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カルボシステインが効かない|後鼻漏が薬で悪化する理由
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み

公開日:2024年07月11日
更新日:2024年12月16日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

後鼻漏でお悩みの方に適切なアドバイス

「鼻から喉へ流れてくる」
「鼻汁が喉におりてくる」
「鼻と喉の境にどろっとした鼻水や痰がへばりつく」
このような不調でお悩みの方はおられないでしょうか。
これは後鼻漏という症状です。
この後鼻漏は1日中流れてきて相当気持ち悪い症状です。
今回は「カルボシステインが効かない|後鼻漏が薬で悪化する理由」と題して後鼻漏の正しい改善方法を解説します。
「後鼻漏だからカルボシステイン」という単純なものではない

当院にご来院になる後鼻漏でご相談されるほとんどの方は「病院で薬を処方されて飲んでも良くならない」という方ばかりです。
そもそも後鼻漏で悩まれている方は初めから鍼灸院に相談される方は少ないかもしれません。
この後鼻漏は「後鼻漏だから薬はカルボシステイン」という単純なものではありません。
後鼻漏を改善するための最初の注意点は「朝起きた時に痰が口から毎日出ているか」が重要です。
朝起きた時に痰が口から毎日出ているか?

【朝起きたときに痰が口から毎日出ている】
この場合の原因は「鼻の粘膜の腫れ」になります。
【朝起きたときに痰が口から毎日出ていない】
無い場合の原因は、「喉の乾燥・潤い不足」です。
東洋医学ではこの症状の違いによって治療するべきポイントが変わります。
後鼻漏にカルボシステインが効かない理由

しかし、西洋医学では後鼻漏のアプローチが違います。
主に病院(西洋医学)では後鼻漏の痰の切れをよくする目的のみでカルボシステイン(ムコダイン)や抗アレルギー薬を処方すること多いと思います。
この方法では残念ながら後鼻漏の症状が改善しないことがあります。
また慢性化するまでカルボシステインや薬を使い続けると悪化する可能性もあります。
こういった西洋医学によるアプローチで後鼻漏が改善しない理由に薬だけでは生活習慣や食習慣の改善はできないということがあげられます。
東洋医学では生活習慣や食習慣まで修正する

病院では一日の生活習慣や食習慣の内容まで詳しく聞くことはありません。
しかし、東洋医学では「鼻水は口にした飲食物から作られる」という考えがあります。
そのため当院では生活習慣や食習慣を詳しくお伺いし鍼灸治療と併せて飲食の改善のアドバイスも行います。
鼻汁や痰ができやすい飲食を毎日続けていてはどんなに鍼灸治療を続けても後鼻漏の改善には時間がかかってしまいます。
後鼻漏の改善には後鼻漏の出ない身体に戻すこと

後鼻漏の改善は、症状が長引いている方ほど、とくに年齢が高い方ほど改善までの時間はかかります。
しかし、根気よく鍼灸と養生法(生活習慣の改善)を行うことでどなたでも後鼻漏が起こりにくい体質に改善されていきます。
西洋医学のカルボシステインのように後鼻漏を抑える治療ではなく、「後鼻漏が出ない身体に戻す」という視点で取り組むことが重要です。
当院最新の症例報告と知恵袋

【最新情報】
長期でカルボシステインを服用している後鼻漏でお悩みの方からよく「カルボシステインに変わる何かいい薬はないか」と質問を受けることがあります。上記で解説したように後鼻漏を直接改善することができる薬はありません。
しかし、安全かつ的確に後鼻漏を緩和させるセルフケアが一つあります。
それは「白湯」です。
白湯は体の内側から温める効果があるため余分な後鼻漏をスムーズに排泄することができます。
対処療法としての効果と根本的な体質改善としての効果、この二つを兼ね備えたセルフケアです。
ぜひ、後鼻漏でお悩みの方はお試しください。
で後鼻漏は東洋医学の鍼灸で改善できる
最近の傾向では慢性上咽頭炎による自律神経症状を伴った後鼻漏の方が増えています。
当院ではこの症状に対して東洋医学に基づき一人ひとりに合った体質を調べてツボを選定し鍼灸治療を行います。
同じ後鼻漏症状でも体質や状態は個々によって違うため利用する東洋医学のツボが変わります。
このツボの微調節によって鍼灸の効果を最大限に引き出しています
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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