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煙の臭いがする|更年期で異臭症になった場合の正しい治し方
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- 頭や顔の悩み

公開日:2025年04月18日
更新日:2025年04月18日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

異臭症とは臭いを感じる細胞の異常

異臭症は鼻のにおいを感じる細胞が病気や加齢、ストレスなどにより、体から特異な臭いを感じる病気といわれています。
具体的には、嗅上皮の炎症や嗅細胞、嗅神経(脳神経の一部)が原因とされています。
症状としては、「焦げた臭い」や「ガソリンのような臭い」などが突然発生します。
重度の場合には日常生活に大きな影響を及ぼすこともあります。
特に乾燥した環境では症状が悪化しやすく、寝起きの時には軽快する傾向があります。
特徴的な症状は2つある

異臭症は、嗅覚の異常で通常は気にならない臭いが不快に感じられる状態を指します。
特徴的な症状は以下の2つがあります。
・嗅覚が衰える嗅覚減退
・嗅覚が完全に失われる嗅覚消失
これらは副鼻腔の感染症や嗅神経の部分的な損傷による器質的な異常で引き起こされることが多いです。
口腔内の感染症や不適切な口腔衛生状態も異臭症の二次的な原因でも起こります。
しかし、うつ病の症状として現れることもあります。
この場合は脳の側頭葉で発作が起こると、機能的な異常として一時的に強烈な不快臭を感じることがあります。
異臭症を引き起こす原因について

異臭症の原因は多岐にわたりますが、主に生活習慣、食事、病気などが関与します。
一番の原因には生活習慣の乱れによる機能の失調が大きな影響を及ぼします。
主な原因は以下の通りです。
・不規則な生活
・ストレス
・適度な運動不足
・睡眠不足
また、異臭症は風邪などの上気道炎がきっかけとなる場合もあります。
上気道炎によって、鼻の中にある嗅上皮の細胞が傷つくと、匂いの信号が誤って中枢に送られてしまい、異臭症が発生する可能性が考えられます。
以上のような原因である場合、鼻の機能や細胞が正常に回復すれば、異臭症の症状も改善します。
異臭症と嗅覚障害の違い

異臭症と嗅覚障害は、異なる疾患です。
以下のような違いがあります。
異臭症の特徴
異臭症は、本人が周囲にはないはずの異臭を感じる症状です。
例えば、何も匂いがしない空間で不快なにおいを強く感じる状態です。
要するに鼻の機能や嗅覚には問題がないにもかかわらず、本人だけ異臭を感じてしまうものです。
嗅覚障害の特徴
嗅覚障害は、嗅覚そのものに障害が生じている状態を指します。
嗅覚障害には、量的障害と質的障害の2つのタイプがあります。
【量的障害】
量的障害はにおいの感覚が減弱したり、全くにおいを感じない状態をさします。
【質的障害】
質的障害は、においを感じる様態に変化が生じることがあります。
一方、嗅覚障害は嗅覚に障害が生じているため、においを感じること自体が変化している場合があります。
異臭症と鍼灸治療

異臭症は、鍼灸治療で改善が見込めます。
とくに東洋医学の経絡による異臭症へのアプローチは効果的です。
東洋医学的に鼻に関連する不調は肺経と呼ばれるエネルギー線です。
この肺経を中心とした鍼灸治療を行うことで異臭症の改善率が高まります。
当院の治療の特徴
鍼灸院コモラボでは、鍼灸師の国家資格を取得してから15年以来、自律神経失調症を含めた数多くの異臭症の患者様を鍼灸治療施術を通して症状してきました。
異臭症に対する治療法も当院が得意とする治療の一つです。
軽い症状であれば、数回で完治することもできます。
当院独自の治療法で改善率が高い
独自な治療法である東洋医学と西洋医学を組み合わせた効果の高いツボやポイント刺激をすることで血液の循環をよくなり、嗅細胞の新陳代謝が活発になります。
この反応によって異臭症の症状が改善できます。
また鍼灸は自律神経のバランスを調整することができるため、交感神経の異常による機能異常の異臭症にも効果を挙げられます。
カウンセリングとセルフケアで改善を促進
また施術後の変化を確認をして頂いたあとに、お身体の状態や今後のアドバイスをさせていただきます。
来院頻度や自宅でのケア方法、気になることなどを丁寧にお答えします。
異臭症で推奨されているセルフケア

異臭症で推奨されているセルフケアは嗅覚刺激療法です。
嗅覚刺激療法は、異臭症の改善に効果が期待される治療法の一つです。
【具体的な方法】
バラ、レモン、ユーカリ、クローブの香りを1日2回、各10秒間嗅ぐ。
様々な匂いによる嗅覚刺激で、嗅覚神経細胞が刺激されるようになります。
これにより嗅細胞の再生を促す効果が期待できます。
特に、異臭症は発症してから1年以内に治療を開始することで改善率が高まります。
この治療法において、使用する嗅素(匂いの素)はバラ、レモン、ユーカリ、クローブの4種類に限定される必要はありません。
市販の様々なアロマオイルを代用することも可能です。
重要なのは、「意識して匂いを嗅ぐ」ことです。
嗅覚刺激を意識的に取り入れることで、嗅覚改善のきっかけを作ることが大切です。
異臭症でお悩みの方はご相談ください
当院における鍼灸治療は東洋医学の脈診、腹診を行い、治療目標は体質を改善することによる根本原因の除去です。
薬物治療のような対処療法ではありません。
そのため、鍼灸治療で改善できた症状は再発しにくいのが特徴です。
薬物治療により改善が見られない場合や症状を繰り返すような場合は当院の鍼灸治療をお勧めいたします。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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