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【口の中の上が痛い】口腔顔面痛はストレスで起こる
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2024年1月05日
更新日:2024年9月10日
目次
※口腔の異常感が改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
原因不明の口や顔の痛みでお悩みの方に適切なアドバイス
「ストレスを感じると舌の付け根が痛くなる」
「ストレスの影響で口の中の上の方が痛い」
「ストレスで顔が痛くなる」
このような症状でお悩みの方はおられないでしょうか。
このような原因不明の顔や口の痛みは口腔顔面痛(こうくうがんめんつう)または口腔ストレス症候群の可能性があります。
今回は「【口の中の上が痛い】口腔顔面痛はストレスで起こる」と題して口腔顔面痛の症状と鍼灸の有効性について解説します。
治らない痛みの正体は口腔顔面痛
口腔顔面痛は口の中やあご、顔などに発生する痛みのことをすべて含みます。具体的には歯痛、歯肉痛、舌や口腔粘膜の痛みなど、さまざまな痛みを指します。
この口腔顔面痛が起こる原因には歯科治療による後遺症、強いストレスに晒された環境などが長く続くことで起こるとされています。
それ以外にも筋肉のコリ、頭痛、三叉神経痛、副鼻腔炎(蓄膿症)なども考えられます。
口腔顔面痛は突然、歯や顔面に痛みが出ることがあり、外傷、炎症、できものなど局所に明らかな原因が認められないで起こることが多くあります。※1
※三叉神経痛については別のページで解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
口腔顔面痛の症状
口腔顔面痛には以下のような特徴があります。
①一度痛みが起こると持続的に起こる
②鈍い痛みや圧迫感を感じる痛みである
③ピリピリ、ジンジンとしたしびれを感じる
④皮膚を触ったり圧迫しても痛みは誘発されない
⑤表面的な痛みではなく深い部分の痛みである
⑥痛む場所があちこち移動し、何をしても痛みが止まらない
以上の症状に一つでも当てはまる場合は口腔顔面痛の可能性があります。※2
西洋医学による口腔顔面痛の治し方
西洋医学ではこのような口腔顔面痛の治療には薬物療法がよく用いられます。鎮痛薬だけでなく脳の機能が興奮していると考え、抗てんかん薬や抗うつ薬なども処方します。
しかし、多くの方は「飲んでも一時的に楽になるだけで、また元に戻ってしまう」または「飲んでも効果がない」という感想を持たれるのではないでしょうか。
というのも、口腔顔面痛の多くは根本的な原因に「ストレスによる自律神経の乱れ」があります。
この自律神経の乱れに効く薬というものは現代医学にはありません。
しかし、治療方法がないために西洋医学の多くは対処療法として薬物を処方しています。
根本的な改善には自律神経へのアプローチが可能な東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。※3
※医師の診断によっては口腔セネストパチーと診断する場合があります。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
【当院の改善方法 】虫歯じゃないのに虫歯の痛みがする(40代女性)
【改善方法 】
40代女性で「最近、虫歯の治療が終了しても虫歯の痛みが治らない」との訴えの口腔顔面痛でご来院されました。
当院にご来院される前に歯科クリニックにて虫歯の治療を2か月ほど行っておりました。
通院していた歯科クリニックでは「とくに虫歯の処置に問題はなく異常はみられない」との検査を受けており、原因不明の歯の痛みに悩んでおりました。
当院では東洋医学的な問診と検査を中心に行います。
歯の痛みの根本的な原因をお調べしましたところ、状態は歯の痛みだけでなく、強い肩こり、食いしばり、歯ぎしり、頭痛などが併発しており自律神経に関わる機能が亢進(高ぶっている)している状態でした。
そのため当院の口腔顔面痛に対する鍼灸治療ではこの興奮した自律神経を鎮静させて身体全体の緊張を緩和させるため治療を行い改善を促すようにしました。
【主に利用したツボ】
・歯痛点(しつうてん)・・・手のひら側の中指と薬指の付け根の間にあるツボで、歯の痛みに効果的です。
・合谷(ごうこく)・・・手の甲側の親指と人差し指の付け根の間にあるツボ。親指の腹や先端を使い、円を描くように回しながら押します。
悪化すると舌痛症に進行するため早めの改善が重要です
口腔顔面痛が慢性化し悪化すると「舌痛症(ぜっつうしょう)」という舌にしびれが起こるストレス症状の病気になる可能性があります。
舌痛症は口腔顔面痛と同様に心身のストレスによって起こる病気です。
とくに更年期以降の女性に起こりやすい傾向にあり、特徴的な症状は「ストレスを感じると舌がピリピリする」というものがあります。
また味覚障害と併発する方もおり、病院での検査では原因不明とされるケースがあるため治療が遅れて慢性化しやすい傾向にあります。
そのため口腔顔面痛が起きたときは悪化しないように早期に改善することが重要です。
※舌痛症については別のページで解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
口腔顔面痛の改善には東洋医学の鍼灸治療
口腔顔面痛はストレスなどのメンタルなことで改善されにくい痛み(心理社会的要因による歯痛・顔面痛)であり、その根本的な原因の多くは自律神経の失調と考えられます。
この自律神経失調の改善に期待できる治療が東洋医学に基づく鍼灸治療です。
東洋医学は西洋医学では原因不明とされている症状でも体質や状態によって治療方法が組み立てることができるため、口腔顔面痛のような様々な不調にも対応できる万能な治療法です。
当院でもこの東洋医学に基づく鍼灸治療によって口腔顔面痛の改善を行っております。
ぜひ、口腔顔面痛でお悩みの方は当院にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
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[参考]
※1口腔顔面痛とは?/一般社団法人 日本口腔顔面痛学会
※2口腔顔面痛センター/日本歯科大学附属病院
※3口腔顔面痛センター(オーラルペインクリニック)/いまきいれ総合病院
【三鷹駅徒歩1分 自律神経専門の鍼灸院コモラボ】
自律神経専門鍼灸院コモラボでは、
⾃律神経の乱れによる体調不良にお悩みの⽅に特化した、
東洋医学に基づく鍼灸院です。
睡眠障害(不眠症)、動悸、不安症、不妊症、頭痛(肩こり頭痛、偏頭痛)、更年期症状(イライラ、ホットフラッシュ、動悸)、耳鳴り、睡眠薬・鎮痛剤の副作用など様々な不調に対応しています。
※お悩みのご相談も無料で承っております。メールやLINEからご連絡ください。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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