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【鍼灸師監修】精神的に弱っているときの過ごし方

【鍼灸師監修】精神的に弱っているときの過ごし方
公開日:2023年09月23日
更新日:2023年10月01日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

心が弱っているときのサインを見逃さない

「些細なことで気分が落ち込んでしまう」「ちょっとした失敗でやる気がなくなってしまう」「人付き合いが億劫で避けたくなる」など感じたことはないでしょうか。このような気持ちになっているときは心の調子が崩れて弱っているときのサインです。心の調子が崩れたまま頑張り続けてしまうと心身の不調が出てきてしまうかもしれません。今回は「精神的に弱っているときの過ごし方」と題して心と体を休ませるためのアドバイスをしていきます。※1

精神的に疲れている人の特徴について

精神的に疲れてくると様々な場面で心のサインが現れます。
とくに現れやすいサインは以下の通りです。
①憂うつで気持ちがすっきりしない
②仕事が億劫ですぐに疲れてしまう
③人や地名などの名前が思い出せない
④将来に希望を持てない
⑤一日が終わっても充実感がわかない
⑥大声で笑うことがなくなっている
⑦一人で考え込むことが増えている
⑧人と会うのを避けるようになってきた
⑨理由もないことでも涙もろくなっている
以上の項目で当てはまる数が多いほど心に疲れがたまっているといえます。
※2

心が弱っているときの対処法

【心が弱っているときの対処法】
①自分を否定しない
心が弱っていると自分の欠点ばかりに目がいってしまい、自分を否定したくなりがちです。否定するよりも自分の良い所をなんでも構いませんので見つけてあげて褒めてあげるようにしましょう。
②とにかく体を動かす
心が弱っているときは引きこもりがちになりやすく、部屋でネガティブな事を考えて気分も鬱々としてきてしまいます。それを断ち切るためにも思い切って「何も考えずに夢中で体を動かす」というのも重要です。気持ちよく体を動かして達成感や高揚感が得ることができたら気持ちも穏やかになります。
③植物や動物に触れあう時間を作る
心が弱る原因には「人間関係の煩わしさ」というものがあります。植物や動物などは人間と違って気を使ったり忖度する必要はなく、素直な気持ちで接することができる人間にとって重要な自然の恵みです。植物や動物は人の心にセラピーを与えるので積極的に接してみてください。

思い切って気分転換をして本来の自分を取り戻そう

先ほども解説したように精神的に弱っているときは気持ちが鬱々としてしまい、一人部屋にいてもネガティブな思考が堂々巡りして余計に精神が弱くなってしまうことがあります。東洋医学では「病は気から」といい、気持ちが弱くなっていたり落ち込んでいる状態が長く続くことで心身の不調が新たに起こりやすくなると考えられています。そのため精神的に弱っているときの過ごし方で重要なのは「思い切って気分転換をして負の気持ちを断ち切る」ということです。環境が変わり気分が変わることで「本来の自分」を取り戻すことができます。

実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

自律神経失調症は「自律神経失調症そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい自律神経失調症のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで自律神経失調症が完治されることが多々あります。当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。



[参考]
※1 / ストレスのサイン / 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/stress/kokoro/kokoro_03.html
※2 精神疲労度チェック / 全薬グループ
https://www.zenyaku.co.jp/k-1ban/check/seisin/

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