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睡眠不足で高熱|寝不足で発熱38度出たときの治し方
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公開日:2024年10月29日
更新日:2025年09月25日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

薬では治せない?!寝不足と発熱の関係

寝不足の状態が続くと、風邪を引いたような発熱が起こることがあります。
寝不足による発熱と風邪による発熱は症状こそ似ていますが、そのメカニズムはまったく異なります。
そのため発熱した場合の対処法も大きく異なるものです。
今回は「睡眠不足で高熱|寝不足で発熱38度出たときの治し方」と題して寝不足と発熱の因果関係、発症時の対処法を解説します。
寝不足による発熱はストレス性高体温症(心因性発熱)

睡眠には疲労した脳を休ませて日中に蓄積されたストレスを解消させる働きがあります。
しかし、寝不足の状態が続くと脳に十分な休息を与えられず、疲れとストレスを取り除くことができなくなります。
また寝不足の状態が続くと眠れないことそれ自体にストレスを感じ始めます。
そうなると日中も辛い眠気を感じるようになるため心と体にさらに大きなストレスを抱えることになります。
寝不足による発熱は薬を飲んでも治らない

「寝たいのに眠れなくて辛い」
「日中も眠くて仕事に集中できない」
「毎日のように眠れない」
このような寝不足の状態が慢性化すると原因不明の発熱を引き起こすことがあります。
この寝不足による発熱の症状を「ストレス性高体温症(心因性発熱)」といいます。
このストレス性高体温症は主に37度前後の微熱が続きます。
他にもだるさやめまい、悪寒を伴う場合が多く、場合によっては38度以上の高熱が出ることもあります。
このようにストレス性高体温症は微熱が続くため風邪と勘違いされる場合があります。
しかし病院で処方された薬を飲んでも熱が下がりません。
寝不足による発熱の原因について

なぜ寝不足で発熱するのか、そのメカニズムを解説していきます。
寝不足による発熱の原因には「ストレスが引き起こす自律神経の乱れ」があります。
ストレスが必要以上に交感神経の働きを過剰に興奮させてしまいます。
それにより自律神経のバランスが崩れて体温調節に不具合が生じて発熱を起こします。
寝不足による発熱は「交感神経の働きが活発になることで体温が上がる」という点ではウイルス感染などによる風邪と同じ流れです。
最大の違いは交感神経の働きを興奮させているのがストレスであるということです。
風邪の場合は症状を引き起こす原因(細菌など)を抑える薬を飲めば熱が下がります。
しかし、寝不足による発熱の場合は風邪のように発熱を引き起こす原因物質がストレスであるため関与していません。
そのため薬を服用しても抑えることができないのです。
発熱症状を和らげる対処法

寝不足による発熱を防ぐためには、
①質の良い睡眠をとる
②十分な睡眠時間を確保する
この2つが最も効果的です。
脳に十分な休息を与えることは日中に溜まったストレスを和らげることができます。
またそれにあわせて寝不足に対する心身のストレスを取り除くことができます。
もしこの①と②を得ることが難しい場合は、生活習慣を見直して少しでもストレスを和らげることが重要です。
生活習慣の中で自律神経のバランスの乱れの原因があれば排除し、できる限り交感神経の過剰な働きを鎮めて副交感神経を優位にすることに努めしょう。
つまり心身をリラックスさせることを意識することで少しずつ体の緊張がほぐれてストレスを和らげることができます。
できるだけリラックスすることを心がける

こういった生活習慣の修正と工夫をすることで交感神経の働きが過剰でなくなれば発熱の症状も治まります。
体や脳が心地よいと感じることをできるだけ取り入れてリラックスすることを心がけましょう。
以下のようなセルフケアを取り入れるとリラックス効果が高まります。
・ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
・疲れない程度の運動をする
・アロマの香りで心身を癒す
・適量のお酒を飲む
この他にも、ご自身が「気持ちいいな」と思えることをいろいろと試してみましょう。
できるだけストレスを取り除き、リラックスすることでストレス性高体温症の辛い症状から解放されます。
ストレスを和らげるなら心地よいアロマもおすすめ

心地よい香りを嗅いだ時に、なんだか精神的に癒される気分になったことはあるのではないでしょうか。
実は香りには心と体に大きな作用をもたらす働きがあります。
心地よい香りにはストレスの緩和だけでなく自律神経の働きを整えて質の良い睡眠を得る働きがあります。
例えばイライラした感情を鎮めてストレスを和らげてくれる香りにはラベンダー、柚子、ベルガモットなどの香りがあります。
それ以外にも日本の暮らしに馴染み深い「ひのき」の香りにも睡眠に良い作用があるいわれています。
ストレスによる発熱は東洋医学の鍼灸で治せる
このようなストレスで起こる発熱(心因性発熱)は交感神経の過剰な興奮によって起こっています。
発熱を起こす要因にはストレスだけでなく慢性的な疲労、睡眠不足、心理的な不安感など様々なものがあります。
この治療に西洋医学では薬の処方による薬物療法以外にはありません。
しかし、さきほど解説したように自律神経(交感神経)に効かせる薬というものはないため、根本的な改善に至らないのは現状です。
東洋医学ではこのようなストレスによる発熱症状でも体質によって診断し治療まで結びつけることができるため治療が行えます。
また東洋医学の鍼灸治療は薬物を使わずに体質改善で不調を治すことができるため安心安全な治療法です。
ぜひ、お悩みの方は当院にご相談ください。
寝不足で起こる高熱【32歳女性 会社員(神奈川県在住)】

【寝不足で起こる高熱が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・神奈川県在住/32歳女性
私は数ヶ月前から、寝不足になると必ず38℃前後の発熱が起こるという奇妙な症状に悩まされていました。
病院では「自律神経の乱れによる発熱」と診断され、解熱剤や自律神経調整薬(漢方薬や抗不安薬など)を処方されましたが、症状は一向に改善せず、むしろ薬の副作用で倦怠感や胃の不快感が増すばかりでした。
特に困ったのは、仕事や家庭の事情で睡眠時間が短くなると、翌朝には必ず発熱し、体が重く、集中力も低下することでした。
血液検査や画像診断では異常が見つからず、「原因不明」と言われることに精神的にも疲弊していました。
そんな中、知人の紹介で鍼灸院コモラボを訪れることになりました。
初回の問診では、睡眠の質・生活習慣・ストレスの有無などを丁寧に聞き取っていただき、「肝・脾の機能低下と交感神経の過緊張」が背景にある可能性を指摘されました。
初回から施術後の体の軽さを感じ、3回目には「寝不足でも熱が出ない日」が現れ始めました。
7回目の治療を終えた現在では、睡眠が短くても発熱することはなくなり、日中の集中力や気分の安定も明らかに改善しています。
病院の薬では改善しなかった症状が鍼灸で回復したことに驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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