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【異痛症に悪化?】自律神経失調症による前腕の痛みが改善した症例
- カテゴリ:
- 手足の悩み
公開日:2024年02月29日
更新日:2024年09月18日
目次
※異痛症(自律神経失調症)が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
腕や手の痛みと自律神経は深い関係がある
「なんとなく腕に痛みを感じる」
「自律神経失調症のせいか腕の痛みが強い」
「物を持ったり動かすたびに腕に痛みがでる」
このような不調があるとまずは筋肉や関節の不調と考えて整形外科にいくと思います。
しかし、多くの方は医師から「特に異常がありません」「老化が原因ではないか」と診断されるのではないでしょうか。
ケガをしているわけでもないのに手から腕にかけて痛みを感じるということは誰にでも起こります。
その原因には自律神経が乱れているが関係しています。
今回は「【異痛症に悪化?】自律神経失調症による腕の痛みが改善した症例」と題して自律神経失調症による腕の痛みを鍼灸治療で改善した症例を報告します。
[改善例・症例]首や右肩甲骨、右のわきの下から肘にかけての痛み
[症例]
A.Yさん(東京都杉並区在住)
女性/40代
[来院時の症状]
3か月前から首や右肩甲骨、右脇の下から肘にかけての痛みが出ている。
右肩甲骨と右肘が特に痛みが強い。
痛みは朝と夕方が強い状態。
スーパーの買い物袋を持ったときや掃除など手を使った作業後にも特に痛みが増しやすい。
[整形外科での診断]
当院にご来院されるまえに2院の整形外科で検査と診断を受けていました。
エックス線ではやや頚椎ヘルニアがある(2医院とも同じ診断)
また腰椎過剰前弯(L5・S狭窄)・頚椎前弯減少(C4・C5狭窄)もあるとのことです。
この診断結果をもとに当院でも原因をお調べすることにしました。
[その他の症状]
首や肘に痛みだけでなく、この患者様には不眠・頭痛・めまい・便秘・貧血・冷え症・低血圧などもあるとのことです。
[当院での診断と治療方針]
整形外科ではやや頚椎ヘルニアがあるとのことで今回の症状の原因には筋肉や神経に原因があるとの診断でした。
しかし、当院でも整形外科的な検査を行いましたが、明確な整形外科領域の反応はありませんでした。
そのため、その他の症状に記載したとおり様々な自律神経症状があるため、腕の痛みも自律神経失調症によるものと考えて鍼灸治療を行いました。
[治療経過]
2023年11月10日
全体的な痛みは減少する。
右肩から腕に痛みが残っている。
めまいや頭痛が楽になった。
11月17日
右肩から腕に痛み多少残る。
とくに作業したときは痛みがまだ強い。
痛みが強いときは睡眠にも影響がある。
11月25日
肘の痛みがかなり完治された。(時々、痛みを感じるくらい)
その他の症状も出現しにくくなった、目立った不調は便秘くらい。
12月01日
前日にきつい仕事をしてしまったため症状がぶり返してしまう。
右首から肩甲骨かけて痛みが出てきた(やや強い痛み)
頭痛と不眠が強くなる。
12月10日
仕事を抑えて静養を心がけていたため、痛みがかなり完治される。
肩甲骨周りの痛みのみ。
頭痛や不眠も完治される。
12月17日
右肩から腕にかけて痛みが少し残る(初期の痛みよりは大幅に弱い痛み)
その後2週間に1回の治療にペースを変更するが とくに悪化することなく治療を続ける
12月30日
右肘の痛みが少し気になる程度。
その他の症状は便秘のみ残っている。
2024年1月6日
お正月休みで身体も休めたようで痛みはほとんど無し。
1月13日
3日前少し右腕に軽い痛み出た程度。
日常生活に支障が出ない程度まで改善できたため治療を終了としました。
[治療後の感想]
鍼灸治療にかかるのが初めてで、治療がかなり痛いと覚悟してましたが、そうではなかったので安心しました。
治療の原因が自律神経だとわかって安心しました。
身体の痛みの原因に自律神経が関わっている
このように「整形外科ではヘルニアが原因かもしれないといわれた」という状態の患者様の痛みの原因をしっかり調べると「自律神経の乱れによって痛みが起きている」ということはよくあります。
整形外科領域では画像診断を主に原因を探りますが、実は「痛み」そのもの自体はわかるものではありません。
今回のように「やや頚椎ヘルニア」という場合は筋肉や骨などの物理的な圧迫などによる痛みではない可能性があります。
とくにその他の症状(不眠や頭痛など)も多々ある場合は自律神経の乱れによる痛みの可能性が高いことがあります。
その場合は鍼灸治療で十分に改善できます。
悪化すると異痛症に進行するため早めの改善が重要です
この自律神経失調症による腕の痛みが悪化すると「手のひらや足裏がチクチク、ピリピリする」という異痛症へと進行する可能性があります。
異痛症は腕の痛みの症状と同様に自律神経の機能低下(失調)によって起こる感覚異常の病気です。
この異痛症は慢性化すると「身体中のあちこちがチクチク、ピリピリする」というように全身症状へと発展します。
そのため初期症状の段階での悪化を予防するためにも早期に改善することが重要です。
※異痛症については別のページで解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
自律神経に関係した身体の痛みは東洋医学の鍼灸で改善できる
当院ではこの症状に対して東洋医学に基づき一人ひとりに合った体質を調べてツボを選定し鍼灸治療を行います。
同じ自律神経症状でも体質や状態は個々によって違うため利用する東洋医学のツボが変わります。
このツボの微調節によって鍼灸の効果を最大限に引き出しています
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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