乱れが引き金となって起こります。
・舌がぼてっと腫れていて舌の横に歯の跡がある
・雨が降る前日くらいから頭痛、めまい、眠気、痛みなどの体調不良が起こる
・寒い冬や雨の日に気分が落ち込む
・季節の変わり目に不調が起きやすい
・PCやスマホを触る時間が多い
・心身のストレスを感じやすい
・HSP(人の気持ちや音などの刺激に繊細である)の傾向がある
・くらっとめまいやふわふわ体の浮遊感がある
・冷えたり雨の日に決まって痛む部位がある
実は精神的なストレスだけでも交感神経が興奮してしまいます。
そのため刺激に繊細なHSPの人や、普段からストレスにさらされ緊張が続いている人は気圧の変動によって不調が起こりやすくなります。
雨の日に起こる不調の原因について

天気が悪い日に体調が崩れやすい原因は自律神経の調整が気候変動に対応できずに敏感に反応してしまうためです。
とくに気圧の変化は交感神経の働きが過剰に興奮することとなり、首や肩の血管が収縮して頭痛が起こりやすくなります。
このような「雨ダルさん」の治療はもともとの体質である「水毒」に対する根本的な治療が必要です。
東洋医学に基づく鍼灸や漢方、自律神経トレーニングなどが効果的です。
水毒に対しておすすめの漢方とは

自律神経専門の当院ではこのような水毒には以下の漢方を推奨しております。
・五苓散
・真武湯
・呉茱萸湯
・補中益気湯
・苓桂朮甘湯
これらのものの中から体質をお調べして患者様に推奨しております。
漢方がおすすめの方は以下のようなお悩みの方になります。
・自分の体質から改善したい
・天気が悪くなるときに予防薬としてお守りをもっておきたい
・冷えると体調が悪化する
・倦怠感が辛い
・朝の寝起きが悪い
・くらっとめまいがする
・ふわふわめまいがする
頭痛薬や吐気止めは常習性や副作用に要注意

「雨の日にどうしても頭痛がおきてしまう、吐気がつらい」
こういうときに対応できるのが西洋薬です。
しかし、西洋薬は癖になるためなるべく使わないようにするのが大切です。
とくに頭痛薬や吐き気止めは常習性や副作用があるため極力控えるようにしましょう。
・頭痛がおきないように予防薬がほしい
・頭痛がおきる前に使えるお薬がほしい
・お薬を使っても改善しない頭痛をコントロールできる薬がほしい
・雨の日に乗り物に乗らないといけないときに予防薬がほしい
上記のような方が薬を服用し始めると常習性になるため要注意です。
東洋医学に基づく鍼灸治療

当院で行っている自律神経専門の鍼灸治療は一般的な鍼灸治療のような体の痛みや硬さを対象としたものではありません。
主に肉体と精神を支える力(生命力、精気)に直接働きかける東洋医学に基づく鍼灸治療です。
・PCやスマホを使うことが多い
・日常的に肩こりがつらい
・何もやる気がおきず、億劫になる
・ストレスで肩がいつも緊張している
・雨の日の前日に頭痛で悩まされる
上記のような方には、当院の自律神経専門鍼灸治療が効果的です。
水毒による不調は自律神経の調整が効果的

また当院では、「気圧変動による自律神経の乱れ」に対して、食事や運動などのセロトニンの分泌を促すセルフケアなど気圧の変動があっても心身の不調になりにくい体作りをサポートしています。
・なかなか定期的に通院する時間がとれない
・セルフコントロールして予防できるようになりたい
・雨の日の眠気を解消したい
・夜通しPCやスマホの疲労を解消したい
・日中の眠気を予防してパフォーマンス高めたい
・自律神経を整えるために効果的な生活習慣をしりたい
上記のような方には当院の治療をおすすめしております。
水毒による「雨ダルさん」に効果的なセルフケア
水毒による「雨ダルさん」の方に効果的な運動(セルフケア)を2つ解説します。
水分の排泄を促す運動

足がむくむ、夜中にトイレに行くなどの水毒の症状がある場合は下肢のポンプ機能が低下している可能性があります。
・スクワット運動
・立位でかかとを上げ下げするふくらはぎの運動
これらをゆっくり10回程度行いましょう。
気候変動による頭痛や耳鳴りに対する運動

気圧の変化に敏感な人は、気圧が低下すると自律神経が刺激されて症状が起こります。
その場合は耳を引っ張ってぐるぐると回す運動を行いましょう。
耳には平衡感覚をつかさどる役割と気圧の変化を感知する器官ががあります。
「雨ダルさん」に便利なツールは頭痛ーる

雨ダルさんに紹介することの多い、「頭痛ーる」というアプリがおすすめです。
このアプリは自分の住んでいる地域に大きな気圧の変動が起こると「警戒」の通知を教えてくれます。
その警告に合わせて前もって仕事の調整やセルフケアなどで対処できれば予防することができます。
参考サイト:頭痛ーる
低気圧のだるさでお悩みの方はご相談ください
当院では気象病や低気圧による頭痛にお悩みの方のために、国家資格を持つ専門スタッフが確かな技術と知識で治療を行っております。
国家資格者による 鍼灸施術により頭痛の原因である筋肉のこりや緊張を取り除き、症状の解消を促します。
また鍼灸施術は頭部の血流の促進および全身の巡りを促進させる効果があるため低気圧の不調で起こる重だるさや頭痛を改善していきます。
気象病や低気圧による頭痛にお悩みの方は一度当院へご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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