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胸がざわざわして気持ち悪い|胸がざわざわする原因は自律神経失調症
- カテゴリ:
- 全身のお悩み

公開日:2025年04月18日
更新日:2025年04月18日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

胸がざわざわして気持ち悪い症状について

・なんか胸の内側が気持ち悪い
・胸がざわざわする感じがする
・心臓がドキドキする
・気持ちが落ち着かない
・胸がきゅーっとする
以上にような症状は不安や緊張が高まることで起こります。
何か心配事がある時、面接の前、初対面の人と会う時などであれば誰でも正常な反応です。
・何も心配事がないのに突然起こる
・不安や緊張する理由がない時でも起こる
以上のような場合でも症状が起きると病的な不安であり、自律神経のバランスが乱れている可能性があります。
今回は「胸がざわざわして気持ち悪い|胸がざわざわする原因は自律神経失調症」と題して、胸のざわつきや気持ちが落ち着かない不調が起こる原因と対処法について解説します。
胸がざわざわするのは不安による身体的な不調

まず「ざわざわする感じ、なんとなく不安な感じ」がする反応はどのような状態なのでしょうか。
不安感といは医学的には「対象のない恐れの感情」と定義されています。
別の言葉では「恐怖」という言葉は対象がありますが、不安の場合は恐怖とは違って「漠然として対象がない恐れ」のときに用います。
この不安は精神面だけでなく以下のような身体面にも反応を引き起こします。
・どきどきする
・胸が締め付けられる
・胸がざわつく
・息苦しい
・冷や汗が出る
・ふらふらする(めまい)
・のどが渇く
・眠れない
・頭痛
このような様々な症状が体に現れます。
これらの症状を引き起こす原因には自律神経が関わっています。
不安や緊張が交感神経を興奮させる
自律神経は活発に体を動かすための交感神経と、体を休ませるための副交感神経の2つによって体の機能を保っています。
不安や緊張がある状態では、体は活発化させる交感神経が優位になります。
この交感神経が優位になると心拍数は上がり、呼吸は浅く早くなります。
血管は収縮して、腹部内臓への血流が制限されます。
このような自律神経の反応が急激に起こるためが上記したような症状が現れます。
感情は脳の視床下部と密接に関係している

不安や恐怖などの感情は脳内で自律神経の中枢である視床下部と密接に関係している。
そのため不安や恐怖は自律神経が反応し、結果的に体の変化が症状として現れてしまいます。
胸のざわざわ感や気持ち悪さも自律神経の乱れからくる体の症状だと考えられます。
病的な不安について

通常は不安や緊張があったとしてもその場が終われば、不安や緊張感はなくなります。
しかし、何でもない場でも「胸のざわざわ感」や「どきどきして落ち着かない」場合は病的な不安である可能性があります。
不安にも様々な種類があります。
とくに急に不安が襲い体が緊張するような状態をパニック発作や不安発作といいます。
これは「パニック障害」ではよくみられる不安症状です。
パニック障害でみられる不安症状とは
このパニック障害でみられる不安症状は突然理由もなく不安に襲われ、どきどきしたり、息苦しさ、めまいなどのような自律神経に伴う身体症状が起こります。
突然起こる「胸のざわざわ感や気持ち悪さ」もこれに近い症状といえるでしょう。
このような不安感はずっと続くわけではなく時間がたつと自然に消えてしまいます。
予期不安について

突発的に強い不安や「胸のざわざわ感」に一時的に襲われると、治まったあとでも恐怖心から「また来るのではないか」と身構えて不安になってしまうことがあります。
これを「予期不安(よきふあん)」といいます。
不安が不安を呼び、さらに自律神経のバランスが乱れてしまうことになります。
胸のざわざわ感や気持ち悪さへの対処法
「胸のざわざわ感」や「どきどきして落ち着かない」ということで病院を受診すると多くの方は自律神経失調症やパニック障害と診断され精神薬が処方されます。
しかし、精神薬というのは多くの副作用やときに依存性を伴い、決して健全な対処法とはいえません。
今回お伝えする方法は薬に頼らず、心身のバランスを取り戻すための正しい方法です。
自然が多いところをウォーキングする

まず推奨するのがウォーキングです。
場所は家の近くでも、近所の公園でも構いません。
できれば少し自然のあるところに行って散歩してみましょう。
風の音や鳥の声を聴いて、緊張している心身を休ませてあげてください。
何も考えずにただ歩くだけで構いません。
こういった方法を「グリーンエクササイズ」といいます。
自然の中を歩くだけでストレスが軽減するということが研究によっても分かっています。
「胸がざわつく」ような時は思い切って環境を変えてみましょう。
自然があるところを散歩するだけでも不安が解消されやすくなります。
ゆっくりと深呼吸する

不安や胸がざわつくような感じがある時は無意識のうちに呼吸も浅くなっています。
交感神経の反応で呼吸が浅く早くなりやすい傾向にあるため、意識して深く呼吸を吸ってリズムを整えましょう。
目を閉じてゆっくりと10回くらい深く呼吸を繰り返すことで、少しずつ緊張や不安が解消されて気持ちが落ち着いていきます。
友達と話す

心置きなく話せる友人と会話することは不安を解消するための助けになります。
相談するのもいいし、他愛のない会話でも構いません。
鍼灸治療を受ける

胸がざわつく感じがある場合、自律神経のバランスも乱れています。
とくに呼吸が浅くなり、背骨や背骨周りの筋肉も固くなっています。
それに伴って、パニック障害や自律神経失調症の方は脳自体の働きも興奮して機能低下が起きています。
そのため鍼灸治療で心身をケアしてあげることでこれらの不調は解消されやすくなります。
不安症状でお悩みの方はご相談ください
当院の鍼灸治療は脳の疲労や興奮状態を解消させ、自律神経のバランスを整え、ホルモンの働きを良くするために行います。
筋肉の緊張や血流障害などを調整し全身の血行循環を改善し不調を解消させます。
鍼灸によって自律神経やホルモンの働きをコントロールしている脳の中枢神経の働きを正常化することで、自律神経やホルモンバランスの乱れを解消します。
この施術を行うことで、無意識のうちに緊張していた筋肉の緊張が取れて、呼吸が深くなります。
それだけで不調が軽減するケースも多いです。
ぜひ、胸がざわざわや不安でお悩みの方は当院にご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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