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【鍼灸師監修】こころの健康を保つポイント

【鍼灸師監修】こころの健康を保つポイント
公開日:2023年09月20日
更新日:2023年10月01日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

こころの健康とはいきいきと自分らしく生きること

こころの健康について厚生労働省は「いきいきと自分らしく生きること」と説明しており、さらにこころの健康を保つために厚生労働省は「適度な運動や、バランスのとれた栄養・食生活は身体だけでなくこころの健康においても重要な基礎となる」と規則正しい生活習慣の重要性を解説しています。しかし、最近では個人の資質や能力の他に、身体状況、社会経済状況、住居や職場の環境、対人関係などの問題によっていきいきと自分らしく生きることが困難となり、こころの不調を訴える方が増えています。今回は「【鍼灸師監修】こころの健康を保つポイント」と題してこころの健康を保つための重要なポイントを解説します。

こころの健康ストレスチェック

【A項目】
1.毎日の生活に充実感がない
2.これまで楽しんでやれたことが、楽しめなくなった
3.以前は楽にできたことが、今では億劫に感じられる
4.自分が役に立つ人間だと思えない
【B項目】
5.ひどく疲れを感じている
6.よく眠れなかったり、眠りすぎることがある
【C項目】
7.死について何度も考えることがある
8.自殺について考えることがある
【D項目】
9.ここ2週間の間でひどく困ったことやつらいことがある

A項目→2つ以上
B項目→1つ以上
C項目→1つ以上
D項目→該当した場合
いずれかに当てはまる場合はこころの健康に対する注意が必要です。
※1

こころの健康を保つためのポイント

健康的なこころを保つためには健康的な生活習慣を過ごすことが重要です。具体的には①バランスの取れた食事をとる②適度に体を動かす③十分な質の良い睡眠をとる④リラックスできる時間をもつ、ということになります。また余暇(プライベートの時間)の過ごし方の注意点もあります。ポイントは「好きなことに没頭する、からだを思い切り動かすなど 趣味で日々の生活にメリハリを」ということです。ジョギングやウォーキングなどの適度な運動の他に、旅行、映画鑑賞、読書など文化的な楽しみもこころの健康を保つ方法に含まれます。※2

東洋医学では心身一如と考え心と身体両方を改善させる

東洋医学では心(こころ)は身体と表裏一体であると考える心身一如(しんしんいちじょ)と呼び、お互いがバランスを取り合っている状態を健康と考えます。そのため、東洋医学ではこころの健康を治すには身体も併せて治し、心と身体の調和を図るように治療をすすめます。さらに東洋医学では「未病治(みびょうち)」という言葉があり「病にかかる前に心身を治療し予防する」という考えもあります。先ほど解説したようにこころに少しでも不調を感じたら東洋医学では心身を整える治療を推奨しています。

実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

自律神経失調症は「自律神経失調症そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい自律神経失調症のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで自律神経失調症が完治されることが多々あります。当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。

【最新Youtube 動画】自律神経を整える心の作り方を解説

精神的なストレスによって起こる自律神経失調症などの不調に対しての捉え方や考え方などのポイントをYoutubeで解説しました。ぜひ、自律神経失調症や自律神経の不調でお悩みの方はご覧ください。


[参考]
※1心の健康度自己評価票 / 福井県坂井市役所
https://www.city.fukui-sakai.lg.jp/zoshin/kenko/kenko/seijin/documents/kokoronokenkoudojikohyoukahyou.pdf
※2 こころの健康を保つためには / 東京都保険医療局
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kensui/kokoro/tamotsu.html

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