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左脇腹がつるような痛みの正体はガス?原因と即効セルフケアをプロが解説
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み
公開日:2023年04月28日
更新日:2026年03月10日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
- 1 結論:左脇腹がつるような痛みの正体は「ガス溜まり」が多い
- 2 なぜ「左側」ばかり痛む?解剖学から見る左脇腹のヒミツ
- 3 大腸の構造と「脾弯曲(ひわんきょく)」
- 4 ガスが溜まりやすい人の3つの特徴
- 5 上手く消化できない人がガス溜まりになりやすい
- 6 ストレスで自律神経やホルモンバランスが崩れると起こる
- 7 要注意!すぐに病院へ行くべき「危険な痛み」の見分け方
- 8 【即効】左脇腹のつるような痛みを解消する3つのセルフケア
- 9 ガスを排出する「ガス抜きのポーズ」
- 10 腸を動かす「左脇腹マッサージ」
- 11 脾弯曲を伸ばす「体側ストレッチ」
- 12 東洋医学が教える「ガス溜まり」と「自律神経」の深い関係
- 13 FAQ:左脇腹の痛みに関するよくある質問
- 14 左脇腹の痛み・ガス溜まりが治らない方へ|東洋医学の鍼灸で腸の動きを活性化
- 15 ガス溜まりによる腹痛【38歳女性 会社員(東京都在住)】
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「急に左脇腹がつるように痛む」「ズキズキとした違和感があって不安……」
30代〜50代の働き盛りの世代にとって、こうしたお腹の不調は「何かの病気かも?」とストレスを感じる原因になります。結論からお伝えすると、左脇腹に現れる「つるような痛み」の多くは、**大腸の角にガスが溜まる「脾弯曲症候群(ひわんきょくしょうこうぐん)」**が原因です。この記事では、左脇腹が痛むメカニズムや、自宅でできる即効ガス抜き法、そして自律神経を整えて根本から改善する東洋医学の知恵を詳しく解説します。この記事を読めば、その不安の正体がわかり、今すぐできる対策が見つかるはずです。
結論:左脇腹がつるような痛みの正体は「ガス溜まり」が多い

左脇腹がつるように痛んだり、張ったような違和感があったりする場合、その多くは**「ガス溜まり(脾弯曲症候群)」**によるものです。食事中に飲み込んだ空気や、腸内細菌が食べ物を分解する際に発生したガスが、大腸の特定の場所に停滞し、腸壁を内側から圧迫することで「つるような痛み」や「差し込むような痛み」を引き起こします。特に、左脇腹は構造的にガスが渋滞しやすいポイント。病気ではないかと不安になりやすい場所ですが、まずは「ガスを動かすこと」を考えるのが解決への近道です。
なぜ「左側」ばかり痛む?解剖学から見る左脇腹のヒミツ

左脇腹ばかりが痛む理由は、大腸の構造にあります。この場所は「脾弯曲(ひわんきょく)」と呼ばれ、大腸の中で最も高い位置にあり、急角度で折れ曲がっています。空気は上に溜まる性質があるため、この急カーブにガスが停滞しやすく、腸壁を内側から圧迫して「つるような痛み」を引き起こすのです。これが、検査で異常がなくとも左脇腹に不快感が集中する解剖学的な正体、脾弯曲症候群です。
大腸の構造と「脾弯曲(ひわんきょく)」
大腸は右下から始まり、右上、左上、左下へと進んでいきます。この「左上」のカーブ部分を**脾弯曲(ひわんきょく)**と呼びます。脾弯曲は、他の部位に比べて位置が高く、急な角度で折れ曲がっています。ガスは空気の性質上「上に溜まる」ため、この高い位置にある脾弯曲にガスが集中しやすく、排出されずに溜まり続けてしまうのです。これが「左脇腹ばかりが痛む」物理的な理由です。
ガスが溜まりやすい人の3つの特徴
・デスクワークが多い(猫背): 前かがみの姿勢は物理的に腸を圧迫し、ガスの通り道を塞ぎます。
・早食いの習慣がある: 食べ物と一緒に大量の空気を飲み込んでいます。
・ストレスを感じやすい: 自律神経が乱れると腸の「ぜん動運動」が止まり、ガスが排出されなくなります。
上手く消化できない人がガス溜まりになりやすい

このガス溜まりが起こりやすい人には「いつでも食事を急いで食べる人(よく嚙まずに食べる人)」や「唾を飲み込むときに空気も飲み込んでしまう人」がいます。
よく噛まずに飲み込む人は胃腸に負担がかかり腸内で上手く消化しきれずに未消化物が多くなるため、腸内で未消化物の腐敗が進んでしまいガスが発生してしまいます。
また呑気症(空気嚥下症)と呼ばれる空気を飲み込む癖がある方はお腹に空気が溜まりやすい体質であり、さらに飲み込んだ空気がげっぷとして排出できないため腸にガス(空気)が溜まってしまいガス溜まりが起こってしまいます。
これらの人は悪化すると腸にガスが大量に溜まってしまい左脇腹がつるような痛みが起こる原因になります。※2
ストレスで自律神経やホルモンバランスが崩れると起こる

ガス溜まりが起こる原因には自律神経やホルモンの乱れにより腸の蠕動運動が低下し老廃物が溜まってしまう異常が起こります。
そのため女性では生理中や妊娠中など周期的に自律神経やホルモンが乱れやすい時期に便秘とともにガスが溜まりやすい傾向にあります。
また体質的に悪玉菌が多い人は腸内に不要な老廃物が便としてスムーズに体外に排出できずに停滞しやすいため、腸内の老廃物が溜まりやすく、この老廃物によって炎症とガスが同時に発生し腸内にガス溜まりが起こりやすい状態といえます。
改善のためには腸を活発に働かせるように自律神経の中でも副交感神経を優位にする必要があります。
それには自律神経やホルモンを乱れさせるストレスや心身の疲れを完治させることが大切です。
要注意!すぐに病院へ行くべき「危険な痛み」の見分け方
「ただのガス」であればセルフケアで改善しますが、中には内臓疾患が隠れている場合もあります。以下の症状に当てはまる場合は、早めに内科や消化器科を受診してください。
・激痛で動けない、または冷や汗が出る
・発熱を伴う
・血便がある、または便が細くなった
・痛みが数日間全く引かず、徐々に悪化している
・左脇腹だけでなく背中まで激しく痛む(尿管結石などの可能性)
これらに該当しない「一時的、または断続的なつるような痛み」であれば、次にご紹介するセルフケアが有効です。
【即効】左脇腹のつるような痛みを解消する3つのセルフケア

左脇腹に溜まったガスを動かすには、物理的な刺激が効果的です。まずは、仰向けで両膝を抱え、お腹を圧迫する「ガス抜きのポーズ」で排泄を促しましょう。次に、左肋骨の下を時計回りに優しく揉む「腸マッサージ」を行い、最後に両手を上げて体を右に倒す「体側ストレッチ」で、折れ曲がった腸(脾弯曲)を伸ばします。この3ステップを習慣にすることで、自律神経も整い、ガス溜まりによる痛みを根本から予防できます。
ガスを排出する「ガス抜きのポーズ」
ヨガでも有名なポーズで、腸を物理的に圧迫してガスを移動させます。
1. 仰向けに寝て、両膝を抱えます。
2. 息を吐きながら、膝を胸に引き寄せ、太ももでお腹を圧迫します。
3. そのまま深い呼吸を5回繰り返します。
腸を動かす「左脇腹マッサージ」
1.左の肋骨の下あたりに両手を当てます。
2. 円を描くように優しく、時計回りにマッサージします。
3. 最後に、左脇腹から下腹部(左足の付け根)に向かって、ガスを流すイメージで優しくさすり下ろします。
脾弯曲を伸ばす「体側ストレッチ」
1.まっすぐ立ち、右手を腰に当て、左手を高く上げます。
2. 体を右に倒し、左の脇腹を気持ちよく伸ばします。
3. 脾弯曲の「折れ曲がり」を伸ばして広げるイメージで行うのがコツです。
東洋医学が教える「ガス溜まり」と「自律神経」の深い関係
ストレスが腸の動きを止める?
東洋医学では、ガスが溜まる状態を「気滞(きたい)」、つまりエネルギーの停滞と考えます。特にストレスを強く感じると「肝(かん)」という自律神経を司る機能が乱れ、腸の動きを抑制してしまいます。 30〜50代は責任ある立場や家庭の用事で、無意識に呼吸が浅くなり、自律神経が常に緊張状態になりがちです。これが「万年のガス溜まり」を作り出す根本原因なのです。
根本改善には鍼灸治療が効果的な理由
「ストレッチをしてもまたすぐに痛む」という方は、自律神経そのものの調整が必要です。 鍼灸治療では、手足のツボ(足三里や太衝など)を刺激することで副交感神経を優位にし、腸の動きを正常に戻します。薬のように一時的にガスを抑えるのではなく、**「ガスを自力で排出できる体」**へと作り替えるのが鍼灸の強みです。
FAQ:左脇腹の痛みに関するよくある質問

Q:左脇腹がつる痛みは便秘のせいですか?
A:はい、大いにあります。便が詰まっているとガスの通り道がさらに狭くなるため、痛みが出やすくなります。まずは排便を促すことが重要です。
Q:食事で気をつけることはありますか?
A:芋類や豆類などガスが出やすい食べ物を一時的に控え、冷たい飲み物を避けてお腹を温めてください。また、よく噛んで食べることで飲み込む空気の量を減らせます。
左脇腹の痛み・ガス溜まりが治らない方へ|東洋医学の鍼灸で腸の動きを活性化
左脇腹がつるような痛みや不快感には、東洋医学に基づく当院の鍼灸治療が非常に効果的です。鍼灸には、ガス溜まりの根本原因である腸の機能低下を改善し、自然な蠕動(ぜんどう)運動を促す力があります。当院では、一人ひとりの体質や全身の状態を詳しく分析し、最適なツボを選定するオーダーメイドの施術を行います。「病院の検査で異常なしと言われたが、ガス溜まりの治し方がわからない」とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。心身のバランスを整え、スッキリした毎日を取り戻しましょう。
ガス溜まりによる腹痛【38歳女性 会社員(東京都在住)】

【ガス溜まりによる腹痛が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・東京都在住/38歳女性
数ヶ月前から、左わき腹に「つるような痛み」が断続的に現れるようになりました。
特に食後や長時間座っているときに強く感じ、ガスが溜まっているような違和感も伴っていました。
内科を受診し、整腸剤や胃腸薬など複数の薬を処方されましたが、症状は一向に改善せず、日常生活にも支障をきたすほどになりました。
そんなとき、友人の勧めで鍼灸院コモラボさんの鍼灸を試してみることになりました。
初回の施術後から体の巡りが良くなったような感覚があり、続けてみることにしました。
10回の施術を終えた今、あの不快な左わき腹の痛みはほとんど感じなくなりました。
鍼灸では、腹部だけでなく背中や足など、全身のバランスを整えるような施術が行われ、体全体が軽くなったような印象です。
薬では届かなかった根本的な原因にアプローチしてくれたのだと思います。
病院の薬だけでは改善しなかった症状が、鍼灸によってここまで良くなるとは思ってもみませんでした。
今では、定期的なメンテナンスとして通院を続けています。
※他にも実際に当院にこの疾患で受診し改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。

[参考]
※1お腹のガスが溜まりやすい/はたもり消化器・内視鏡クリニック
https://www.clinic-hatamori.com/hatamori_endoscopy_clinic/stomach_gas/
※2空気をのみ込む病気…呑気症/一般社団法人小郡三井医師会
http://www.ogorimii-med.net/column/1536-2
※3イレウス患者に対する鍼灸治療の効果/明治鍼灸大学
https://www.meiji-u.ac.jp/research/files/shinkyuigaku5_89.pdf

鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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