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【甲状腺が原因?】微熱が続く原因は自律神経の乱れ
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2024年07月17日
更新日:2024年09月11日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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目次
※自律神経失調症など改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
原因不明の微熱でお悩みの方に適切なアドバイス
「ここ数日、身体がだるく熱っぽい」
「体温を測ると37.2℃と少し高いが咳やのどの痛みはない」
「風邪ではないが微熱が続いている」
「病院で受診しても原因がわからない、または疲れが原因といわれる」
「解熱剤を飲んでも熱が下がらない」
このような不調でお悩みの方はおられないでしょうか。
原因不明に起こる微熱というのは西洋医学では病名が診断できないために治療方法がありません。
しかし東洋医学では体質による治療が確立されているため原因不明の微熱でも治療ができます。
今回は「【甲状腺が原因?】微熱が続く原因は自律神経の乱れ」と題して原因不明の微熱に対する改善方法を解説します。
体温はある程度の幅で一定に保たれている
体温は一般的には、脇の下で測る腋窩温のことをいいます。
健康体であれば平熱は35℃から37℃であり、高熱は38℃です。
そしてその間である37℃~38℃が微熱とされます。
体温には基礎代謝などが関わっているため個人差があります。
そのため平熱が低い方は37℃くらいでも熱があるように感じ、常に体温が高めであれば37℃でも平熱である人がいます。
また体温は一日の中で変動しており、起床時は一日の中で最も体温が低い状態ですが、朝食をとることで一気に上昇します。
その後夕方まで緩やかに上昇し、夜になると下がっていきます。
女性の場合は体温は女性ホルモン(プロゲステロン)に強く影響されます。
排卵後はこのホルモンによって平熱より0.5℃程度高くなります。
この体温調節は脳の視床下部というところでコントロールされています。
微熱の原因として考えられるもの
体温が高くなる理由として考えられるものは次の3つです。
・ウイルス、溶連菌などの細菌、マイコプラズマなどの感染
・甲状腺機能亢進症、関節リウマチなどの基礎疾患
・ストレスによる熱産生
【微熱の原因①】ウイルス、細菌の感染によるもの
ウイルスや細菌などの外敵がヒトのからだに侵入すると防御機能(免疫反応)が働きます。
この機能によって血液の中の白血球の活動が活発になり細菌、ウイルス・それによって破壊された組織などを取り込みます。
この白血球の取り込みのあとに発熱物質(プラスタグランジンE2)を放出します。
このプロスタグランジンが脳にある発熱中枢の前視床下部に働いて体温を上昇させ身体に熱を作り出します。
この反応は微熱などの症状に加えて、咳、喉の痛み、腹痛、嘔吐、下痢などの症状もみられる場合があります。
そのため症状が出た場合は感染症が疑われるため、速やかに医療機関を受診するようにしてください。
【微熱の原因②】甲状腺機能亢進症・関節リウマチなどの基礎疾患
甲状腺機能亢進症や関節リウマチなどの基礎疾患を持っている場合でも微熱が続くことがあります。
【甲状腺機能亢進症】
甲状腺機能亢進症は一般的にバセドウ病と呼ばれるものです。
喉にある甲状腺から過剰にホルモンが分泌されることで基礎代謝が必要以上に高まってしまい微熱が起こります。
微熱の他には
・動悸
・汗をかく
・眼球突出
・手足がふるえる
・体重減少
などの症状があらわれます。
【関節リウマチ】
関節リウマチは自己免疫疾患といって自分の身体を自分の免疫機能で攻撃してしまう病気です。
主に手足の関節が破壊され炎症を引き起こします。
この炎症とともに微熱が見られます。
微熱の他には関節の変形や痛み、筋肉のこわばり・疲労感などの症状もあらわれます。
どちらの症状も医療機関でも治療を受ける必要がありますので、受診するようにしてください。
【微熱の原因③】ストレスによる熱産生
身心のストレスによって体温が上がる状態です。
とくに原因がないのにも拘わらず、微熱が続いている場合一番考えられるのはこのストレスによる熱産生が考えられます。
仕事が忙しく睡眠不足が続いていたり、対人関係などのストレスが過剰にかかっている場合に起こることがあります。
この微熱の特徴は感染症などと違って、解熱剤が効かないことです。
ストレスによって体温が上がるのはなぜか
原因不明な微熱が続くと不安に感じている方もいらっしゃると思います。
しかし、現段階でわかっている微熱の原因には
・ストレス
・交感神経
・褐色脂肪細胞
が関わっているということです。
ストレスによって交感神経が興奮すると褐色脂肪細胞が分解され、分解された脂肪酸から熱が産生されます。
これによって体温が上昇し、微熱の症状を引き起こします。
褐色脂肪細胞はとくに脇の下、肩甲骨の間、血管などに多く分布しています。
もともと交感神経と褐色脂肪細胞による熱産生のメカニズムは寒さから身を守るためにある自律神経システムです。
しかし、ストレスを受けることでも交感神経が興奮してしまい、必要のない時に熱を産生してしまうために微熱が起こります。
【微熱を東洋医学で考える①】陰虚体質は内熱で微熱が起こる
東洋医学では「陰虚(いんきょ)」は身体を潤したり、栄養を送るために必要な津液(しんえき)や血(けつ)が不足している状態をさします。
身体に水分と栄養が送ることができないので痩せを伴っていることが多いです。
慢性的に陰虚の体質の方もいますし、長期の大病や失血をした場合でも陰虚になる場合があります。
慢性病や老化また、精神的なストレスや慢性的に神経を使う作業を繰り返すことで津液や血・陰気を消耗すると身体の熱を冷ますことができなくなり内熱(ないねつ)と呼ばれる身体に熱が発生する状態が起こります。
陰虚の症状は微熱以外に
・めまい
・目のかすみ
・動悸・
不眠
・寝汗
・口の渇き
・肌の乾燥
・体の痩せ
などがあらわれます。
【微熱を東洋医学で考える】ぽっちゃり体質は湿熱で微熱が起こる
湿熱はからだの中に余分に水分が溜まっている状態で、その水分に熱が加わることで起こる熱症状です。
主な原因としてはお酒や甘いもの、脂っこいものの食べ過ぎによって胃腸の機能が失調することで湿気が身体に溜まり、熱に転化することが考えられます。
身体の中に余分な水分が停滞している状態ですので、体質の傾向として水太りのようにポチャッとした体型となることが多いです。
湿熱の症状には微熱の他に、
・暑がりで汗かき
・湿疹や吹き出物ができやすい
・むな苦しさや吐き気
・むくみやすい
・身体のだるさ
などの症状があらわれます。
東洋医学では陰虚に対しては滋陰、湿熱では利湿という治療法則に基づいて鍼や灸・漢方薬などでアプローチしていきます。
原因不明の微熱は東洋医学の鍼灸で改善できます
このようなストレスで起こる微熱は交感神経の過剰な興奮によって起こっています。
発熱を起こす要因にはストレスだけでなく慢性的な疲労、睡眠不足、心理的な不安感など様々なものがあります。
この治療に西洋医学では薬の処方による薬物療法以外にはありません。
しかし、さきほど解説したように自律神経(交感神経)に効かせる薬というものはないため、根本的な改善に至らないのは現状です。
東洋医学ではこのようなストレスによる発熱症状でも体質によって診断し治療まで結びつけることができるため治療が行えます。
また東洋医学の鍼灸治療は薬物を使わずに体質改善で不調を治すことができるため安心安全な治療法です。
ぜひ、お悩みの方は当院にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
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鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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