【専門家監修】花粉症やアレルギー性鼻炎で肩こりが悪化する

公開日：2024年02月27日
更新日：2024年09月17日

※自律神経失調症など改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。

こんな花粉症の肩こりで悩んでいたらお読みください

「アレルギー性鼻炎で肩こりが悪化する」
「花粉症の時期になると肩こりが苦しくなる」
「くしゃみや鼻水の影響で肩こりがつらい」

このように花粉症が起こるたびに首や肩にこりが出てお悩みの方はおられないでしょうか。
花粉症は咳・くしゃみ・鼻詰まり・目の痒みの症状だけでなく首こりや肩こりの症状も引き起こします。

今回は「【専門家監修】花粉症やアレルギー性鼻炎で肩こりが悪化する」というお題で花粉症と首こり、肩こりの関係性と改善方法を解説します。

花粉症のアレルギー反応が二次的の肩こりを起こしてしまう

花粉症で首や肩がこる原因として主に次の3つが挙げられます。

・くしゃみや咳のときに首や肩に力が入る。
・鼻をすすったり、鼻をかむことを繰り返すことで首の筋肉が緊張する。
・花粉のアレルギー反応によって自律神経が乱れて首や肩の筋肉が緊張してしまう。

これらをみてわかるように、花粉症のアレルギー症状であるくしゃみ、咳、鼻汁、鼻づまりが肩こりに大きく関わっています。
さらにこのような花粉症が原因で起こる肩こりを「季節性アレルギーこり」ということもあります。

これだけではあまりピンとこないと思うので、もう少し詳しく解説していきます。

連鎖的に筋肉疲労が起きて肩がこってくる

誰もがくしゃみや咳が出る瞬間、身体に力が入ります。
特に花粉症の人はくしゃみや咳の回数が頻回であることが多く、その他に鼻をかむ動作でも身体の筋肉を緊張させるため疲労が重なってしまいます。

そうなると呼吸に関わる横隔膜や肋骨に負担がかかりその周りの筋肉が硬くなることで、連鎖的に肩甲骨周りや背中、肩、首に筋肉疲労が起こります。

また、1回の咳は約2キロカロリーのエネルギーを消費すると言われています。
そのため花粉症のような頻回な咳をすると肉体的に疲れてしまうというのも肩こりの原因の1つです。

猫背姿勢でくしゃみや咳を繰り返すと肩こりが起こる

今度は、くしゃみ、咳、鼻をかむ時の姿勢に注目してみましょう。

くしゃみや咳をする時、周囲の人に迷惑をかけないように前かがみになって背中が丸くなっていないでしょうか。
実は、その猫背姿勢（前かがみ姿勢）が肩こりの原因になっています。

猫背姿勢になると、背中や肩の筋肉に負担がかかりやすく横隔膜が圧迫されているため酸素が取り込みにくい状態です。
そのためこの姿勢を続けてしまうと呼吸が浅くなり、軽い酸欠状態になります。

この状態が続いてしまうと頭部への血行不良が起こり、頭がぼーっとしたり眠りが浅くなったりしてしまいます。
結果的に筋肉の疲れが取れないために肩こりが起こりやすくなります。

さらに、この血行不良が悪化すると脳にも上手く酸素が届かなくなり、肩こり頭痛を引き起こしてしまうこともあります。

花粉症で自律神経が乱れても肩こりは起こる

自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、自律神経の乱れとは、この交感神経と副交感神経のバランスが崩れることをいいます。
では、一見関係なさそうに思えるこの自律神経と肩こりはどう関係しているのでしょうか。

主に肩こりの原因になっているのは、自律神経の中でも交感神経です。
この交感神経が過度のストレスによって優位になると、毛細血管が収縮して筋肉を緊張させる働きがあります。

花粉症のシーズンや季節の変わり目は寒暖差が激しくただでさえ自律神経が乱れやすく交感神経の興奮が起きやすい時期です。
さらに咳、くしゃみ、鼻をかむなど全身の筋肉が緊張する生理反応や動作も交感神経を興奮させる動作であるため首こりや肩こりが起こりやすくさせる要因となります。

※花粉症と自律神経の関係については下記のリンクボタンから「花粉症は自律神経を整えることで完治する」をご覧ください。

花粉症からくる肩こりを楽にするにはどうすればいいのか

この辛い花粉症や肩こりとはずっと付き合っていかなければいけない、と諦めている方も多いのではないでしょうか。
しかし、軽度の症状であれば、呼吸法や水分補給、ストレッチなどで肩こりを完治することは十分に可能です。

もし症状が重く自分では改善できない方や忙しくて自分の力だけでは改善できないという方は、専門家に頼ると治りにくい肩こりであっても根本から改善できます。
ここでは、花粉症による肩こりの完治方法を4つ解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

呼吸法を行い自律神経を整える

花粉症による肩こりの原因の1つとして自律神経の乱れを挙げましたが、その自律神経を整えるには、深い呼吸をしてリラックスすることが大切です。

そして、花粉症の症状の緩和に繋がる呼吸法が、よくヨガで用いられている「腹式呼吸」です。そのやり方を紹介します。

1.お腹と胸に手を当てて息を鼻から大きく吸う。
息を大きく吸うとお腹が膨らむので、その動きを感じながら行う息を口からゆっくり最後まで吐き出す。
2.息をしっかり吐きだすとお腹が薄くなってくる。

このような深い呼吸を一定のリズムでゆっくり行うことで、精神が安定しリラックス状態になり、自律神経が整います。
つまり、交感神経が優位になって起こっていた肩こりが、自律神経のバランスが整うことで完治してくるということです。

こまめな水分補給で血流改善

肩こりは肩の周辺の筋肉の血行が悪くなることで筋肉が硬くなるのが原因の1つです。
そのため、血行不良を改善してあげれば筋肉が弛緩し肩こり症状も完治します。

血行不良を改善するには、水分をこまめにとることが重要です。
水分補給をこまめに行うと、血行が良くなり肩こりが完治されるだけでなく、喉の粘膜の乾燥を防ぐことができます。

喉の粘膜は、アレルゲンやウイルスを体内に入れるのを防ぐ役割をしている線毛が生えているのですが、喉の粘膜が乾燥してしまうとこの線毛の働きが弱まってしまい、アレルゲンやウイルスへの抵抗力が弱くなりアレルギー症状が起こりやすくなってしまいます。

つまり、水分補給をこまめにとることは肩こり緩和だけでなく花粉症の症状緩和や予防にもつながるということです。

花粉症の方はマスクをしていて水分補給を忘れがちなので、意識して水を飲むようにしてみてください。
ただし、アルコールは花粉症の症状を悪化させるので控えましょう。

猫背姿勢の完治が呼吸を楽にし肩こりを完治させる

肩こりを完治するには背中、肩周辺、鎖骨周囲の筋肉をほぐし、肩関節や肩甲骨の可動域を上げることが大切です。

先ほども解説したとおり咳やくしゃみを頻繁にしている方は背中が丸くなり猫背姿勢の方が多い傾向にあります。
それによって花粉症の肩こりを助長している可能性があります。

そのためこれらの箇所の硬くなった筋肉をほぐすことで呼吸が楽になり、結果的に筋肉の緊張が和らぎます。
ほぐすためにストレッチや軽い指圧で筋肉を動かしたり刺激を加えてみましょう。

1日数分でも、継続して行えば効果が実感できるはずです。

つらい花粉症による肩こりは自律神経専門の鍼灸で改善できる

今回は、花粉症が原因で起こる肩こりについて解説しました。

花粉症による肩こりで悩んでいるけど、改善できないと諦めている方も多かったのではないでしょうか。
肩こりが起こる原因をしっかり把握し、その原因に合った完治方法を試すことによって、症状が改善することも多いです。

今回紹介した呼吸法や水分補給、ストレッチはいますぐに実践できるので、花粉症による肩こりに悩んでいる方は試してみてください。

当院では東洋医学に基づく鍼灸で肩こり症状の原因である筋肉や自律神経の乱れを完治させる治療を行っております。
根本的な体質改善に働きかけるものですのでどんな花粉症による肩こり症状でも対応しております。

色々試してみたけどなかなか症状が改善しないという方は、ぜひ当院に相談してみてください。

当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。

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