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【鍼灸師監修】自己肯定を高める方法
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公開日:2023年09月21日 更新日:2023年09月21日
目次
あなたは自己肯定感が低くなっているかも?
「仕事の成果で同僚と比べて落ち込んでしまう」「失敗やミスを恐れて積極的にチャレンジできない」「常に他人からの評価が気になって伸び伸びと仕事ができない」といったいつも他人と自分を見比べてしまい自分のダメなところを見てしまい自分自身にネガティブな気持ちを持ってしまうことはないでしょうか。また仕事だけでなくプライベートでも自分に対してネガティブなイメージをもっているせいで「なんだか人生がつまらない」と思うこともあるのではないでしょうか。これらが起こる原因には「自己肯定感の低さ」が関係あるかもしれません。今回は東洋医学の観点から考えた「自己肯定感を高める方法」を解説します。
自己肯定感が低い人の特徴とは
自己肯定感の低さというのは単なる内向的な性格というものではなく物の考え方や捉え方など思考に関わる部分に特徴的な癖があります。まずはご自身が自己肯定感の低いタイプであるかセルフチェックで調べてみましょう。以下の通りになります。 【自己肯定感が低いタイプの特徴】 ①今まで人から大切にされたという感覚がない ②自分の意見を人に聞いてもらえないことが多い ③自分の生活態度は前向きであるとは思えない ④自分の好きな事や物を選ぶのは得意ではない ⑤自分自身をあまり大切にできていない ⑥身近な人から大切にされていない ⑦自分は運がいい方とは思えない ⑧楽しく毎日を過ごすことがない ⑨物事に取り組むときに積極的ではない ⑩自分の容姿はあまり好きじゃない 以上の項目で当てはまるものが多いほど自己肯定感が低いと考えられます。 ※1
東洋医学では自己肯定感の低さは肝臓の疲れ
東洋医学では自己肯定感の低さは「肝(かん)」と呼ばれる肝臓の機能の低下によるものと考えます。肝の働きは身体全体の血流と自律神経などの機能調節を担っているだけでなく、「自信や決断力」といった強い精神力も調節しています。そのため肝が疲労すると血流や自律神経に関わる不調だけでなく、「自信がなくなり、決断が鈍くなって、内向きな精神になる」ということが東洋医学では考えられています。自己肯定感の低さがある方は単なる物の考え方や捉え方など思考に関わる部分の問題だけでなく、このような身体的な機能の不調も原因である可能性があります。
自己肯定感を高める東洋医学的メソッド3選
自己肯定感と東洋医学の肝に関係があることを解説しました。では、実際に肝の機能を高める方法を解説します。 【方法①:筋肉を鍛える】 肝は筋肉の働きも司っています。そのため筋肉を刺激し鍛えることで肝の機能は高まり精神的にも強くなり自己肯定感が高まります。科学的にも筋力トレーニングをすることでうつ病や自律神経失調症の改善や予防につながるといわれています。 【方法②:酸味のあるものを積極的に食べる】 肝の栄養は主に酸味であると東洋医学では考えます。そのため肝の疲労によって自己肯定感が低い方は積極的に酸味のあるものを食べることで肝に栄養が行き渡り精神的な安定を図ることができます。 【方法③:目の使い過ぎに注意する】 肝から送られる血液は目の働きに消費されると東洋医学では考えます。そのためモニター作業(パソコンやスマホ)による目の使い過ぎは眼精疲労を起こすだけでなく肝に疲労を与えて自己肯定感が下げてしまうことがあります。なるべく眼精疲労にはならないようにすることが大切です。眼精疲労は精神疲労の元と覚えておきましょう。
実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる
自律神経失調症は「自律神経失調症そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい自律神経失調症のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで自律神経失調症が完治されることが多々あります。当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。
関連する記事 【鍼灸師監修】モヤモヤした気持ちの完治法 【鍼灸師監修】仕事のモチベーションが上がらない理由 【鍼灸師監修】メンタル不調の対策に東洋医学 【鍼灸師監修】こころの健康を保つポイント [参考] ※1 自己肯定感が低い/ いりさわ心と体のクリニック https://www.irisawa-cl.jp/self-esteem/ ※2 「肝」について / 和漢全人会花月クリニック http://kagetsu-clinic.or.jp/kanpou/k_06.html
鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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