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POTSの治し方|体位性頻脈症候群(POTS)が治った治療ブログ
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み

公開日:2024年08月20日
更新日:2025年10月02日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次
- 1 体位性頻脈症候群(POTS)でお悩みの方に適切なアドバイス
- 2 体位性頻脈症候群に対する当院の鍼灸治療について
- 3 85パーセント近くは鍼灸で良い結果がでている
- 4 体位性頻脈症候群の鍼灸治療法
- 5 体位性頻脈症候群は早めの鍼灸治療で早く治る
- 6 鍼灸治療で効果が起こるメカニズム
- 7 体位性頻脈症候群の原因
- 8 西洋医学における体位性頻脈症候群の治療について
- 9 不登校の原因となる体位性頻脈症候群の特徴
- 10 【よくある質問①】薬を飲まなくても体位性頻脈症候群は治るか
- 11 【よくある質問②】予約当日にならないと来院できるかわからない場合どうすればいいか
- 12 【よくある質問③】子供が怖がってるが鍼灸は安全な治療ですか
- 13 体位性頻脈症候群には東洋医学の鍼灸
- 14 体位性頻脈症候群(POTS)【38歳女性 会社員(東京都在住)】
- 15 関連する記事

体位性頻脈症候群(POTS)でお悩みの方に適切なアドバイス

体位性頻脈症候群(POTS)とは、起立時に低血圧の症状(ふらつき、疲労感など)があっても、 血圧の低下はなく心拍数が顕著に増加(頻脈)する病気です。
【診断基準】
・3か月以上の慢性的な起立不耐症(起立時のふらつきなど)の症状がある
・寝ている状態から立ち上がったときに10分間で起立性低血圧を伴わない状態で、40拍/分以上の心拍数の増加が持続すること
・他の病因の可能性がないこと
今回は「POTSの治し方|体位性頻脈症候群(POTS)が治った治療ブログ」この体位性頻脈症候群(POTS)に対する鍼灸の有効性について解説します。
体位性頻脈症候群に対する当院の鍼灸治療について

当院の体位性頻脈症候群の治療目的は、患者様の自然治癒力を向上させできる限りの回復機会を提供することとしています。
それにより体位性頻脈症候群の完全な回復までの時間を短縮することができます。
近年、起立性低血圧だけでなく、この体位性頻脈症候群での不登校の学生が増えており、当院でも体位性頻脈症候群でお悩みの方がご来院されるようになりました。
そのため当院でも体位性頻脈症候群の治療に力を入れており、東洋医学と西洋医学を組み合わせた鍼灸治療で改善を図っています。
この 鍼灸治療によって全身の症状が改善し体位性頻脈症候群が解消されます。
85パーセント近くは鍼灸で良い結果がでている

当院にご来院されて改善または治癒した例を合わせると体位性頻脈症候群全体のうち85%は経過がよいと結果がでています。
体位性頻脈症候群の原因は多様であるため、当院でもそれに合わせて多様な鍼灸治療に行っております。
当院は東洋医学(中医学)を基本に西洋医学のエビデンスを組み合わせることで最大限の効果を引き出します。
この治療の特徴は即効性があり数回で朝起き悪さ、立ち眩み、頭痛、腹痛、全身倦怠の症状などが緩和されました。
学校と普通生活を早く復帰させるのに役に立っています。
体位性頻脈症候群の鍼灸治療法

【体位性頻脈症候群の鍼灸治療】
体位性頻脈症候群の臨床件数:42名
治療に用いた経穴(ツボ):百会、神庭、足三里、下関、頬車、合谷、内関、中脘、気海、内関、三陰交、太谿(これらの経穴から反応のあるものを用いる)
※また場合によってはツボにパルスで微電流を流します。
現在も多くの体位性頻脈症候群の方がご来院されています。
当院では体位性頻脈症候群の方の一人ひとりの症状に合わせてきめ細かい鍼灸治療を行っています。
体位性頻脈症候群は早めの鍼灸治療で早く治る

鍼灸治療を受けた体位性頻脈症候群の方は予後が非常に良好です。
多くの体位性頻脈症候群の方は会社や学校の復帰が可能になりました。
経験則ではありますが、体位性頻脈症候群の場合、発症してから早い段階に鍼灸治療を始めれば1か月もかからずに症状が軽くなり普通に生活できるようになります。
病院で診断を受けていなくても、上記で解説した体位性頻脈症候群の示唆するような症状がみられた場合は早めに鍼灸を受診すれば、治るまでの時間も短くなります。
鍼灸治療で効果が起こるメカニズム

【当院の東洋医学に基づく鍼灸治療法】
体位性頻脈症候群の改善のために重要な頭部にある特殊なツボに鍼灸を施します。
この刺激が神経伝達を通じて、脳と自律神経の働きを健常化する仕組みです。
ほとんど鍼灸の痛みを感じない程度の治療ですので、リラックスして寝てしまうことがあります。
【鍼灸で改善するメカニズム】
①頭部や手足などのツボに鍼を刺します
②体質によってはツボに微弱電流を流します
③この鍼の刺激によって大脳の働きを活発化させます
④この大脳の活性化によって自律神経のバランスが安定します
⑤交感神経の末端からノルアドレナリンの分泌が増加され血流が正常化されます
⑥自律神経の働きが健常化され体位性頻脈症候群の症状が解消される
体位性頻脈症候群の原因

体位性頻脈症候群の多くは、末梢血管の交感神経活動の低下から起きています。
末梢血管の拡張や収縮は交感神経によって調節されています。
体質的にこの交感神経機能の反応が悪い人が起こりやすい傾向にあります。
西洋医学における体位性頻脈症候群の治療について

西洋医学において体位性頻脈症候群の治療は非薬物療法と薬物療法による対処療法のみです。
そのため効果的な方法はまだありません。
不登校の原因となる体位性頻脈症候群の特徴

先ほども解説したように学生の体位性頻脈症候群の増加で不登校が増えています。
不登校の子供の中には体位性頻脈症候群だけでなく、貧血、パニック障害、 うつ病やうつ状態、不安神経症など多種多様な病気を併発していることがあります。
そのため、体位性頻脈症候群だけでなく偏頭痛を伴う場合は偏頭痛の治療も併せてする必要があります。
不登校に至る原因が心理的なストレスであれば、身体症状はストレスに関連する不調が体位性頻脈症候群に併せて起こります。
心理的なストレスによる症状であれば過敏性腸症候群(IBS)、 頭痛(偏頭痛、緊張性頭痛) などがあります。
【よくある質問①】薬を飲まなくても体位性頻脈症候群は治るか

【よくある質問①】
息子が病院で体位性頻脈症候群と診断を受けました。
遠方の高校に通い部活動もハードにやっているため、何度か失神したこともあります。
病院で処方された昇圧剤を飲むと、余計に動悸が激しくなってしまうため現在は飲んでいません。
現在は毎朝の頭痛と倦怠感がかなりひどいようで,最近 週に1日くらい休むようになっています。
このような状態でも鍼灸で改善できますでしょうか。
【この質問に対する回答】
体位性頻脈症候群であれば薬の服用の有無にかかわらず、鍼灸で改善できます。
また薬の服用をしていると薬の効果と鍼灸の効果が分かりにくい場合があるので、鍼灸を受けるうえで服用していない方が望ましい場合もございます。
【よくある質問②】予約当日にならないと来院できるかわからない場合どうすればいいか

【よくある質問②】
娘は体位性頻脈症候群と重度の睡眠障害があるため鍼灸院の予約を取ってもなかなか外に出られないためキャンセルの心配があります。
不登校も10か月目であるため何とか鍼灸院に連れて行きたいがもう少し症状が落ち着いたらと待っていました。
この場合、どのような予約の取り方が望ましいでしょうか。
【この質問に対する回答】
体位性頻脈症候群など予約当日まで体調の良し悪しがわからない方の場合は、当日直前のご予約を勧めております。
インターネットで予約が取れない場合は、お電話でも受け付けております。
【よくある質問③】子供が怖がってるが鍼灸は安全な治療ですか

【よくある質問③】
自分の息子が体位性頻脈症候群です。
処方された薬が強くて眠気が日中にも出て日常生活に支障がでています。
親としては是非治療を受けさせたいのですが、子供が鍼灸を怖がってなかなか鍼灸治療を納得してくれず困っています
鍼は細いし痛みもほとんどないと聞いておりますがもう少し教えていただけると助かります。
【この質問に対する回答】
当院で用いる鍼は一番細い鍼で0番という太さのものを使っております。
髪の毛よりもさらに細い鍼ですのでほとんど痛みを感じることはありません。
こちらの鍼でも苦手な場合は、刺さない鍼である「ていしん」というものを使用して治療することがあります。
体位性頻脈症候群には東洋医学の鍼灸
体位性頻脈症候群が起こる原因に自律神経の乱れによる血流のコントロールの失調であると解説しました。
体位性頻脈症候群は血流の機能低下によるものであるため改善には東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療によって乱れた自律神経の働きを安定させ体位性頻脈症候群によるめまいやふらつきを改善させます。
ぜひ、体位性頻脈症候群でお悩みの方は当院の東洋医学の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
体位性頻脈症候群(POTS)【38歳女性 会社員(東京都在住)】

【体位性頻脈症候群(POTS)が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・東京都在住/38歳女性
私は数年前から体位性頻脈症候群(POTS)に悩まされてきました。
立ち上がるだけで心拍数が急激に上がり、めまい、動悸、息切れ、そしてひどい倦怠感に襲われる日々です。
病院では複数の薬を処方されましたが、効果は限定的で、副作用に苦しむこともありました。
日常生活は制限され、外出もままならず、将来への不安ばかりが募っていました。
そんな中、知人の勧めで鍼灸治療をコモラボさんで試してみることにしました。
初回の施術後から体の感覚が少し変わったように感じ、希望の光が差し込んだ気がしました。
9回の鍼灸治療を重ねるうちに、立ち上がったときの心拍数の急上昇が緩やかになり、めまいや動悸の頻度も減っていきました。
何より、体が落ち着いている感覚が戻ってきたのです。
薬では得られなかった安定感と、自然な回復力を感じました。
西洋医学では改善が難しかった症状が、東洋医学のアプローチでここまで変わるとは思ってもみませんでした。
今では、外出や軽い運動もできるようになり、少しずつ以前の生活を取り戻しています。
POTSに悩む方々にとって、鍼灸は希望の選択肢になり得ると、心から感じています。
他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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