自律神経失調症｜悪寒戦慄する症状は自律神経の乱れ

公開日：2024年10月16日
更新日：2024年12月17日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

突然の寒気や震えの原因は自律神経にある

「風邪をひいているわけではないのに寒気がする」
「熱があるわけでもないのに原因不明の震えが起こる」

このような症状でお悩みの方はおられないでしょうか？

この原因不明の寒気は「悪寒戦慄」と呼ばれるものかもしれません。
悪寒戦慄(おかんせんりつ）というものは自律神経失調症の突然の寒気や悪寒で震え出す症状のことをさします。
今回は「自律神経失調症｜悪寒戦慄する症状は自律神経の乱れ」と題して悪寒戦慄について解説します。

悪寒戦慄とは体温調節機能が失調すること

実は「手足の冷え」も悪寒戦慄の症状の１つです。
自律神経のバランスが悪くなると「体温調節機能」がうまく働かずに体が冷えてしまいます。
生命を維持するために内臓に体温(血液)を集めるかわりに、末端の手や足への血流が減少し冷えやすくなります。

悪寒戦慄の主な症状

【悪寒戦慄の症状】　
・特に風邪などひいていないのに、寒気を感じる
・お風呂に入って温まったはずなのに10分ぐらいブルブルと震えが起こる
・座っている時や寝ている時など安静にしていると全身や体の一部分が急に冷たくなって震えてくる

このような症状がある場合は悪寒戦慄の可能性があります。

悪寒戦慄はまだ一般的に知られていない

悪寒戦慄の多くは突然始まり短ければ数分でおさまります。
しかし、人によっては一日中ゾクゾクとした風邪の症状のような寒気が続くこともあります。

この悪寒戦慄の症状はあまり一般的には知られていません。
そのため震える体を抑えることもできず、原因も分からずに悩み続けている人が多くいらしゃいます。

悪寒戦慄の原因は自律神経の乱れ

悪寒戦慄を改善させるために、まずは原因をきちんと学び、怖がる必要がない症状だということを知っておきましょう。

悪寒戦慄は自律神経の乱れによって起こる症状です。
そのため精神的なストレスを感じていると、症状がドンドン悪化していきます。

自律神経失調症とは、自律神経である交感神経と副交感神経の２つのバランスが乱れて起こる不調です。
悪寒戦慄が起こるのは、ストレスによって自律神経の交感神経が過剰に働くことが原因です。

この交感神経が興奮すると手足など末端への血液を運ぶ毛細血管が細くなり収縮します。
それにより温かい血液が末端まで送られず体温が上がりにくくなります。
自律神経失調症の症状からくる悪寒戦慄を改善するには、自律神経の交感神経の働きを正常に戻し副交感神経を働かせる必要があります。

悪寒戦慄の原因が理解できたところで、次に悪寒戦慄の具体的な治療法や対処法について解説していきます。

悪寒戦慄が起こる原因のまとめ

・筋肉の緊張…自律神経が乱れて交感神経が過剰に興奮すると筋肉が過緊張を起こして血液の循環が悪くなり悪寒戦慄が起こる。
・血液の収縮…自律神経が乱れて交感神経が過剰に興奮すると毛細血管が細くなるため、血液の循環が悪くなり悪寒戦慄が起こる。

その他にもホルモンバランスの問題で悪寒戦慄が起こることもあります。

身体の体温をあげる４つのポイント

①身体を温める食べ物を積極的に摂る…冷たいものを避けて温かいものを摂るようにすると、血管が拡張し血流が上がるため体が温まるようになります。
②ウォーキングなどの適度な運動をする…筋肉を動かすことで体が温まり自律神経が整いやすくなります。
③お腹を冷やさないようにする…カイロや腹巻などで腹部を温めることで内臓が冷えにくくなり体が温まりやすくなります。
④入浴で体を温める…40～42度のぬるま湯にゆっくり浸かることで手足末端から体の中心部までしっかり温まり悪寒戦慄の予防につながります。

ぞくぞくする悪寒戦慄は鍼灸で改善できる

当院では悪寒戦慄の原因である自律神経の調整や改善を得意とする自律神経専門の鍼灸院です。
悪寒戦慄など神経症状を東洋医学に基づく診断と治療によって改善させる専門的な施術を行っております。

また心理カウンセリングも行っているため、カラダだけでなく、ココロのサポートも万全です。

悪寒戦慄の専門知識と施術で多くの方が回復されております。
なかなか改善されない突然の寒気や震え「悪寒戦慄」でお悩みの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

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同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
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